鈴木誠也、カブスがパドレスに1-4で敗退 4番・右翼で4打数1安打、今永昇太とともに今季限りで契約満了・FAの見込み

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カブスは日本時間1日、ワイルドカードシリーズ第2戦でパドレスに1-4で敗れ、2連敗で今季の戦いを終えた。鈴木誠也(32)は「4番・右翼」でフル出場し4打数1安打。2022年に結んだ5年契約が満了し、今永昇太(33)とともにこのオフはFAとなる見込みだ。
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4回の安打が唯一の得点に、終戦の第2戦
舞台は敵地サンディエゴのペトコ・パーク。3回戦制のシリーズで、カブスは現地29日の第1戦をわずか3安打の0-8で落としていた。後がない第2戦も2回に先発ケビン・ゴーズマンが2点を先制され、苦しい立ち上がりとなった。
反撃の口火を切ったのは鈴木だった。2点を追う4回、先発ピベッタから安打を放って出塁し、ニコ・ホーナーの中前適時打で生還。1点差に詰め寄った。
だが、流れはすぐに相手へ戻る。その裏、代打シーツに2ランを浴びて再び3点差。鈴木は5回の第3打席で三振に倒れ、8回1死一塁の好機では併殺打に終わった。打線はこの1点止まりで、パドレスの継投の前に最後まで追いつけなかった。
鈴木はシリーズ2試合で7打数2安打。2試合続けて安打を放ち、スポーツ報知は「孤軍奮闘」と書いた。
30球団最多850得点の打線が沈黙
レギュラーシーズンのカブスは、30球団最多の850得点を挙げた強力打線を持つ。その打線が、短期決戦で目を覚まさなかった。
誤算はピート・クローアームストロング、通称「PCA」のブレーキだ。今季は40本塁打・40盗塁の「40-40」を達成し、シュワバーと並ぶ45本塁打でナ・リーグ本塁打王に輝いたMVP候補の筆頭。ところがシリーズでは第1戦3打数無安打、第2戦4打数無安打と、2試合で1本も安打が出なかった。1、2番を組んだアレックス・ブレグマンも無安打に終わり、上位打線から得点の形がまったく作れない。
カウンセル監督は試合後、「単純に我々のプレーが十分ではなかった。相手は本当に良いプレーをしていた。攻撃面で何も機能させることができなかった」と完敗を認めた。昨季はワイルドカードシリーズを突破し、地区シリーズでブルワーズに敗れている。1年たって、一つ手前で終わる結果となった。
勝ったパドレスは2連勝で地区シリーズへ進み、ブルワーズと対戦する。パドレスには松井裕樹が所属している。
「家族が安心して住めるところが一番いいかな」
試合後の鈴木は、まず悔しさを口にした。Full-Countによると、「悔しいですね、普通に。野球人生、悔しいことばかりですけど、来年の自分の成長に繋がるのかなと思うので、この悔しさをバネにまた来年頑張りたいなと思います」と語っている。
話題は自然と去就へ向かう。2022年に結んだ5年8500万ドルの契約は今季で満了し、メジャー移籍後初めてFAとなる。スポーツ報知によると、来季の所属先を選ぶうえで重視する点を問われた鈴木は、こう答えた。
「家族が安心して住めるところが一番いいかな、と。子供もいますし、そういった私生活の不安が一番、野球には支障出ると思うので、そこは重視して決めたいなと思っています」
5年間暮らしたシカゴへの思いも隠さない。同じくスポーツ報知の取材に「もちろん家族も慣れて、シカゴの街がすごく好きではあるので。離れるかもわからないですし、何とも言えないですけど。たくさん思い出はあります」と明かした。
日刊スポーツが伝えた現地メディアの囲み取材では、FAそのものについて「FAのことは今年、僕が初めてになるので、どういう動きでどう話が進んでいくのか、まったく想像できないので分からないんですけど、この球団に思い入れがあるっていうのは、あるので」と述べている。5年間の自己評価は厳しく、満足できたとは言えないとしつつも、守備が向上して周囲の信頼を得られたことは「すごくうれしかったですね」と振り返った。
今季はWBCでのけがで出遅れた。それでもレギュラーシーズンは143試合に出場し、打率.270、26本塁打。外野守備の評価も上がり、右打ちの外野手としてFA市場の目玉の一人に数えられる。
今永昇太は登板なし、鈴木への感謝を語る
もう一人の日本人、今永は2試合ともブルペンで待機したが、最後まで声はかからなかった。スポーツニッポンによると、試合終了後にはパドレスのブルペンにいた松井に小さくあいさつし、グラウンドを後にしたという。
今季は自己最多の32試合に先発し、チームトップの11勝(10敗)、防御率3.77。昨オフにクオリファイングオファーを受け入れて1年契約を結んでいたため、今オフは再びFAとなる。今永は「ものすごく不完全燃焼な部分もありますし、自分としてもより良くなってきた部分があったので、なんとか自分の成長した姿を見せることができたらいいなと思ってたんですけど。残念な結果になってしまいました。そこは悔しいですね」と、出番のないままの終戦を悔やんだ。
その今永が、鈴木の名前を出して語り始めた場面がある。
「本当にこれ冗談抜きで」と前置きしたうえで、「今年5月、6月に良くなっていったところは本当に鈴木選手からアドバイスをもらった」と告白した。データは投手側から見たものばかりで、打者から自分がどう見えているかはあまり参考にしてこなかったという。打者が何をされたら嫌なのか。そのヒントをくれたのが鈴木だった、と今永は説明し、「ものすごく感謝してます」と言葉を結んだ。
日本人コンビは今季で見納めの可能性も
鈴木は5年契約の満了、今永は1年契約の満了と、事情は違えど2人ともこのオフにFAとなる見込みだ。カブスでの「日本人コンビ」は、スポーツニッポンが「見納めになる可能性も高い」と書いたように、この試合が最後になるかもしれない。
FAの手続きが本格的に動くのは、ワールドシリーズが終わってから。鈴木は「家族が安心して住めるところ」を軸に、シカゴへの愛着も抱えながら、初めての移籍市場に向き合う。今永は来季について問われ、スポーツニッポンによると「正直、希望は全くない」と切り出したうえで、いつ野球をやめてもいいような準備を毎日重ねたいと話した。
2人の次の行き先は、まだ誰にも分からない。
[文/構成 by スポーツライター 高瀬翔吾]








































































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