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【完全網羅】有馬記念の歴代優勝馬(1956-2025)メイヂヒカリからミュージアムマイルまで名馬たちを紹介

2000年代:近代競馬の結晶、ディープインパクト

2000年代は、血統やローテーションが体系化され、近代競馬が完成の域に達した時代であるその象徴が、2005年に無敗の三冠を達成したディープインパクトだ。同年の有馬記念ではハーツクライの奇襲に敗れ、生涯唯一の国内黒星を喫するも、翌2006年の有馬記念では引退レースとして出走。ファン投票1位の期待に応え、後続に3馬身差をつける圧勝劇で有終の美を飾った。その圧倒的なパフォーマンスは、まさに「英雄」のラストランにふさわしいものであった。

2010年代:個性派王者たちの競演と新記録

2010年代は、多様な個性を持つチャンピオンたちがグランプリを彩った。2011年と2013年を制したオルフェーヴルは、破天荒な気性と圧倒的な強さでファンを魅了。特に引退レースとなった2013年は、2着に8馬身差をつける圧巻の走りで伝説となった。また、2012年覇者のゴールドシップも、その予測不能なレースぶりから多くのファンに愛された。

そして2017年、歌手・北島三郎氏の所有馬として国民的な人気を博したキタサンブラックが、引退レースの有馬記念を逃げ切りで制覇。この勝利でGⅠ7勝目を挙げ、当時のJRA歴代最多獲得賞金記録を更新した。レース後、北島オーナーが競馬場で自身のヒット曲「まつり」を熱唱したシーンは、競馬史に残る名場面となった。

2020年代:新時代の到来と節目の第70回大会

2020年代に入り、有馬記念は新たな局面を迎えている。2022年には、キタサンブラック産駒のイクイノックスが父子制覇を達成。2024年にはレガレイラが37年ぶりとなる3歳牝馬による優勝という快挙を成し遂げた。

そして2025年、節目の第70回大会を制したのは、皐月賞馬ミュージアムマイルであった。前年の覇者レガレイラ、宝塚記念を制したメイショウタバル、ダービー馬ダノンデサイルなど、豪華メンバーが集結する中、C.デムーロ騎手の手綱さばきに応え、見事グランプリホースの栄冠に輝いた。これにより、同馬はGⅠ2勝目を挙げ、鞍上のデムーロ騎手は有馬記念初制覇となった。

血統で見る有馬記念 – サンデーサイレンスの衝撃と後継者たち

有馬記念の歴史を語る上で、種牡馬サンデーサイレンスの影響は計り知れない。2000年代以降、その血を引く馬たちがグランプリを席巻してきた。サンデーサイレンス自身は、2001年のマンハッタンカフェを皮切りに、ゼンノロブロイ(2004年)、ハーツクライ(2005年)、ディープインパクト(2006年)、マツリダゴッホ(2007年)と、計5頭の勝ち馬を輩出している。

その影響力は産駒の代に留まらない。サンデーサイレンスの子であるステイゴールドは、ドリームジャーニー(2009年)、オルフェーヴル(2011年、2013年)、ゴールドシップ(2012年)と4頭の勝ち馬を送り出し、父に次ぐ成績を収めた。また、ディープインパクト産駒もサトノダイヤモンド(2016年)などが勝利。近年では、ハーツクライ(父サンデーサイレンス)を父に持つスワーヴリチャードの産駒であるレガレイラが2024年に優勝するなど、サンデーサイレンスの血脈は今なお有馬記念の重要なファクターであり続けている。

一方で、キタサンブラック(父ブラックタイド)の産駒であるイクイノックス(2022年優勝)の活躍は、サンデーサイレンスの直系ながらも異なる流れの台頭を示唆しており、今後の血統勢力図の変化も注目される。

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