ミスド福袋2026“原田治デザイン”に「オサムグッズ懐かしい!」の声 2025年の改悪騒動から一年、今年は良いかも?!と話題に

ミスタードーナツが発表した「ミスド福袋2026」が、SNS上で大きな話題を呼んでいる。2025年版が「改悪」と厳しい評価を受けた反動からか、当初は慎重な見方が多かった。しかし、7年ぶりにポケモンコラボを離れ、イラストレーター原田治のデザインに“原点回帰”したことで、風向きは変わりつつある。前年の失望がもたらした低い期待値を、実物のクオリティが上回る「逆転現象」が起きているのだ。
前年の“改悪”騒動、何が起きたのか
話は1年前に遡る。2025年版の福袋(2024年末発売)は、SNSで「#ミスド福袋改悪」というハッシュタグがトレンド入りするほどの不評を買った。最大の要因は、価格が上がったにもかかわらず、ドーナツ引換券の枚数が最高額のもので50個から35個へと大幅に減少したことだ。さらに、引換対象が低価格帯のドーナツに限定され、グッズの質も「チープになった」との声が相次いだ。前年までのお得感との落差が、消費者の大きな失望を招いた形だ。
ミスドの福袋、物価高とはいえこんなひどいことになってしまったのか 福袋言ってるのにお得感が0だ、こんな改悪してまで福袋やるのか
この結果、例年なら早期に完売する福袋が、年明け後も店頭に山積みになる異例の「売れ残り」現象が発生。一部店舗では半額近い価格で販売される事態にまで発展した。この一連の騒動が、2026年版を見る消費者の目に、深い疑念の影を落としていたのだ。
7年ぶり路線変更、原点回帰の“原田治デザイン”
そうした逆風の中、ミスタードーナツは大きな決断を下す。7年間続いたポケモンとのコラボレーションを終了し、創業55周年を記念した「ミスタードーナツを楽しみつくす55周年セレクション」をテーマに掲げたのだ。主役に抜擢されたのは、ブランドキャラクターの「ポン・デ・ライオン」と、1970年代からミスタードーナツのグッズデザインを手掛けてきたイラストレーター、原田治の「OSAMU GOODS」だった。この路線変更は、子どもやファミリー層が中心だったポケモンから、かつてのデザインを知る30〜50代の大人層へとターゲットを明確にシフトさせる一手と言える。
SNSでは賛否も…原点回帰を歓迎する声
発表直後、SNSの反応は割れた。「ポケモンじゃないなら買わない」という長年のファンからの落胆の声がある一方で、「オサムグッズ懐かしい!」「ポン・デ・ライオングッズ復活うれしい」といった、原点回帰を歓迎する声がそれを上回る勢いで広がった。特に、6,500円福袋の目玉である「ポン・デ・リング型ぬいぐるみ」や、A4サイズが入る「原田治トートバッグ」には好意的な意見が集中している。
やっぱポンデライオンが1番かわいい😍 ここ数年SNSで言われていた要望がついに反映されたのか!?ってくらい良き 原田治さんのイラストなつかしかわいい
価格は3,800円と6,500円に再び値上げされたが、ドーナツ引換券がネットオーダーに対応するなど利便性が向上した点も評価されている。前年の経験から「どうせ今年も…」と懐疑的だった層が、実物の写真などを見て「思ったよりずっと良い」「去年より断然いい」と評価を改める動きが目立つ。
期待値の“逆転現象” なぜ評価は好転したか
2025年版と2026年版では、評価の構造に「逆転現象」が見られる。2025年は「ポケモンコラボ継続」という高い期待値があったが、実物がその期待を下回ったため、失望感が炎上へとつながった。一方、2026年は前年の失望から「期待値が低い」状態からのスタートだった。そこに、懐かしさと新しさを両立させた原田治デザインという“良い意味での裏切り”が提示されたことで、「思ったより良い」というポジティブなギャップが生まれたのだ。この心理的な振れ幅が、SNS上での好評を後押ししている。
福袋の価値は、単なる「お得感」だけではない。2026年版は、ドーナツ引換券の枚数で測るコストパフォーマンスから、「ブランドの世界観を楽しむ」という体験価値へと軸足を移した。その象徴が、長年のファンに応える原田治デザインの復活だったと言えるだろう。昨年、「ひどい」と感じた慎重派ほど、今年の“原点回帰”に新たな価値を見出すかもしれない。














































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