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GACKT氏、米食べず弁当販売 「食べたのか?」の声に本人の哲学

米を食べずして米を語る、その鋭敏な感覚

米を断っているにもかかわらず、GACKT氏の米に対する知識と感覚は非常に鋭敏である。その象徴的なエピソードが、テレビ番組『芸能人格付けチェック!』での一幕だ。彼はわずか米2粒を試食しただけで、ミシュランシェフが作った海鮮チャーハンを正確に見抜いたことがある。

また、彼は「他の人よりコメに対する憧れは強い」と公言しており、「一番好きな食べ物は?」という問いには必ず「古古米を炊いた後に冷やして食べるご飯」と答えるという。新米にはない甘みと食感が古米にはあり、魚や肉のように熟成(エイジング)させることで味が凝縮される、というのが彼の持論だ。米を食べないからこそ、その本質的な価値や味への探究心が研ぎ澄まされているのかもしれない。

期待と疑問、SNSで交錯する声

GACKT氏による弁当の発表を受け、ソーシャルメディアでは様々な反応が見られた。まず、「これはどう見てもうまそう」「ぜひ食べてみたい」といった、その豪華な見た目とコンセプトに対する純粋な期待の声が多数寄せられた。同時に、「値段が気になる」「めっちゃ高そう」「1万円くらいしそう」など、価格に対する関心も非常に高い。

しかし、最も多く見られたのは、彼の食生活と今回のプロデュースを結びつけた疑問の声であった。

  • 「すごい。でもGACKTさんお米食べないんじゃ、、?」
  • 「Gacktさんお米NGなのでは?お米食べずに、おかずと抜群にマッチする弁当作ったって事ですか?」
  • 「もしかして、たまに米食えない設定忘れてます?」

これらのコメントは、単なる揶揄ではなく、米を長年食べていない人物がどのようにして米を含む(あるいは米との相性を考慮した)弁当の味を完成させたのか、という素朴な疑問から生じている。一方で、「米を食べない人が食べる人以上に美味しさわかってるの脱帽すぎ」「一流で違いがわかるからこそですね」といった、彼の鋭敏な味覚への信頼を寄せる声も少なくない。また、「名前使って売ってるだけやん」「デパ地下の惣菜コーナーレベル」といった、より批判的な見方も一部には存在する。

一流のこだわりは弁当に宿るか 矛盾を超えた挑戦の行方

GACKT氏が打ち出した「究極の弁当」。それは、長年米を断ちながらも米への深い造詣を持つ彼だからこそ可能な、逆説的な挑戦と言えるかもしれない。米を食べない人物が、最高の弁当を追求するという行為は、一見すると矛盾している。しかし、その背景には「本物」を徹底的に追求する彼ならではの哲学が一貫して流れている。

「感動」という付加価値を掲げたこの弁当が、彼の言葉通り消費者の「感情を湧き立たせる」ものになるのか。そして、ネット上で渦巻く期待と疑問の声に、その味で応えることができるのか。販売開始後、実際に食した人々からの評価が、この異色の挑戦の成否を物語ることになるだろう。

[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]

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