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水車館の殺人、2027年3月Huluで独占配信 奥智哉と青木崇高が続投する「館」シリーズ実写第3弾

水車館の殺人、2027年3月Huluで独占配信 奥智哉と青木崇高が続投する「館」シリーズ実写第3弾

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綾辻行人の「館」シリーズを実写化するHuluオリジナルの第3弾が「水車館の殺人」に決まり、2027年3月にHuluで独占配信される。Huluが28日に発表した。江南孝明役の奥智哉と島田潔役の青木崇高が続投し、監督は前2作に続いて内片輝が務める。原作の「水車館」事件に江南は登場しないため、江南が水車館に乗り込むドラマオリジナルの展開が加わる。

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第3弾は「水車館」、配信は2027年3月

Huluは9月28日午前8時、Huluオリジナル「水車館の殺人」を2027年3月に独占配信すると発表した。2024年の「十角館の殺人」、2026年の「時計館の殺人」に続く、「館」シリーズ実写映像化の第3弾となる。

配信は「2027年3月」とだけ示され、具体的な日付や話数はまだ明らかになっていない。発表の時点で名前が出たキャストは奥智哉と青木崇高の2人で、ほかの出演者は今後の発表を待つ段階だ。

制作陣も前作からの顔ぶれがそろった。監督の内片輝は「十角館」「時計館」に続く3作連続の登板で、企画制作とプロデューサーも兼ねる。脚本は「時計館の殺人」を手がけた戸田山雅司が再び担う。

戸田山は「相棒」シリーズや「科捜研の女」シリーズ(いずれもテレビ朝日系)など、ミステリードラマを数多く書いてきた脚本家だ。綾辻が原作考案に関わった「安楽椅子探偵」シリーズでも全作の脚本を担当しており、綾辻作品との縁は長い。

原作では2作目、実写では3作目

ここで一つ整理しておきたいのが、作品の順番だ。

実写化は「十角館の殺人」→「時計館の殺人」→「水車館の殺人」の順で進んできた。一方、原作小説の刊行順では「水車館の殺人」はシリーズ第2作にあたる。1987年のデビュー作「十角館の殺人」の翌年、1988年に出た長編で、「時計館の殺人」よりも前の作品だ。実写版は原作の刊行順どおりには並んでいない。

綾辻は「水車館」について、「館」シリーズという長編連作のコンセプトを思いついた作品だとしている。舞台は外界から切り離された、古城のような館。1年前の出来事と現在が交互に描かれ、その中で密室からの消失をはじめとする不可解な事件が起こる。

館には、画家・藤沼一成の絵が並ぶ回廊があり、嵐の中でも三連の水車が回り続ける。仮面をつけて車椅子に座る当主と、その妻である美少女、居候の友人、そして幻の絵画を見ようと訪れる客たちが顔をそろえる。ミステリーの舞台装置がそろった作品だ。

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「館」シリーズは全世界での累計発行部数が800万部を超えた。綾辻は現在、シリーズ第10作で最終作となる「双子館の殺人」を執筆している。

江南は原作に登場しない、それでも続投する理由

原作を読んだ人ほど、今回のキャスティングに首をかしげるかもしれない。

奥智哉が演じる江南孝明は、原作の「水車館」事件には関わっていない人物だ。それでも奥は3作連続で江南役を務め、青木崇高の島田潔とのコンビで物語を引っ張る。そのため実写版では、江南が水車館に乗り込むというドラマオリジナルの展開を取り入れる。

この改変について、原作者の綾辻は発表に合わせて次のコメントを寄せた。

「『十角館の殺人』『時計館の殺人』に続く『館』シリーズの実写映像化第3弾は『水車館の殺人』、なおかつ主演は前2作と同じく奥智哉さんが──と知って、すでに原作小説をお読みの方はいささか驚かれたかもしれません。原作の「水車館」事件には、奥さん演じる江南孝明がまったく関係していないからです。」

そのうえで綾辻は「決して原作のミステリーとしての骨格を歪めるようなことはせず、前2作と同様の本気度でいくつもの難題に取り組んでくださっています」とつづり、制作陣の姿勢を評価した。

江南を登場させると決めたのは、脚本の戸田山だった。内片監督と何度も打ち合わせを重ねたうえでの判断だと明かしている。

「前2作で素晴らしいコンビネーションを見せてくれた、奥智哉さん演じる江南孝明と青木崇高さん演じる島田潔の息の合った掛け合いを、今作でもぜひ活かしたいと思い、原作にはいない江南(こなん)くんを登場させるという思い切った決断をしました。」

内片監督「水車館は登場人物のアレ」

内片監督のコメントは、作品ごとの見どころを「アレ」という言葉でぼかした、ネタバレを避けた言い回しだった。

「十角館はもちろんアレで、時計館は館自体のアレ……水車館は登場人物のアレだと思うんです」。そう述べたうえで、この「アレ」こそが「水車館の殺人」を個人的に大好きだと感じる点だと語った。

江南と島田については「映像シリーズとしては江南と島田のコンビがなんと言っても魅力です」と語り、「2人の軽妙な掛け合いをどのように盛り込むのか。ご期待いただきたいです」と呼びかけた。

撮影はすでに始まっている。内片監督は「撮影は快調に進んでいます。ちょっとびっくりするくらいいい感じのショットが撮れています」と手応えを明かした。

前2作の流れと、次に待つ発表

シリーズの反響は、作品を重ねるごとに広がってきた。

2024年配信の「十角館の殺人」(全5話)は、長く映像化は難しいとされてきた原作を実写にした。続く「時計館の殺人」は全8話・2部構成で、2026年2月に配信が始まった。どちらも現在Huluで配信中だ。

第3弾の製作が発表されたのは2026年6月で、作品名は伏せられていた。その時点ではSNSでどの館が選ばれるかをめぐる予想が相次ぎ、トレンド入りした。今回の発表で、その答えが「水車館」だったことになる。

配信まではおよそ半年。配信日や話数、ほかのキャストは、まだ明らかになっていない。原作で江南が関わらない事件に、ドラマではどう江南を絡めるのか。前2作で江南と島田の掛け合いを見てきた視聴者にとっては、そこが最初の見どころになる。

[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]

寄稿者

MEDIA DOGS 編集部
メディアドッグス株式会社のMEDIA DOGS 編集部チーム。インターネットマーケティングに約10年携わるメンバーで編成し、企画・取材・執筆から公開後の改善まで一貫して担当。「出会いを、設計する。」のもと、人と企業が正しく出会える場をつくるために、一次情報の確認とファクトチェックを徹底。情報をわかりやすく誠実に届け、読者の疑問を解決します。

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