ダルベック、米国へ帰国 巨人は残留要請へ、チーム最多25本塁打・81打点の今季成績と今季推定年俸1億5000万円

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巨人は10月12日、ボビー・ダルベック内野手(31)が米国へ帰国したと発表した。来日1年目の今季は135試合で打率.252、25本塁打、81打点を記録し、本塁打と打点はいずれもチーム最多。球団は来季の残留を要請する方針で、本人も「戻ってきたい」と話している。
CS敗退の翌日に帰国、球団は来季の残留要請へ
帰国はクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ敗退の翌日だった。巨人は10月11日、東京ドームでの第2戦で横浜DeNAベイスターズに1-4で敗れ、2連敗でシーズンを終えている。ダルベックは12日、羽田空港から米国へ向かった。
球団は来季も主砲として残ってもらうため、残留を要請する方針を固めている。交渉はこれから本格化する段階で、10月13日時点で契約に関する球団の正式発表はない。
本人の気持ちははっきりしていた。敗退が決まった11日の試合後、ダルベックは巨人を「素晴らしい球団」と表現し、「来年も契約していただけたらまた戻ってきたい」と残留を望んだ。報道の一部は、要請を受け入れる可能性が高いと伝えている。
来日1年目でチーム2冠、25本塁打・81打点の中身
NPB公式の最終成績で今季の数字を確かめると、チーム内での存在感がよく分かる。
| 項目 | ダルベックの今季成績 | 巨人チーム内2位 |
|---|---|---|
| 試合 | 135 | ― |
| 打率 | .252 | ― |
| 本塁打 | 25(チーム1位) | 13(キャベッジ) |
| 打点 | 81(チーム1位) | 49(泉口友汰) |
| 安打 | 124 | ― |
| 三振 | 181(リーグ最多) | ― |
本塁打は2位のキャベッジに12本、打点は2位の泉口友汰に32点の差をつけた。セ・リーグ全体でも本塁打は中日の細川成也と並ぶ4位、打点は単独4位に入る。上位にいるのは39本塁打・106打点でともにリーグトップの阪神・佐藤輝明らで、巨人の打者でリーグ5位以内に名前があるのはダルベックだけだった。
役割も重かった。岡本和真がメジャーリーグへ移籍し、空いた4番を任されたのがダルベックだ。3月27日の阪神との開幕戦に「4番・一塁」で先発すると、4回に村上頌樹からバックスクリーンへ来日1号を運んだ。シーズンを通じて4番での先発出場は119試合に上る。
阪神戦では9本塁打を放った。巨人は優勝を争った阪神に8勝16敗1分けと大きく負け越しており、首位との2.5ゲーム差を思えば直接対決の分は重かった。苦しい対戦が続く中で、ダルベックは数少ない打開役として伝統の一戦で本塁打を重ねた。巨人の外国人選手が25本塁打に到達したのは、2010年のラミレス以来16年ぶり。来日1年目に限れば、1993年のバーフィールド以来33年ぶりとなった。
打撃の内訳を見ると、543打席で二塁打24本、三塁打1本、四球44個。長打の多さが数字に表れている。
一方で弱点もはっきりしている。181三振はセ・リーグで最も多く、2位の佐藤輝明より17個多い。出塁率は.315、長打率は.457。長打で試合を動かす力と、確実性の低さが同居した1年だった。
推定年俸1億5000万円、2025年12月に入団合意
巨人がダルベックとの契約合意を発表したのは2025年12月22日。推定年俸は1億5000万円と報じられた。岡本がポスティングシステムでメジャーに挑む中、空く4番と一塁・三塁を埋める「ポスト岡本」として迎えた右の長距離砲だった。開幕から4番を担い、チーム最多の25本塁打と81打点で、その期待に数字で応えた。
ダルベックは1995年6月29日、米ワシントン州シアトル生まれ。アリゾナ大学から2016年のドラフト4巡目でレッドソックスに入団し、2020年にメジャーデビューした。デビューした2020年には、出場10試合目までに5試合連続本塁打を記録して注目を集めた。2021年には133試合で25本塁打、78打点をマークしている。
ただ、その後は出場機会を減らし、2025年はホワイトソックスでメジャー7試合に出たあと、ブルワーズ、ロイヤルズの傘下マイナーを渡り歩いた。メジャー通算は338試合で打率.222、47本塁打、143打点。最後の所属はロイヤルズ傘下の3Aオマハだった。
身長191cm、体重102kgの右投げ右打ちで、本職は一塁と三塁。入団時には球団を通じて優勝への貢献を誓い、「Go Giants!」とコメントを締めくくった。
メジャーで25本塁打を打った2021年から5年。日本の1年目で、同じ25本に並んだ。
CSで意地の1発も2連敗、橋上監督代行は退任の見通し
レギュラーシーズンの巨人は76勝64敗3分けで、首位の阪神と2.5ゲーム差の2位。本拠地の東京ドームでCSファーストステージを迎えたが、10月10日の第1戦は、1回に牧秀悟のソロで先制され、同点に追いついた後の9回に度会隆輝のソロを浴びて1-2で落とした。
第1戦は4番で出場したが、後がない11日の第2戦は6番に入った。そのダルベックが0-2の4回に石田裕太郎からソロ本塁打を放ち、1点を返す。ただ、打線のつながりはなく、DeNAに終盤も2点を加えられ1-4で敗れた。ダルベックにとっては、CSで初めての本塁打となった。第2戦の観衆は4万2248人。その目の前で、巨人の2026年シーズンは幕を閉じた。
チームを率いてきた橋上秀樹監督代行(60)は、退任する見通しだと複数のスポーツ紙が伝えている。橋上氏は5月に阿部慎之助前監督が辞任したことを受け、オフェンスチーフコーチから昇格し、5月26日から指揮を執ってきた。最終戦まで優勝争いを続けた手腕は評価されている。
関連記事:巨人・橋上監督代行が退任の見通しと各紙報道 CSファーストSで2連敗敗退、後任候補に高橋由伸氏・松井秀喜氏ら
後任は球団OBを中心に選ぶ見通しで、2016年から3季監督を務めた高橋由伸氏(51)、松井秀喜氏(52)、川相昌弘ディフェンスチーフコーチ(62)らの名前が挙がる。高橋氏を最有力とする報道もあるが、10月13日時点で新監督について球団の正式発表はない。
来季の体制づくりと4番の行方
新監督が誰になっても、打線の中心をどう組むかは最初の検討事項になる。今季の巨人で20本塁打を超えたのはダルベックだけ。2桁本塁打を記録した選手も、キャベッジの13本、大城卓三と佐々木俊輔の10本と続くにとどまった。
だからこそ、球団は早めに残留を求める。新しい外国人打者を探す場合、日本の投球に慣れるまで時間がかかるリスクを背負う。1年間で日本の配球を経験し、セ・リーグ4位の本塁打を残した打者を手放す理由は小さい。
課題は三振の多さだ。181三振を減らし、打率と出塁率を上げられるかどうかが、2年目の数字を左右する。本人は「来年も契約していただけたら」と口にしており、あとは条件面の交渉に移る。
巨人の新監督選びと並行して、4番打者の契約交渉も進む。この冬の編成で、最初に答えが出るのはどちらだろうか。
[文/構成 by スポーツライター TAKU]














































































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