今井達也、アストロズ敗退で今季終了 「僕だけの判断で決めることじゃないんで」、3年総額5400万ドル契約のオプトアウト権の行方

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アストロズは日本時間1日、ワイルドカードシリーズでホワイトソックスに2連敗し、ポストシーズンから姿を消した。今井達也(28)は2試合ともブルペンで待機したが登板はなく、メジャー1年目が終わった。契約には1年目終了後のオプトアウト権が付いており、今井は来季について「僕だけの判断で決めることじゃないんで」と話すにとどめた。
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2試合とも出番なし、ブルペンで迎えた終戦
舞台は本拠地ヒューストンのダイキン・パークだった。3回戦制のワイルドカードシリーズで、アストロズは第1戦を3-6で落とし、後がない第2戦も3-7で敗れた。村上宗隆が「4番・一塁」で出場したホワイトソックスが2連勝で地区シリーズへ進み、日本時間4日から中地区覇者ガーディアンズと戦う。
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今井は出場登録メンバーに入り、2試合ともブルペンで出番を待った。第1戦は8投手をつぎ込むブルペンデーだったが、名前は呼ばれず。第2戦はエースのハンター・ブラウンが1回途中4失点で降板する苦しい展開となり、反撃も1点差まで詰めたところで止まった。
初めてのポストシーズンは、一度もマウンドに上がらないまま幕を閉じた。
試合後、今井は報道陣の取材に応じ、スポーツ報知によれば「いろんな経験できた。満足いくようなシーズンにはならなかったですけど、濃かったなと思いますね、1年間」と1年を総括している。ポストシーズン独特の歓声や空気については、シーズン中とはまったく違うと感じたという。
来季を問われて「家族もいるんで」
報道陣の関心は、来季の去就に集まった。今井の契約には、1年目と2年目の終了後に、自らの意思で契約を打ち切ってFA(フリーエージェント)になれる「オプトアウト権」が付いている。今オフ、その権利を使うかどうかを本人に尋ねる質問が出た。
スポニチアネックスによると、今井は笑顔で次のように答え、報道陣の笑いを誘った。
「「ここで今、言うことじゃないんじゃないですか。僕だけの判断で決めることじゃないんで」「僕、家族もいるんで。代理人の方もそうですし。自分の判断だけではできないっていうところは、分かってほしいところではありますけどね。皆さんには」」
残るか、市場に出るか。答えは口にしなかった。
一方で、日刊スポーツの取材には来季へ向けた言葉も残している。「チームの雰囲気とか、流れとか分かった状況で臨めるので、今年よりはスムーズに取り組めるというか、迷いとかは今年よりなくなると思う。来年、今年の分までチームに貢献できるようにという思いだけです」。アストロズでの2年目を思わせる発言だが、オプトアウトについての明言ではない。行使するかどうかは、10月2日朝の時点で発表されていない。
3年5400万ドル契約とオプトアウト権の中身
今井は西武からポスティングシステムでアストロズへ移籍した。結んだのは3年総額5400万ドル(約84億7800万円=当時のレート)の契約で、出来高を含めると最大6300万ドルに達する。毎オフに抜け出す選択肢が付いた、異例の短期契約だった。
オプトアウトを使わずに残った場合、アストロズから受け取る残り2年分は総額3600万ドルになる。この数字が判断の物差しになる。FA市場に出て、2年3600万ドルを上回る条件を引き出せるかどうか、だ。
米メディアの見立ては「残留」に傾いていた。THE DIGESTは9月11日、米スポーツサイト「The Sporting News」の記事を紹介し、ESPNのジェフ・パッサン記者が今井はオプトアウトしないと予想したと伝えている。同サイトも、今井が権利を使えばむしろ驚きだと評し、先発として結果を残せなかった今季の内容では、FA市場で同水準の契約を得るのは難しいとの見方を示した。
もっとも、これは米メディアの予想にとどまる。最終的に決めるのは今井本人と家族、そして代理人だ。
先発15試合、8月からリリーフへ
数字を見ると、判断が簡単でないことが分かる。今季は23試合に登板し、6勝4敗、防御率4.93。そのうち先発は15試合だった。
滑り出しは悪くなかった。開幕ローテーションに入り、4月上旬にメジャー初勝利を挙げる。だが4月中旬に右腕の疲労で負傷者リスト入りし、復帰後も好不調の波が続いた。7月末の時点で白星は6勝4敗と先行していたものの、先発での防御率は5.83。チームは今井をブルペンへ回す決断を下した。
リリーフ転向後は、思うように出番が回ってこなかった。スポーツ報知は、8月以降の2か月で中継ぎ登板が8度にとどまり、多くは中6日以上の間隔が空いていたと伝えている。7月までの15先発の中には、1回を投げ切れずに降板した試合が3度あった。
今井は「改めて自分が生きてきた世界とは全く違う環境というか。そういうところで野球するっていうことの大変さだったりを、すごく感じた1年間にはなりましたね」と、スポーツ報知の取材に語った。
西武時代に最速160キロの直球を武器にエース格へ成長し、海を渡った右腕だ。渡米前の2025年11月には、書籍『今井達也のピッチングバイブル』(ベースボール・マガジン社)の先行販売も行われている。
2年目の残留か、再びFAか
アストロズは今季81勝81敗で西地区を制したものの、ポストシーズンでは1勝もできずに敗退した。オフに入り、今井の去就は球団の来季構想とも絡んでくる。
残留すれば、チームの雰囲気を知ったうえで迎える2年目になる。本人が日刊スポーツに語った「迷いとかは今年よりなくなると思う」という言葉は、その道を選んだ場合の手応えを示す。一方で、オプトアウトを使って市場に出れば、先発としての評価を他球団に問うことになり、リスクも伴う。
「自分の判断だけではできない」。今井はそう繰り返した。家族と代理人を交えた話し合いの結論が、このオフの注目点となる。
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[文/構成 by スポーツライター TAKU]








































































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