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アジア大会、日本のメダル数が過去最多240個に 1994年広島大会の218個を大きく更新

アジア大会、日本のメダル数が過去最多240個に 1994年広島大会の218個を大きく更新

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愛知・名古屋アジア大会で、日本選手団のメダル総数が2日終了時点で240個(金72、銀83、銅85)に達した。これまで最多だった1994年広島大会の218個を22個上回る。1日終了時点の217個から、金13個を含む23個を上積みした。大会は4日まで続くため、240個は最終の数字ではない。

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2日分で23個上積み、総数は240個に

愛知・名古屋アジア大会の日本選手団は10月2日、各競技でメダルを重ね、2日終了時点の総数を240個とした。内訳は金72個、銀83個、銅85個。同一大会での日本の最多は1994年広島大会の218個で、32年ぶりにこの記録を塗り替えた。

TBS NEWS DIGの集計では、2日分として金13個、銀4個、銅6個の計23個が加わった(1日に競技を終えたセーリング女子スキフの金を含む)。時事通信も2日夜、総数が240個に達したと伝えている。

広島大会の数字を越えたのは2日の日中だった。毎日新聞によると、午後1時までにメダル数は計219個(金61、銀79、銅79)となり、広島大会の218個を上回る。219個目はテニス男子ダブルスの楠原悠介、中川舜祐組の金メダルで、日本勢がこの種目を制したのは1974年テヘラン大会以来、52年ぶりだった。

中川はサンケイスポーツの取材に「金メダルは2人で目指していたのでうれしいけど、実感がわかない」と笑顔を見せた。楠原も「同じく実感がわかない。後輩の中川と一緒に金メダルを取れたのはすごく大きい」とうなずいている。

広島大会と比べると、金・銀・銅すべてで上回る

広島大会の218個は、金64個、銀75個、銅79個の内訳だった。2日終了時点の今大会と並べると、差ははっきりする。

大会金銀銅合計
1994年広島大会647579218
2026年愛知・名古屋大会(2日終了時点)728385240

金で8個、銀で8個、銅で6個。3色すべてで広島大会を上回り、総数の差は22個に広がった。

広島大会以来、32年ぶり3度目の日本開催となった今大会。日本選手団は史上最多の933人で臨んだ。8月の結団式では、目標を1966年バンコク大会の金78個と広島大会の総数218個の更新に置いた。

団長を務める井上康生は結団式で「広島大会は1つの目標値。しっかりと戦っていきたい」と語っていた。その目標のうち、総数は大会終盤の2日に越えたことになる。過去最多の選手を送り出した分、メダルを狙える種目と場面も多かった。表彰台に立つチャンスそのものが広がっていた。

メダルを支えた競技、2日の主な金メダル

序盤から数を稼いだのは水泳と陸上だった。時事通信によると、水泳は37個、陸上は32個、体操は15個のメダルを取った。9月29日までに183個だった総数は、柔道とレスリングが始まった終盤に一気に伸びる。

2日の金メダルは13個。主なものを挙げると次の通りだ。

– サッカー女子:なでしこジャパンが決勝で北朝鮮と2-2からのPK戦を制し、3連覇

– ボクシング男子55キロ級:山口瑠が頂点に立ち、この階級の日本勢では1974年テヘラン大会以来52年ぶり

– 柔道:男子90キロ級の岡田陸、同100キロ級の増地遼汰朗、女子78キロ級の杉村美寿希

– レスリング女子:50キロ級の須﨑優衣、76キロ級の鏡優翔

– 自転車トラック女子オムニアム:梶原悠未が3連覇

なでしこジャパンにとっては、アジア大会で史上最多となる4度目の優勝だった。レスリングの鏡は試合後の取材で、前十字靱帯が完全に断裂した状態で出場していたことを明かしており、痛みを抱えたまま逆転で頂点をつかんだ。

このほか、セーリング混合470級の磯崎哲也、関友里恵組、カヌー・スラローム男子カヤッククロスの田中雄己らも優勝した。銀は自転車女子スプリントの佐藤水菜や柔道男子100キロ超級の太田彪雅ら4個、銅はテニス男子シングルスの松岡隼やホッケー女子ら6個だった。

残る目標は金78個、国別では中国に次ぐ2位

総数の記録は書き換わった。次の焦点は金メダルの数だ。

日本の同一大会での最多は、1966年バンコク大会の金78個。2日時点の72個から、あと6個に迫る。時事通信によると、国・地域別のメダル総数は中国が316個で首位を走り、日本は2位につけている。

3日も日本勢の決勝が続く。サッカー男子のU-21日本代表は豊田スタジアムで韓国との決勝に臨む。バレーボール男子は2日の準決勝で中国にフルセットで競り勝ち、16年ぶりの金メダルをかけて3連覇中のイランとぶつかる。ソフトボールは7戦全勝で決勝へ進み、7連覇を狙う。

大会は4日に閉幕する。240個はあくまで2日終了時点の数字で、残り2日でどこまで伸びるのか。広島大会から32年、自国開催の舞台で日本の最多記録は更新を続けている。

大会の記念に、公式ライセンス商品のエンブレム入りフェイスタオルも販売されている。

[文/構成 by スポーツライター 疾風(HAYATE)]

寄稿者

疾風(HAYATE)
スポーツニュースサイトでの執筆を経て、ゴルフ、競馬、大相撲、フィギュアスケート、陸上など、競技の枠を越えてスポーツ記事を書いてきたWEBライター。経験は6年。大会結果や記録、番付、レース展開など、数字と公式記録を土台に「何がすごかったのか」を整理する記事を得意としている。ルールや採点方式が分かりにくい競技でも、初めて観る人がその一戦を楽しめるよう、背景や見どころまでかみくだいて伝えることを心がけている。主な執筆分野は、ゴルフ、競馬、大相撲、フィギュアスケート、陸上、バスケットボール。

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