眼鏡橋は本当にメガネに見える?アクセスや見どころを徹底解説!

取材・編集:MEDIA DOGS 編集部/ © 2025 MEDIA DOGS
2025年12月上旬、冬の澄んだ空気のなか、長崎のシンボル「眼鏡橋」を訪れました。バスを降りて歩くこと数分、目の前に現れたのは、穏やかな川面にアーチがくっきりと映り込み、完璧な円を描く「メガネ」の姿。その計算され尽くしたかのような美しさに、思わず息をのみました。今回は、実際に歩いて感じた眼鏡橋の魅力と、これから訪れる方が知っておきたいポイントを、体験をもとに詳しくレポートします。
概400年の歴史を刻む、日本最古のアーチ型石橋
眼鏡橋は、1634年(寛永11年)に興福寺の二代目住職である黙子如定(もくすにょじょう)禅師によって架けられた、日本初のアーチ型石橋です。
川面に映った影が双円を描き「メガネ」に見えることからその名がつき、東京の「日本橋」、山口の「錦帯橋」と並び日本三名橋の一つに数えられています。 1982年の長崎大水害で一部が崩壊する悲劇に見舞われましたが、市民の力で川から引き揚げられた石材を使い、翌年には見事に復元されました。現在は国の重要文化財に指定されており、長崎の歴史を語る上で欠かせない存在です。
体験レビュー:街の喧騒を忘れる、穏やかな時間
アクセスと第一印象
「めがね橋」のバス停から歩いて2分ほど。川沿いの道に出ると、すぐに特徴的な石橋が見え、「ここが眼鏡橋か!」とすぐにわかりました。

私が訪れたのは平日の午後でしたが、晴天に恵まれたおかげで、石橋の輪郭と、キラキラと光る川面に映る影がくっきりと見え、その美しさに感動しました。
混雑具合と散策の様子
橋の上を渡る人はほとんどおらず、自分のペースでゆっくりと歴史を感じながら歩くことができました。

一方で、橋が最も美しく「メガネ」に見える対岸の橋の上や、川辺に降りられる飛び石のあたりには、数名の方がカメラを構えていました。それでも、お互いに邪魔になることなく、思い思いの時間を過ごせるほどのどかな雰囲気です。川沿いの遊歩道にはベンチも設置されており、座ってのんびりと橋と川の流れを眺めている方もいて、街中にありながらも穏やかな空気が流れていました。

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