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青学7区・佐藤愛斗の祖父は伝説の市雄 旭化成から青学へ繋がる駅伝一家の物語が話題に【箱根駅伝2026】

青学7区・佐藤愛斗の祖父は伝説の市雄 旭化成から青学へ繋がる駅伝一家の物語が話題に【箱根駅伝2026】

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2026年の第102回箱根駅伝で、青山学院大学2年の佐藤愛斗選手が7区で区間3位の快走を見せ、鮮烈な大学駅伝デビューを飾った。彼の祖父は、旭化成の黄金期を支え「元祖・駅伝男」と称された伝説のランナー、佐藤市雄氏である。祖父の偉大な功績に憧れ、高校から陸上を始めた孫が、2年の時を経て箱根路でその才能を開花させた。世代を超えて受け継がれる駅伝の物語が、多くの人々の関心を集めている。

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【箱根駅伝】青学大・佐藤愛斗、鮮烈デビューの裏に「伝説の祖父」 2代にわたる駅伝の物語

2026年1月3日、第102回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の復路。首位を走る青山学院大学の7区(21.3km)を任されたのは、大学駅伝デビューとなる2年生の佐藤愛斗選手であった。佐藤選手は1時間2分49秒という区間3位の好タイムで力走し、チームの連覇に向け襷を繋いだ。この鮮烈なデビューの裏には、日本の長距離界に名を刻む祖父の存在があった。彼の祖父は、旭化成の黄金期を築き「元祖・駅伝男」と称された佐藤市雄氏である。偉大な祖父の背中を追い、箱根路にたどり着いた孫の物語に、注目が集まっている。

祖父の背中を追い箱根路へ サッカー少年から陸上の道へ転向

佐藤愛斗選手は2005年10月31日、宮崎市に生まれた。中学時代まではサッカー部に所属しており、当初から陸上競技に専念していたわけではない。陸上の道へ進む大きなきっかけとなったのが、祖父・市雄氏の存在だった。「じいちゃんが強いランナーだったと聞いていたので、陸上にも興味があり、高校から本格的に始めました」と佐藤選手は語る。

強豪・小林高校での成長

高校は、宮崎県の駅伝名門校である小林高校に進学。ここで本格的に陸上競技を開始すると、着実に力をつけていった。1年時から駅伝メンバー入りを果たし、2年時、3年時には全国高校総体5000mに出場。全国高校駅伝では2年連続で3区を走り、いずれも区間21位と全国の舞台で経験を積んだ。高校時代の練習で「最後まで粘り強く走る力」を磨いたことが、現在のロードレースでの強さに繋がっているとされる。

青山学院大学への進学

複数の大学から誘いがあった中、佐藤選手が青山学院大学を選んだ理由は「チームの雰囲気と育成環境」だった。特に、原晋監督が掲げる「人としての成長」を重視する理念に共感したことが決め手となったという。2024年4月、コミュニティ人間科学部に入学。原監督の指導のもと、人間性の成長も視野に入れながら競技生活をスタートさせた。

「元祖・駅伝男」佐藤市雄氏とは 孫へ送る期待と厳しさ

孫・愛斗選手の活躍で再び脚光を浴びることになった祖父・佐藤市雄氏は、日本の長距離界における伝説的な存在である。1970年代から80年代にかけて旭化成の選手として活躍し、その圧倒的な勝負強さから「元祖・駅伝男」の異名を取った。

輝かしい実績

市雄氏の功績は数多い。全日本実業団対抗駅伝競走大会(ニューイヤー駅伝)では、19歳から33歳にかけて、現在も破られていない歴代最多10回の区間賞を獲得。その中には6年連続区間賞という大記録も含まれる。チームの優勝にも6度貢献し、旭化成の黄金時代を象徴する選手であった。トラック種目でも、1971年の日本選手権5000mで優勝、1973年には同大会で5000mと10000mの二冠を達成するなど、駅伝だけでなくトラックでもトップレベルの実力を誇った。

孫の成長を喜ぶ祖父の眼差し

市雄氏は、孫の活躍を心から楽しみにしている。自身の生涯ベスト記録である5000mの13分59秒2、10000mの28分43秒8を、愛斗選手が大学2年までにいずれも上回ったことについて、「5000メートルは愛斗が高校の時に超えてくれた。1万メートルも超えてくれた」と嬉しそうに語っている。
一方で、そのエールには元トップランナーならではの厳しさも含まれる。「故障をしないように頑張ってほしい」と優しく気遣うと同時に、「故障を恐れて、練習で力を抜いてはダメだ」とも語り、高いレベルで戦うことの難しさと覚悟を孫に伝えている。

急成長の2年目、悔しさをバネに掴んだ箱根路

青山学院大学入学後、佐藤選手は着実に成長曲線を描いてきた。1年目の2024年から5000mで自己ベストを立て続けに更新。そして2年目を迎えた2025年シーズンにその才能は大きく開花する。10月のMARCH対抗戦10000mで27分55秒93、11月の世田谷246ハーフマラソンでは1時間01分57秒(3位)と、いずれも大学トップクラスの記録をマークした。

この飛躍の背景には、前回の箱根駅伝での悔しい経験があった。1年生ながらメンバー入りし、10区の出走候補とされていたが、当日に変更となり走ることは叶わなかった。「選ばれなかった時は正直悔しかったですが、また来年頑張ろうと思えましたし、それがあったから今こんなふうに頑張れているのかなと思います」と、その悔しさを原動力に変えたことを明かしている。

原晋監督もそのポテンシャルに大きな期待を寄せる。「佐藤市雄さんと言えば『元祖・駅伝男』です。愛斗も市雄さんのような『駅伝男』になってほしい」とコメントしており、祖父譲りの勝負強さを受け継ぐ存在として認めている。

祖父と同じ「旭化成」へ 世代を超え受け継がれる襷

箱根駅伝での快走は、佐藤愛斗選手にとって大きな第一歩に過ぎない。彼の視線はすでに、大学卒業後のキャリア、そして世界の舞台へと向けられている。「将来は旭化成で走って、五輪を目指したい」と力強く語る。祖父・市雄氏が黄金時代を築いた名門・旭化成のユニフォームに袖を通し、オリンピックを目指す。それは、彼にとって自然な目標であり、偉大な祖父を超えるための挑戦でもある。

「陸上を本気でやってみて、じいちゃんのすごさを改めて知りました。尊敬しています」と語る孫。その孫の活躍を誰よりも喜び、厳しくも温かい眼差しで見守る祖父。2026年の箱根路で始まった「駅伝男」の系譜を継ぐための戦いは、まだ始まったばかりである。

[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]

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