出口夏希はなぜ今これほど起用されるのか モデルから実力派女優へ転じた3つの転機

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モデル出身の女優、出口夏希(24)の起用が続いている。是枝裕和監督に見出されたNetflix作品、興収45億円の大ヒット映画、そしてGP帯ドラマ初ヒロイン。彼女が実力派へと転身を遂げた3つの大きな転機と、その背景にある魅力を解説する。
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人気モデルから「最もヒロインに指名したい女優」へ
女優の出口夏希が、今まさに引く手あまたの状態だ。2024年4月期のフジテレビ系ドラマ「ブルーモーメント」でゴールデン・プライム帯の連続ドラマ初ヒロインに抜擢。主演の山下智久を相手に、物おじしない演技で存在感を示した。2025年には14年にわたり新垣結衣が務めた「メルティーキッス」のイメージキャラクターに起用されるなど、活躍の場は広がり続けている。
2018年3月にモデルとしてデビューし、同年8月には雑誌「Seventeen」の専属モデルオーディション「ミスセブンティーン2018」に選出された。当初は女優業に消極的だったという彼女は、なぜ今、これほどまでに起用される存在になったのか。その背景には、キャリアを大きく変えた3つの転機があった。
転機1:是枝裕和監督との出会いと「才能」の開花
最初の転機は、2023年に配信されたNetflixシリーズ「舞妓さんちのまかないさん」だった。世界的な映画監督・是枝裕和が総合演出を務めたこの作品で、出口はオーディションを経て森七菜とのダブル主演に抜擢された。
是枝監督は出口の演技について「まだまだ荒削りで、とても良いテイクと全然できないテイクが交互にあるような人」と評し、その潜在能力を高く評価した。撮影を通してすみれ役の成長と出口本人の成長が重なる「一回限りの瞬間に立ち会っている感覚はありました」と、その才能を認めていた。
出口自身も、この作品と映画「沈黙のパレード」(22年)の撮影が続いた時期に「お芝居をしていて楽しかった」と複数のインタビューで語っている。特に是枝監督からクランクアップ時に贈られた「あなたの明るさは才能です」という言葉は大きな支えになった。この出会いが、彼女を本格的に女優の道へと歩ませる大きなきっかけとなった。
転機2:興収45億円映画での好演と幅広い層への浸透
二つ目の転機は、2023年12月に公開され、興行収入45億円を超える大ヒットを記録した映画「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」への出演だ。出口は、戦時中に生きる女学生・千代を演じた。
主人公(福原遥)を支える重要な役どころを繊細に演じ、その演技は多くの観客の涙を誘った。作品のヒットと相まって、出口の存在はZ世代だけでなく、より幅広い年齢層にまで浸透。2026年8月公開予定の続編「あの星が降る丘で、君とまた出会いたい。」にも同役で続投が決まっており、シリーズに欠かせない顔となった。
転機3:GP帯初ヒロインとZ世代からの圧倒的支持
三つ目の転機が、前述のドラマ「ブルーモーメント」でのヒロイン抜擢だ。気象学の天才(山下智久)の助手という役柄で、中国語が堪能な帰国子女という設定。中国出身で、実際に中国語を話せる出口の強みが存分に生かされた。
主演の山下も「すごいかっこいいですね、ネーティブというか」と彼女の語学力を称賛。フジテレビ系のドラマには「君が心をくれたから」など3クール連続で出演し、お茶の間での認知度を確固たるものにした。
Z世代からの支持は特に厚い。LINEリサーチの「注目している/これからブレイクしそうと思う俳優」ランキングの女性俳優部門で総合1位を獲得したほか、Z総研の「Z世代が選ぶ2024年上半期トレンドランキング」の俳優部門でも1位となった。「最もヒロインに指名したい女優」として、業界内外から大きな期待が寄せられている。
モデルと女優の両立、多言語能力を武器に
2017年に渋谷でスカウトされ、芸能界に興味がなかった普通の高校生からスターダムを駆け上がる出口夏希。「Seventeen」を経て現在は「non-no」の専属モデルを務め、同性からの支持も厚い。当初は苦手意識があったという演技も、数々の出会いを経て楽しさを見出し、今や彼女の大きな武器となった。
Z世代を代表する人気と、是枝監督らトップクリエイターも認める確かなポテンシャル。そして日本語と中国語を操る国際性。これらの要素を併せ持つ彼女の快進撃は、まだ始まったばかりだ。
[文/構成 by 森 けい]




























































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