「本当に申し訳ございません」YA-MAN、試合中止の大晦日RIZIN会場でまさかの登場 斎藤選手と榊原CEOの激励にファン感動の声
「最後になるかも」— リング上の悲痛な叫びと関係者の言葉
そして迎えた大晦日。大会の途中、鼻にチューブを通した痛々しい姿でYA-MAN選手がリングに上がった。マイクを握った彼は、声を震わせながら謝罪の言葉を口にした。
「今回僕の眼窩底骨折で試合を中止になってしまいました。斎藤選手、申し訳ございません。この試合を楽しみにしていた斎藤選手のファンの皆様、本当に申し訳ございません」
さらに、自身の今後について極めて厳しい見通しを語り、会場を静まり返らせた。
「今後どうなるか分からなくて、このリングで喋るのは最後になるかもしれない」
この悲痛な告白に対し、リングサイドにいたRIZINの榊原信行CEOは「諦めるなよ!」と力強く叱咤。対戦相手であった斎藤裕選手もマイクを握り、「またリングに戻ってきてくれることを自分も望んでいます」と、ライバルへ温かいエールを送った。この一連のやり取りは、多くのファンの胸を打った。
斎藤選手は試合中止が決定した際の会見で、この一戦に「最悪これが最後になっても…という気持ちは試合を決める時から持っていた」と並々ならぬ覚悟で臨んでいたことを明かしており、その無念さは計り知れない。それでもなお、相手を気遣う姿勢を見せた。
選手生命を懸けた戦い、復帰への険しい道のり
YA-MAN選手は手術後、物が二重に見える「複視」の症状が続いていることを明かしており、「相手が2人に見える状態では戦えない」と厳しい現状を語っている 。眼窩底骨折は、格闘家にとって選手生命を左右しかねない重傷であり、完治するか、そしていつ治るかは不透明な状況である。
「ここで終わっても後悔はない」と覚悟を口にする一方で、「復帰に向けて考えている」とも語るYA-MAN選手。ファンや関係者からの温かい声援を背に、彼は再びリングに戻ってくることができるのか。格闘技界は固唾を飲んで彼の回復を見守っている。
[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]













































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