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SNSで話題!函館・湯倉神社の見どころをレビュー!紅葉と”イカすおみくじ”が魅力のパワースポット

SNSで話題!函館・湯倉神社の見どころをレビュー!紅葉と”イカすおみくじ”が魅力のパワースポット

取材・編集:MEDIA DOGS 編集部/ © 2025 MEDIA DOGS

函館市電に揺られ、終点の「湯の川」で降り立つと、目の前に広がる光景に思わず息をのみました。燃えるような赤や鮮やかな黄色に染まった木々が、荘厳な鳥居を優しく包み込んでいるのです。2025年11月13日の午前10時、私が訪れた函館の「湯倉神社」は、まさに一枚の絵画のような美しさでした。ここは、ただ歴史ある神社というだけでなく、訪れる人を楽しませる遊び心と、心安らぐ空気が見事に融合した、想像以上に魅力的なパワースポットでした。

湯倉神社、遠目の外観

湯倉神社ってどんなところ?温泉と癒やしの歴史

境内案内図

500年以上の歴史と病気平癒の伝説

湯倉神社は、函館随一の温泉街「湯の川温泉」発祥の地として知られています。その歴史は古く、伝説によれば500年以上前の1453年、一人の木こりが湧き出る温泉を発見したのが始まりとされています。木こりが関節痛をこの湯で癒やしたことから、感謝を込めて薬師如来を祀る小さな祠を建てたのが神社の起源だそうです。

江戸時代の1653年には、松前藩の藩主・高広公が重い病にかかった際、母君の夢のお告げに従ってこの温泉で湯治したところ、たちまち全快したという逸話も残っています。これを感謝し、社殿が再建されたことで、病気平癒や健康長寿の神様として、より一層篤い信仰を集めるようになりました。

ご祭神とご利益

現在の主祭神は、国造りの神様である大己貴神(おおなむちのかみ)と、医薬・温泉の神様として知られる少彦名神(すくなひこなのかみ)の二柱です。この二柱の神様は、協力して国を造り、人々の病を癒やす方法を定めたと伝えられています。

そのため、ご利益は病気平癒健康長寿はもちろんのこと、大己貴神が縁結びの神様「大国主命」としても知られることから、縁結び商売繁盛安産など、多岐にわたります。歴史と伝説に裏打ちされた、力強いパワースポットなのです。

秋の湯倉神社、リアル体験レポート

市電を降りれば、そこは別世界

函館観光の足、市電の終点「湯の川」電停を降りると、本当に目の前が湯倉神社です。アクセスの良さには驚きました。私が訪れた日は、平日にもかかわらず、多くの観光客で賑わっていました。特に海外からの方が多く、皆さん熱心に写真を撮られていたのが印象的です。

最寄りの電停

入口では、まず立派な朱色の鳥居が出迎えてくれます。木々に囲まれているためすぐには見えませんが、その存在感は圧倒的。この鳥居をくぐり、少し急な階段を上ると、さらに大きな鳥居が現れます。この構造は私が今まで訪れた神社とは少し違い、神聖な場所へ一歩一歩近づいていく感覚を強く感じさせました。

鳥居

賑わいと静寂が共存する境内

境内は、おみくじコーナーこそ混雑していましたが、敷地が広いため全体的にはゆったりとした時間が流れていました。手水舎で身を清め、荘厳な本殿へ。幸いにも待つことなく、静かな心で参拝することができました。

手水舎
本殿

参拝後は境内を散策。見事に色づいた大銀杏や、力強く根を張る松の木が本当に美しく、「秋に来てよかった」と心から思いました。特に印象的だったのは、海外の観光客の方が、地面に落ちた色鮮やかな葉を一枚一枚手に取り、珍しそうに、そして愛おしそうに眺めていた姿です。私たち日本人には当たり前の光景も、彼らにとっては特別な宝物に見えるのだなと、なんだか温かい気持ちになりました。ベンチは少ないですが、美しい景色を眺めながら歩くだけで、心が洗われるような居心地の良い空間でした。

湯倉神社のココがすごい!3つの魅力

魅力1:息をのむほど美しい景観

なんといっても、その景観の美しさが一番の魅力です。私が訪れた秋は、紅葉した木々と朱色の鳥居、そして風格ある本殿が見事なコントラストを描き、どこを切り取っても絵になります。多くの人がカメラを構えるのも納得の美しさで、SNS映えするスポットとしても人気が高いようです。

魅力2:遊び心満載!ユニークなおみくじ

湯倉神社が多くの観光客を引きつけるもう一つの理由が、他では見られないユニークなおみくじの数々です。その種類は10種類以上あるとも言われています。

最も有名なのが「函館イカすおみくじ。これは北海道内の神社が共同企画した「えぞみくじ」シリーズの一つで、函館名物のイカを模した張り子を、なんと備え付けの釣り竿で釣り上げるんです!

さらに、湯の川温泉名物の温泉に入るサルをモチーフにした「温泉サルみくじ」も登場し、その可愛らしさが人気を呼んでいます。親子ザルが温泉に浸かっている姿は、見ているだけでほっこりしますね。

魅力3:観光に優しいアクセスと心遣い

前述の通り、市電やバス停から徒歩1〜2分というアクセスの良さは、旅行者にとって非常にありがたいポイントです。また、境内には「境内案内図」の看板が設置されており、広い敷地でも迷うことなく散策できます。こうした細やかな心遣いが、参拝のしやすさに繋がっていると感じました。

次ページ:訪れる前に知っておきたい注意点

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