「蘭さん」「豊さん」―スタジオで垣間見えた敬愛と照れ

番組では、ザワつくトリオからの質問攻めに、夫妻のプライベートな一面が次々と明かされた。互いの呼び名について問われると、水谷は「蘭さん」、伊藤は「豊さん」と呼ぶことが多いと告白。水谷は「最初はちょっと恥ずかしいんですけども、蘭ちゃんさんって呼んでいたんです」と、初々しいエピソードも披露し、スタジオの笑いを誘った。

高嶋ちさ子が「敬語なんですか？」と驚くと、水谷は「お互いに乱暴な言葉は使ったことがないですね」と返答。その穏やかな関係性に、スタジオは感嘆の声を上げた。また、水谷家の年越しの過ごし方についても言及。水谷が「年が明けた瞬間、だいたい僕が“ワ～ッ！”と叫ぶんです。その勢いで娘が抱きついてくれて一緒に“ワ～ッ！ハッピーニューイヤー！”と盛り上がってくれる」と楽しそうに語ると、伊藤も「私もいちおう、輪に加わります（笑）」と微笑み、家族の仲の良さをうかがわせた。

妻との久々の共演に、水谷は終始照れ気味な様子。その姿に長嶋一茂は「なんだか水谷さんの雰囲気がいつもと違う」、石原良純も「寺脇さんといるときとも違う気がする！」と鋭く指摘。水谷がますます照れ笑いを浮かべる場面は、普段の俳優としての顔とは異なる、夫としての一面を浮き彫りにした。

番組の企画『究極のどっちなの？選手権』では、伊藤がお気に入りのホテルグルメ（牛肉料理）3品を紹介。その食リポを見て水谷が食べたい一品を選ぶという心理ゲームに挑戦。水谷は「今年こそは、ちさ子さんに食べさせたい！」と、高嶋の好みに合わせる作戦を取ると宣言し、その優しさでもスタジオを沸かせた。

「奇跡の70歳」「素敵すぎる」―SNSで相次ぐ称賛の声

放送中から放送後にかけて、SNSでは夫妻の姿に多くの反響が寄せられた。特に注目されたのは、70歳を迎えた伊藤蘭の変わらぬ美貌と、上品なホワイトコーデの出で立ちである。視聴者からは「奇跡の70歳」「美しすぎる」「ホワイトコーデが素敵」といった称賛の声が相次いだ。

また、二人のやりとりに対しては、「理想の夫婦」「お互いを尊重し合っているのが伝わる」「見ているだけで幸せな気持ちになる」といった感想が溢れた。長嶋一茂が「我々の世代としては、キャンディーズはトップ中のトップアイドルです！」と興奮気味に語ったように、伊藤が伝説のアイドルグループ「キャンディーズ」の元メンバーであることも、往年のファンにとっては感慨深い共演となったようだ。

[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]