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大谷翔平、4回に死球を受ける ドジャースはブルワーズに2-6で敗れ0勝3敗

大谷翔平、4回に死球を受ける ドジャースはブルワーズに2-6で敗れ0勝3敗

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ドジャースは現地時間10月14日(日本時間15日)、本拠地ドジャースタジアムでブルワーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第3戦に臨み、2-6で敗れた。「6番・指名打者」で出場した大谷翔平(32)は4回の第2打席で死球を受けたが、そのまま最後まで出場し、8回に中前打。2打数1安打1四球1死球で3度出塁した。7戦4勝制のシリーズはブルワーズの3連勝となり、ドジャースは0勝3敗と後がなくなった。

4回2死、ガサーの初球スイーパーが直撃

場面は1点を追う4回裏2死走者なし。ブルワーズの先発左腕ロバート・ガサーが投じた初球、80.9マイル(約130キロ)のスイーパーが抜け、大谷の体に当たった。当たった位置は「右太もも付近」とも「右の臀部付近」とも伝えられている。

本拠地のスタンドからは大きなブーイングが起きた。大谷は表情をほとんど変えず、口を固く結んだまま一塁へ歩く。続くウィル・スミスが空振り三振に倒れ、この回の得点はなかった。

死球の後も大谷は交代せず、打席に立ち続けた。6回1死一、二塁では、ガサーに代わった右腕アブナー・ウリベから四球を選んで満塁に。直後にスミスが左中間フェンス上部に当たる2点二塁打を放ち、ドジャースは2-1と逆転した。8回2死の第4打席では、左腕DL・ホールの初球、96.9マイル(約156キロ)のシンカーを中前へはじき返す。打球速度は113.5マイル(約183キロ)を計測し、2試合ぶりの安打となった。

先頭打者弾から始まり、7回に連続被弾

試合はいきなり動いた。1回表、ブルワーズの先頭ジャクソン・チョウリオがドジャース先発ブレイク・スネルの初球を右中間へ運び、先制ソロ。ポストシーズンで試合開始の初球を本塁打にした打者は、投球数の記録が残る1988年以降でチョウリオが6人目となった。

ドジャース打線はガサーの前に5回まで無得点。3安打に抑えられた。6回にウリベの制球が乱れた隙を突き、スミスの一打で試合をひっくり返したものの、リードは長く続かない。

7回表、スネルは先頭のアンドリュー・ボーンに四球を与えると、ジェイク・バウアーズに11球粘られた末、右翼へ逆転2ランを浴びた。続くギャレット・ミッチェルにも右中間へソロを打たれ、2者連続本塁打で4-2。スネルはここで降板した。6回0/3を投げ4失点、9奪三振。101球の力投は報われず、敗戦投手になった。

8回は3番手の佐々木朗希がマウンドへ。1死から2連打を浴びて一、三塁とされ、交代したジャスティン・ロブレスキの暴投で5点目を失った。9回にもジョーイ・オルティスの適時打で1点を加えられ、2-6。ブルワーズはホールが2回1/3を無失点で勝利投手、トレバー・メギルが1回1/3を締めてセーブを挙げた。

ロバーツ監督は試合後、決定打を欠いた打線について「必要な場面での安打が出ていないんだ」と語った。スミスの二塁打には「大きな一打だったし、チームに勢いを与えてくれた」と評価しつつ、「走者を出してチャンスをつくることはできているが、そこで一本が出ないんだ」と繰り返している。

ドジャース移籍後で最も低い6番、打撃の不振は続く

大谷が6番に入ったのは、ドジャースに移籍してから最も低い打順だった。ロバーツ監督は相手先発が左腕のガサーだったことから、右打者と左打者を交互に並べる狙いで打順を組み替えたと説明している。試合前には「ショウヘイも全面的に納得している。勝つためなら何でもする、と」と話していた。

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背景には長い打撃の不振がある。第2戦は4番で4打数無安打。試合後、ロバーツ監督は本人と話し合って起用を考える意向を示し、スタメンから外す可能性も報じられた。最終的に第3戦もスタメンで起用し、打順を下げる判断を選んでいる。

関連記事:大谷翔平、ポストシーズン打率.150の不振に「長い間、そういう状況でやっててクセになって」 第3戦もスタメン起用の方針

第3戦を終えた時点で、大谷のポストシーズン成績は7試合で22打数4安打、打率.182。本塁打と打点はまだない。レギュラーシーズンの最後の本塁打は現地8月18日のロッキーズ戦で、そこから本塁打が出ていない。左ひざと右上腕二頭筋の状態が万全ではないことも伝えられており、ここ数カ月は投手としての登板もできていない。

第2戦までも1点差、3点差で敗れた

シリーズは敵地ミルウォーキーで始まった。現地10月11日の第1戦は1-2、翌12日の第2戦は4-7で、ドジャースは2試合続けて競り負けた。第2戦では先発の山本由伸が3回途中で降板している。

関連記事:山本由伸、NLCS第2戦で3回途中3失点降板 今季最短KO、ドジャースは0勝2敗

ドジャースは2024年、2025年とワールドシリーズを連覇し、3連覇を目指している。一方のブルワーズは、昨年の同じナ・リーグ優勝決定シリーズでドジャースに4連敗を喫した。そのブルワーズが、1982年以来44年ぶりのワールドシリーズ進出まであと1勝に迫る。

ブルワーズは第2戦、第3戦とも、ドジャースが得点した直後の回にすぐ点を取り返してきた。

第4戦は日本時間16日午前9時、グラスノーが先発

第4戦は同じドジャースタジアムで、現地10月15日午後5時(日本時間16日午前9時)に始まる。当初の予定から開始時刻が1時間早まった。ドジャースはタイラー・グラスノーが先発する。ブルワーズは左腕シェーン・ドローハンが先発し、リリーフ陣で継投する見込みだ。

7戦4勝制のシリーズで、ドジャースが勝ち抜けるには第4戦から4連勝するしかない。第5戦は再びドジャースタジアム、第6戦と第7戦はミルウォーキーで行われる予定だ。

0勝3敗からの逆転は、メジャーリーグのポストシーズンでは一度しか例がない。7戦制のシリーズで0勝3敗となったのは過去42チーム。そのうち32チームは4連敗で敗退し、第7戦まで持ち込んだのも2チームしかいない。2020年のア・リーグ優勝決定シリーズでは、アストロズがレイズを相手に3連勝して第7戦まで追い上げたが、最後に敗れた。逆転で突破したのは、2004年のア・リーグ優勝決定シリーズでヤンキースを破ったレッドソックスだけだ。

試合後、キケ・ヘルナンデスは「負けたら終わり」と口にした。カイル・タッカーは「このチームは4試合勝ってきたことがある。それをやらなければならない」と前を向く。死球を受けた後も打席に立ち、最後に強い打球を放った大谷のバットが、崖っぷちのチームを動かせるかどうか。答えは日本時間16日の第4戦で出る。

[文/構成 by スポーツライター TAKU]

寄稿者

TAKU
ボールを使う競技なら何でも観ます、TAKUです。学生時代はずっとバスケ部、いまは週末にフットサル。スポーツを中心に書くWebライターになって5年です。Bリーグ、バレーボール、ラグビー、テニスを中心に、野球やサッカーも書きます。試合の流れが変わった瞬間を、スコアと一緒に伝えるのが得意です。

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