刀剣乱舞×トヨタ、三日月宗近とコラボしたクラウン“クロスオーバー”特別車両を発表 京都駅ビルで10月17日から展示

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トヨタ自動車は10月6日、刀剣育成シミュレーションゲーム『刀剣乱舞ONLINE』とコラボした特別車両「クラウン“クロスオーバー”×刀剣男士 三日月宗近」を公式Xで公開した。展示は10月17日から11月3日まで、京都駅ビル1階の駅前広場で行う。時間は各日13時から20時まで。深い藍色と金色を基調にしたデザインで、ボンネットには三日月宗近の紋が大きく入る。
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京都駅ビル芸術祭の目玉として駅前広場に登場
舞台は、第2回京都駅ビル芸術祭「ゲイジュツノエキ2026/GNE」。会期は10月17日(土)から11月3日(火・祝)までの18日間で、特別車両はこの会期いっぱい駅前広場に置かれる。
トヨタの告知文は、両者の出会いをこう表現した。「京都で作刀され約1000年の時を経て顕現した刀剣男士・三日月宗近と、70年の歴史の中で伝統と革新を重ねるTOYOTA・クラウン」。そのうえで「未来へと走り続ける両者が、歴史息づく京の地で邂逅します」と続けている。
公開されたビジュアルには「受け継がれし伝統と革新の未来」というキャッチコピーが入った。ボンネットや車体の前部は黒、側面は深い青のグラデーションで、金色の細いラインが前から後ろへ流れるように走る。側面には月が少しずつ形を変えていく模様が並び、トヨタは「深き藍と黄金が醸す気品、月の満ち欠けが表す悠久の刻」と説明する。ボンネットの中央に描かれたのは、三日月宗近の衣装にもあしらわれた三日月の紋だ。
販売については、10月7日時点で発表がない。トヨタは「さらなるコラボ展開も近日公開予定です」としており、展示以外の企画も控える。
9月24日の予告から12日、全貌が見えた
コラボの存在が明らかになったのは9月24日だった。トヨタ自動車の公式Xが同日14時、「刀剣乱舞ONLINE × TOYOTA コラボレーション決定!」と告知し、芸術祭で「伝統と革新の未来」をテーマにした特別企画を行うと予告した。この時点では両社のロゴが並ぶ画像だけで、中身は「続報をお待ちください」とされていた。
自動車メーカーと刀剣ゲーム。意外な組み合わせに、Xではプレイヤーから驚きの反応が相次いだ。何が展示されるのかは、この時点では分からないままだった。
そして10月6日14時、トヨタは車両のデザインと展示の詳細を公開した。予告から12日で、クラウン“クロスオーバー”と三日月宗近の組み合わせだと分かったのだ。
芸術祭の公式サイトにも、出展者を「トヨタ自動車株式会社×刀剣乱舞ONLINE」とする展示作品として掲載された。展示場所は駅前広場、展示期間は10月17日から11月3日までと記されている。
千年前の京都で生まれた名刀がモデル
京都の芸術祭に、なぜ三日月宗近なのか。
答えは三日月宗近の生い立ちにある。モデルとなった国宝「太刀 銘三条(名物三日月宗近)」は、平安時代の刀工・宗近の作だ。宗近は京都の三条に住んだと伝わり、「三条宗近」とも呼ばれる。刃文に三日月の形をした模様が多く見られることから「三日月」の号が付き、室町時代から名刀5振り「天下五剣」の一つに数えられてきた。
豊臣秀吉の正室・高台院が持っていた刀で、のちに徳川家へ伝わった。1951年に国宝に指定され、現在は東京国立博物館が所蔵する。トヨタの告知にある「京都で作刀され約1000年」という言葉は、平安時代に京の三条で打たれたというこの刀の生い立ちを指している。
刀身は刃の長さが約80センチ、反りが2.7センチある。同じく天下五剣に数えられる童子切安綱と同じ寸法だが、姿の印象は大きく異なる。
一方のクラウンは、1955年に初代が登場したトヨタの看板車種で、2025年に誕生70周年を迎えた。2022年に発表された16代目からは、セダンを中心にしてきた形を改め、4つのスタイルをそろえる。特別車両のベースになったクロスオーバーは、セダンとSUVの要素をかけ合わせたモデルで、16代目の先頭を切って2022年9月に発売された。
16代目の発表は2022年7月15日。クロスオーバー、スポーツ、セダン、エステートの4車種を、約40の国と地域へ広げる計画が示された。クロスオーバーは腰の位置を高めにとり、乗り降りのしやすさと見晴らしの良さを狙っている。発表時の価格は435万〜640万円で、2.4リッターと2.5リッターの2種類のハイブリッドを用意した。
博物館とのコラボを重ねてきたとうらぶ
『刀剣乱舞ONLINE』は2015年1月14日にPCブラウザゲームとして始まった。名だたる刀剣が「刀剣男士」と呼ばれる戦士の姿になり、歴史を守るために戦う。開発・運営はEXNOAで、世界観やシナリオ、キャラクターデザインはニトロプラスが手がける。2025年1月の十周年の時点で、累計ユーザー数は1300万を超えていた。
十周年の節目には、実装済みの116振りのうち100振りを、期間中にログインしたプレイヤーへ贈るキャンペーンを行った。2025年1月18日と19日には、幕張メッセで記念イベント「大本丸博 2025」も開いている。
ゲームをきっかけに実物の刀へ関心を持つ人も多く、各地の美術館や博物館がとうらぶと手を組んだ展示を重ねてきた。2022年に東京国立博物館で開かれた特別展「国宝 東京国立博物館のすべて」では、国宝の刀剣19件を一室に集め、その中央に三日月宗近を置いた。京都でも2018年、京都国立博物館の特別展「京のかたな」がとうらぶとコラボし、刀剣男士のモチーフとなった刀を多数並べた。
夜の京都駅で見る「藍と黄金」
芸術祭は京都駅ビルを運営する京都駅ビル開発が主催し、「伝統文化×現代アート×エンターテインメント」を掲げる。テーマは「& Nocturne」。昼は門前町のようなにぎわいを、日が落ちてからは光とアートの空間を見せる構成だ。
特別車両が並ぶ駅前広場には、手塚治虫作品の展示や伝統工芸の実演ブース、フードの出店も集まる。特別車両の展示は各日20時までで、日が暮れた後の駅前広場でも見られる。
開幕を飾るのは、和太鼓集団DRUM TAOの演奏。10月17日17時からは、芸術祭のキービジュアルを描いた画家・若佐慎一が駅前広場ステージでライブペインティングを披露する。10月24日には、小学生までの子どもがダイハツの電気自動車「e-アトレー」に自由に絵を描く無料の参加企画もある。描き上がった車は11月3日まで会場に飾られる。
会期中は仁和寺や妙心寺の塔頭・桂春院などを巡る特別ツアーも組まれ、京都駅を起点に市内の寺社へ足を延ばせる。京の三条ゆかりの名刀をまとうクラウンは、11月3日まで京都の玄関口で来場者を迎える。
[文/構成 by エンタメライター 真柴 ことね]










































































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