スキージャンプ男子スーパーチームとは?日本代表として小林陵侑&二階堂蓮が挑む五輪新種目ルール【ミラノ・コルティナ2026】

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ミラノ・コルティナ五輪で初採用されたスキージャンプの「男子スーパーチーム」は、従来の4人制から2人1組で戦う新種目だ。3ラウンド制のサバイバル方式で、1本のミスが命取りになる緊張感が特徴。日本は北京五輪金メダリストの小林陵侑と、今大会で個人2つのメダルを獲得した二階堂蓮のコンビで、ジャンプ競技最終日の金メダル獲得を目指す。
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五輪新種目「スーパーチーム」、小林・二階堂コンビで金メダルへ最終決戦
ミラノ・コルティナ冬季五輪のスキージャンプ競技は、2月16日(日本時間17日)に最終種目となる男子スーパーチームを迎える。今大会から初めて正式種目として行われるもので、日本は小林陵侑(29)=チームROY=と二階堂蓮(24)=日本ビール=のコンビで臨む予定だ。
小林は2022年北京五輪の個人ノーマルヒル金メダリスト。今大会では個人ラージヒルで6位に終わったが、混合団体では銅メダルを獲得している。一方、五輪初出場の二階堂は個人ノーマルヒルで銅、ラージヒルで銀、さらに混合団体でも銅と、出場した全種目でメダルを手にした。今大会3個目のメダルとなり、勢いに乗る。ラージヒルで金メダルを逃し悔し涙を流す二階堂に、小林は「よくやったよ」と声をかけ、「(二階堂)蓮とも『次こそ金』だなと。それにむけて準備したい」と語った。新旧エースがタッグを組み、有終の美を飾るための最後の挑戦が始まる。
なぜ4人から2人へ? 新種目導入の背景
スーパーチームの最大の特徴は、1チームの構成人数が従来の4人から2人になったことだ。国際スキー・スノーボード連盟(FIS)が2022-23シーズンのワールドカップ(W杯)から本格導入した比較的新しい種目である。
この変更の背景には、主に2つの理由がある。一つは、五輪全体で進められる男女間の出場選手数の均等化、いわゆるジェンダー平等の推進だ。男子の出場枠が削減されたことに伴い、団体戦の形式が見直された。もう一つは、競技参加国の拡大。トップレベルの選手を4人揃えることが難しい国でも、2人であればチームを編成しやすくなる。これにより、より多くの国が団体戦に参加できる機会が生まれる。
少数精鋭で戦うことで、個々の選手の責任は格段に重くなった。従来の4人制とは異なる戦略と、最後まで目が離せない展開がこの新種目の魅力となる。
3回飛ぶサバイバル形式、1本のミスが命取りに
スーパーチームの競技ルールは、従来の団体戦とは大きく異なる。ラージヒルを舞台に、各選手が最大3回ジャンプする3ラウンド制のサバイバル方式だ。1チーム2人の選手が各ラウンドで1本ずつ、計2本のジャンプを行う。その合計点で順位が変動し、ラウンドごとに下位チームが脱落していく。
第1ラウンドには全チームが参加。13チーム以上が参加した場合、このラウンドで上位12チームに絞られる。続く第2ラウンドでは、12チームが競い、第1ラウンドとの合計得点で上位8チームが最終ラウンドへ進出。最終ラウンドに残った8チームが、3本目のジャンプでメダルを争う。最終順位は、3ラウンドで飛んだ全6本のジャンプの合計得点で決まる。
従来の4人制団体(2ラウンド制、計8本)に比べ、ジャンプの総本数は少ない。しかし、ラウンドごとにチームがふるいにかけられるため、1本のミスが即敗退につながりかねない。常に高いレベルのジャンプを揃える必要があり、選手にかかるプレッシャーは大きい。なお、W杯では異なる国の選手がペアを組む「国籍混合チーム」が特別に行われることもあるが、五輪では各国代表の同国籍選手2名でチームを編成する。
「最強コンビに期待」「ルールが新鮮」SNSでも注目集まる
五輪の新種目とあって、SNSでも様々な反応が見られた。X(旧ツイッター)では「今大会からスキージャンプ男子団体がなくなってスーパーチームという2人でやる競技になったと知ってびっくり」「4人制から2人制って、かなり責任重いよね。でもその分、見応えありそう!」など、ルール変更への驚きや期待の声が上がった。
また、日本代表コンビへの期待は大きい。「小林陵侑選手のジャンプはワクワクして盛り上がる!スーパーチーム戦も楽しみ!」「二階堂蓮って名前がカッコイイ…ゲームの主人公みたい」といった投稿が相次いだ。個人戦での二人の活躍を受け、金メダルを期待するファンは多い。
スキージャンプ観戦の醍醐味について「見てるだけで怖い」「スキージャンプは最高」といったコメントもあり、競技そのものへの関心の高さも示している。
日本のライバルは? オーストリア、ドイツなど強豪ひしめく
日本の金メダル獲得への道は平坦ではない。W杯のスーパーチームでは、これまでに4カ国が頂点に立っている。ドイツとスロベニアがそれぞれ2勝、オーストリアとポーランドが1勝ずつを記録しており、いずれも強力なライバルだ。
特に、今季のW杯個人総合で上位を独占するシュテファン・クラフト、ダニエル・チョフェニク、ヤン・ヘールらを擁するオーストリアは優勝候補の筆頭。誰が代表に選ばれても強力な布陣となる。ドイツも、五輪で実績のあるアンドレアス・ウェリンガーを中心に安定した力を持つ。
その他、ノルウェーのヨハン・アンドレ・フォアファンやマリウス・リンヴィクも実力者。個人の実力が直接チームの成績に結びつく少数精鋭の戦いだけに、当日の選手のコンディションや風などの気象条件が勝敗を大きく左右する。日本が悲願の金メダルを手にするには、小林と二階堂の2人がともに最高のパフォーマンスを発揮することが不可欠だ。
[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]




























































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