球場で話題の「美女」その正体は九里亜蓮投手の妹

プロ野球の試合中継で、スタンドから声援を送る美しい女性がカメラに映し出され、「あの人は誰だ」とSNSで話題になることがある。その人物こそ、オリックス・バファローズの九里亜蓮投手の妹、九里聖莉奈さんである。彼女は単なる野球選手の家族というだけでなく、モデルやタレントとして自身のキャリアを築いている。本記事では、九里聖莉奈さんとは何者なのか、そのプロフィールや経歴、そして野球界との深い関わりに迫る。

プロフィールと経歴：日米ルーツのモデル

アメリカ人の父と日本人の母を持つ

九里聖莉奈さんは1993年12月28日生まれ、鳥取県米子市出身。2025年現在の年齢は31歳前後である。身長173cmという長身と、はっきりとした目鼻立ちが印象的だ。

その背景には、彼女の家族構成がある。父親はアメリカ人で、かつてMLBアトランタ・ブレーブス傘下の3Aでプレーした元プロ野球選手のマーク・アントニオ・シェック氏。母親は日本人である。兄である九里亜蓮投手も同様に日米にルーツを持つ。聖莉奈さんは、このような “日米ルーツの野球一家” という環境で育った。

モデルとしての活動

聖莉奈さんは10代の頃からモデルとして活動を開始。ファッション系の撮影や、2021年には着物サロンのモデルを務めるなど、洋装・和装を問わず活躍してきた。スタイリッシュな雰囲気から上品な和の装いまでこなす表現力を持つ。近年はテレビや雑誌に加え、InstagramなどのSNSを中心に自身のライフスタイルやファッションを発信することが活動の主軸となっているようだ。特技は英語と早起き、趣味は歌や映画鑑賞、ショッピングだという。

兄・九里亜蓮との絆と野球への深い関わり

スタンドから兄を支える「心強い妹」

聖莉奈さんの名が野球ファンの間で広く知られるようになったきっかけは、兄・亜蓮投手の試合を球場で観戦する姿だった。スタンドから全力で声援を送る様子が球場のビジョンに映し出されると、SNS上で「あの綺麗な人は誰？」「九里投手の妹さんだったのか」と大きな反響を呼び、ニュース記事にもなった。

兄妹の絆は深く、亜蓮投手が2013年のドラフト会議で広島東洋カープから2位指名を受け、入団会見に臨んだ際には、祖母や母と共に聖莉奈さんも同席していた。当時からモデルを目指しており、兄の晴れ舞台を家族として支えていたことがうかがえる。

野球界との多岐にわたる接点

彼女の野球との関わりは、家族の応援に留まらない。MLB日本開幕戦では、ロサンゼルス・ドジャースのデーブ・ロバーツ監督とグラウンドで撮影したツーショット写真をSNSに投稿し、話題となった。一般のファンでは立ち入ることが難しい場所での自然な姿は、彼女が野球界と特別なつながりを持っていることを示唆している。

兄の亜蓮投手は、亜細亜大学時代に試行錯誤を重ね、4年秋にはMVP、最優秀投手、ベストナインの三冠に輝き、チームを日本一に導いた実力者である。2014年に広島に入団後、2021年には最多勝のタイトルを獲得。2024年オフに海外FA権を行使し、オリックス・バファローズへ移籍した。2025年シーズンは新天地で11勝を挙げるなど、チームの主力として活躍している。聖莉奈さんは、こうした兄のキャリアを間近で見守り続けてきた。

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