村上宗隆が初回に先制の犠飛、ホワイトソックスがワイルドカードシリーズ第1戦でアストロズに6-3先勝 地区シリーズ進出に王手

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ホワイトソックスは現地29日(日本時間30日)、ア・リーグのワイルドカードシリーズ第1戦でアストロズに6-3で勝った。「4番・一塁」の村上宗隆(26)は初回に先制の右犠飛を放ち、3打数1安打1打点1四球2得点。3回戦制のシリーズで先に1勝し、地区シリーズ進出まであと1勝に迫る。第2戦は日本時間1日午前6時過ぎに始まった。
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初回1死一、三塁で先制犠飛 ポストシーズン初打席で仕事
舞台は敵地ヒューストンのダイキン・パーク。ポストシーズン初打席の村上は、初回1死一、三塁の好機で外角低めのチェンジアップをすくい上げ、右翼へ犠飛を運んだ。三塁走者がタッチアップで還り、1-0。短期決戦で何より欲しい先取点だった。
「自分にとっても大事な1点だと思っていた。もちろん本塁打が一番いいけど、最低限できたことは良かった」。サンケイスポーツの取材に村上はそう答えている。
ここからホワイトソックスは小刻みに加点する。2回にサム・アントナッチの2点適時打で3-0とし、4回にはコルソン・モンゴメリーのソロ本塁打で4点目。5回は先頭の村上が2球で追い込まれながらフルカウントから四球を選び、チェイス・メイドロスの適時打でホームを踏んだ。
7回にはポストシーズン初安打も出た。左腕ソウザの内角スライダーを詰まりながら左前へ落とし、安打と犠打で三塁へ進むと、暴投で6点目の走者として生還。本塁打こそなかったものの、先制の打点と2得点で、6点のうち3点に4番が絡んだ。
3年連続100敗から一転 第6シードの”下克上”
ホワイトソックスは昨季まで3年連続でシーズン100敗以上を喫していた。今季は84勝78敗でア・リーグ中地区2位となり、2021年以来5年ぶりにポストシーズンへ進む。前年まで3年連続100敗の球団がポストシーズンに出るのは史上初だった。
一方のアストロズは勝率5割で西地区を制した。勝率ではホワイトソックスが上回るが、シードは地区王者のアストロズが上。第6シードのホワイトソックスが敵地に乗り込む構図となった。
ワイルドカードシリーズは先に2勝したチームが勝ち抜ける3回戦制で、3試合とも上位シードの本拠地で行われる。第2戦を落として1勝1敗になれば、第3戦もヒューストンで戦うことになる。
中心にいるのが村上だ。ヤクルトからポスティング制度で移籍した1年目は127試合で打率.207、35本塁打、77打点。本塁打は日本選手のメジャー1年目として最多で、右太もも裏の肉離れで35試合離脱しながら岡本和真(ブルージェイズ)の33本を上回った。開幕から3試合連続本塁打を放ち、7月にはオールスターにも出ている。
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村上の考え方をスポーツ心理学の視点から84のメッセージで読み解いた文庫『村上宗隆 ブレイクスルーを起こす84のメッセージ』(児玉光雄著、双葉文庫)も今年4月に出ている。
若いブルペンと主砲が作った初戦の流れ
両軍ともブルペンデーで臨んだ試合で、ホワイトソックスのマウンドに最初に上がったのは23歳のルーキー左腕ヘーガン・スミスだった。3回を2安打無失点に抑えて試合をつくり、ホワイトソックスは5投手の継投で逃げ切る。アストロズは5回に代打ネルソン・ベラスケスの2ランで2点を返し、8回にも失策で1点を加えたが、届かなかった。
チームの26人の登録メンバーのうち、ポストシーズン経験者は8人だけ。スタメンに限ればDHのベニンテンディ1人だった。
経験の浅いチームの中で、村上は落ち着いていた。スポーツ報知によると、試合後には「頭を取ることが大事なんで良かったです。皆が勝つんだという意識があって、いい雰囲気で戦えたと思います」と振り返っている。守備でも6回、一、二塁間へ不規則に弾んだゴロをグラブに収めた。サンケイスポーツの取材には「あれくらい捕らないと使ってもらえない」と笑った。
ウィル・ベナブル監督は日刊スポーツの取材に「我々はこのシリーズを勝つために来たわけで、最初に勝てたのはすばらしいこと」と語った。敵地で快勝しても、クラブハウスではしゃぐ選手はおらず、すぐ第2戦への準備に入ったという。
第2戦はバークとハンター・ブラウンの先発
第2戦は同じダイキン・パークで、日本時間1日午前6時過ぎに始まった。先発はホワイトソックスが今季11勝の右腕ショーン・バーク、アストロズは2022年の世界一を経験した右腕ハンター・ブラウン。村上は第2戦も「4番・一塁」でスタメンに名を連ねた。
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アストロズには今井達也(28)がいる。第1戦はブルペンで待機したが登板はなかった。MLB.comは、ブラウンが早い回で崩れた場合に長いイニングを任される可能性があると伝えている。試合前には村上と今井が言葉を交わす姿もあった。
後がないアストロズのジョー・エスパーダ監督は、明日は勝つしかないと選手も理解していると話し、過去にも土壇場から立ち直った経験があると強調した。
ホワイトソックスが勝てば、アストロズと対戦した2005年のワールドシリーズ以来、21年ぶりのシリーズ突破となる。村上自身も報知の取材に「明日も勝つしかないと思っているので、チーム一丸となって勝てるように頑張りたいと思います」と話していた。ポストシーズン初アーチが出るかどうかも、第2戦の見どころになる。
[文/構成 by スポーツライター 高瀬翔吾]








































































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