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青学7区・佐藤愛斗の祖父は伝説の市雄 旭化成から青学へ繋がる駅伝一家の物語が話題に【箱根駅伝2026】

孫の成長を喜ぶ祖父の眼差し

市雄氏は、孫の活躍を心から楽しみにしている。自身の生涯ベスト記録である5000mの13分59秒2、10000mの28分43秒8を、愛斗選手が大学2年までにいずれも上回ったことについて、「5000メートルは愛斗が高校の時に超えてくれた。1万メートルも超えてくれた」と嬉しそうに語っている。
一方で、そのエールには元トップランナーならではの厳しさも含まれる。「故障をしないように頑張ってほしい」と優しく気遣うと同時に、「故障を恐れて、練習で力を抜いてはダメだ」とも語り、高いレベルで戦うことの難しさと覚悟を孫に伝えている。

急成長の2年目、悔しさをバネに掴んだ箱根路

青山学院大学入学後、佐藤選手は着実に成長曲線を描いてきた。1年目の2024年から5000mで自己ベストを立て続けに更新。そして2年目を迎えた2025年シーズンにその才能は大きく開花する。10月のMARCH対抗戦10000mで27分55秒93、11月の世田谷246ハーフマラソンでは1時間01分57秒(3位)と、いずれも大学トップクラスの記録をマークした。

この飛躍の背景には、前回の箱根駅伝での悔しい経験があった。1年生ながらメンバー入りし、10区の出走候補とされていたが、当日に変更となり走ることは叶わなかった。「選ばれなかった時は正直悔しかったですが、また来年頑張ろうと思えましたし、それがあったから今こんなふうに頑張れているのかなと思います」と、その悔しさを原動力に変えたことを明かしている。

原晋監督もそのポテンシャルに大きな期待を寄せる。「佐藤市雄さんと言えば『元祖・駅伝男』です。愛斗も市雄さんのような『駅伝男』になってほしい」とコメントしており、祖父譲りの勝負強さを受け継ぐ存在として認めている。

祖父と同じ「旭化成」へ 世代を超え受け継がれる襷

箱根駅伝での快走は、佐藤愛斗選手にとって大きな第一歩に過ぎない。彼の視線はすでに、大学卒業後のキャリア、そして世界の舞台へと向けられている。「将来は旭化成で走って、五輪を目指したい」と力強く語る。祖父・市雄氏が黄金時代を築いた名門・旭化成のユニフォームに袖を通し、オリンピックを目指す。それは、彼にとって自然な目標であり、偉大な祖父を超えるための挑戦でもある。

「陸上を本気でやってみて、じいちゃんのすごさを改めて知りました。尊敬しています」と語る孫。その孫の活躍を誰よりも喜び、厳しくも温かい眼差しで見守る祖父。2026年の箱根路で始まった「駅伝男」の系譜を継ぐための戦いは、まだ始まったばかりである。

[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]

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