中田歩夢と吹田志道の現在、巨人が韓国KBOの秋季リーグに派遣 球団初、11月1日まで

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巨人は10月13日、育成の中田歩夢内野手(22)と吹田志道投手(19)を、韓国プロ野球KBOの秋季リーグ(フォールリーグ)に派遣すると発表した。2人は韓国のロッテジャイアンツの一員としてプレーし、派遣期間は11月1日まで。このリーグへの選手派遣は球団として初めてで、千葉ロッテの2選手も同じチームに加わる。
派遣先は韓国ロッテ、10月13日から11月1日まで
巨人の発表によると、派遣期間は10月13日から11月1日まで。2人は発表当日のうちに韓国へ渡り、帰国予定の11月1日まで約3週間、ロッテジャイアンツの選手として実戦を重ねる。
同じ13日には千葉ロッテも、長島幸佑投手と谷村剛内野手の2選手を同リーグへ派遣すると発表した。所属はやはりロッテジャイアンツで、巨人の2選手との「同時同チームへの派遣」と説明している。日本の2球団から計4人が、韓国の1チームにまとまって合流する。
千葉ロッテの2人も育成選手だ。長島は佐野日大高、富士大を経て2024年の育成ドラフト3位で入団した身長187cmの右腕。谷村は和歌山東高から同じ2024年の育成ドラフト1位で入った右投げ左打ちの内野手で、2006年9月生まれの20歳。長島と谷村はともに、吹田と同じ2024年のドラフトで指名された同期にあたる。
受け入れ側のロッテジャイアンツは、4人を招いた理由を「日本の球団との継続的な交流と協力関係を強め、チーム内の選手育成と競技力向上のための実戦経験と運営ノウハウを共有するため」と説明した。4人は入国後、10月14日からロッテの2軍(フューチャーズ)の選手たちと一緒に練習する予定だ。巨人と千葉ロッテの編成・育成担当者も別の日程で韓国入りし、千葉ロッテはトレーナーも送る。
KBOの秋季リーグとは 今年で3回目の教育リーグ
派遣先の大会は、KBOが主催する「2026 蔚山-KBO Fall League」だ。蔚山広域市と韓国の文化体育観光部が後援し、10月15日から31日まで、蔚山の文殊(ムンス)野球場と釜山・機張(キジャン)のKBO野球センターで試合を行う。
若手の実戦経験を目的にした、いわゆる教育リーグにあたる。始まったのは2024年で、今年が3回目。1回目は韓国の5チームに加え、日本のソフトバンク3軍、メキシカンリーグの連合チーム、キューバ代表、中国の江蘇の計9チームが参加し、優勝はロッテの2軍だった。
2回目の2025年は11チームに増え、日本からは独立リーグの選抜チームが加わった。3回目の今年は、ロッテ、LG、サムスン、NC、KIA、高陽ヒーローズ(キウムの2軍)、蔚山ホエールズ、独立リーグ選抜の国内8チームと、米国のロングビーチ、豪州のメルボルン・エイシズ、日本の独立リーグ選抜、中国の江蘇の海外4チームによる計12チームで争う。
NPBからは、2024年にソフトバンクが3軍をチームごと参加させた。今年の巨人と千葉ロッテは、選手をKBOの球団に預ける方法を選んだ。大会では、KBOの各球団が所属や国籍、KBO所属かどうかを問わず最大7人まで別枠で登録して出場させられる。9月21日のKBO新人ドラフトで指名された選手も出場できる。
文殊野球場で行う試合のうち、予選7試合と準決勝2試合、決勝の計10試合はKBOの公式YouTubeで生中継される。このうち5試合は、韓国のKBS N SportsとKBS Lifeでもテレビ中継される予定だ。
ロッテジャイアンツは釜山を本拠地とする球団で、2026年の公式戦は7位に終わり、ポストシーズン進出を逃した。シーズンを終えた後も、2軍の選手団を秋のリーグに送り出す。
中田歩夢の現在 支配下から育成へ、4年目の今季は59試合
中田は2004年6月27日生まれの内野手で、身長172cm、右投げ右打ち。青森県弘前市の東奥義塾高から、2022年の育成ドラフト4位で巨人に入った。
高卒1年目の2023年は2軍で5試合に出場し、3打数1安打。わずかな出番で2軍初安打を記録した。翌2024年3月、京本眞投手とともに支配下登録をつかみ、背番号は「002」から「95」に変わった。
だが、1軍の壁は厚い。2024年は2軍で91試合に出場し、199打数39安打の打率.196、1本塁打、15打点、5盗塁。試合数は前年の18倍に増えたが、打率は2割に届かなかった。1軍デビューはないまま、同年10月26日に自由契約となり、オフに育成選手として再契約した。背番号はいま、ふたたび「002」を背負う。
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育成に戻った2025年は、2軍の出場が38試合に減った。それでも78打数21安打の打率.269、二塁打6本、三塁打3本と、限られた打席で数字を伸ばしている。
4年目の今季は2軍で59試合に出場し、125打数28安打の打率.224、11打点、7盗塁を記録した。28安打のうち二塁打が3本、三塁打が2本。本塁打はなく、三振は32を数えた。7盗塁は、2軍ではプロ入り後のシーズン最多だ。2024年の5盗塁を上回り、足でも存在を示した。
出塁率は.317で、四球13と死球4を選んでいる。NPBの記録上、1軍の公式戦にはまだ出場していない。
吹田志道の現在 189cmの2年目右腕は3軍で28登板
吹田は2007年2月21日生まれの右投手。身長189cm、体重92kgの大型右腕で、同じく弘前市の弘前学院聖愛高から2024年の育成ドラフト4位で入団した。
プロ2年目の今季は、主に3軍で投げた。登板は28試合、防御率3.76。NPBの記録では、1軍だけでなく2軍の公式戦にもまだ登板していない。
19歳での海外派遣になる。韓国のプロ球団の若手や、米国・豪州・中国のチームと対戦する機会は、3軍の試合とは違う相手と向き合う場だ。
中田と吹田は、出身の高校がどちらも弘前市にある。弘前の高校から育成で巨人に入った2人が、そろって海を渡った。
ロッテとの合同派遣、約3週間で問われること
巨人は今秋、国内でも若手を外に出している。10月6日に育成の相澤白虎外野手をファーム・リーグのハヤテベンチャーズ静岡へ派遣すると発表し、10月8日には育成の鈴木圭晋投手も同じハヤテへ送った。鈴木圭は、6日に派遣が発表されていた山城京平投手に代わる形での派遣だ。期間はいずれも10月24日まで。この秋、球団外への若手の派遣が相次ぐ。
中田は一度つかんだ支配下の座を手放した経験があり、吹田はまだ2軍の公式戦に立っていない。立場の違う2人が、韓国で約3週間、同じユニホームを着て実戦に臨む。
リーグは10月15日に始まり、31日に閉幕する。帰国は11月1日。韓国で残す数字と経験が、来季に向けた2人の評価材料に加わる。
[文/構成 by スポーツライター TAKU]











































































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