今年もまた、コーヒーファンが固唾をのむ季節がやってきた。スターバックスコーヒージャパンは、毎年恒例の「スターバックス福袋2026」の詳細を発表。オンラインでの抽選エントリーが2025年11月4日から開始される。価格は8,800円（税込・送料無料）。SNSでは早くも「今年こそは」という期待と、「どうせ当たらない」という諦めが入り混じった声が飛び交い、新年の風物詩ともいえる争奪戦の様相を呈している。

11月4日、運試しの火蓋

福袋を手に入れるための唯一の道は、オンライン抽選だ。かつてのような店頭での販売はなく、誰もが平等にチャンスを得られる仕組みとなっている。しかし、その門は決して広くない。

公式発表によると、抽選エントリー期間は2025年11月4日午前10時から11月14日午後11時59分まで。当選発表は11月25日に行われ、当選者は12月2日までに決済手続きを完了させる必要がある。商品は2026年1月1日から7日の間で希望した日に届けられるという流れだ。

エントリーにはWeb会員サービス「My Starbucks」への登録が必須であり、応募は1人1回限り。この厳格なルールが、かえってファンの射幸心を煽っている側面もあるのかもしれない。

気になる中身と「サプライズ」

人々をこれほどまでに惹きつける福袋の中身は、今年も魅力的なラインナップが揃う。持ち手の長さが調整できるトートバッグに、福袋限定デザインのステンレスボトル。その他、様々なグッズやコーヒー豆、そして店舗で使えるドリンクチケットやコーヒー豆引換券などが詰まっている。

「新しく、自分らしく、前向きな日々を楽しむ年に」というテーマを掲げ、新年の様々なシーンにフィットするアイテムがセレクトされている。 出典：スターバックス コーヒー ジャパン 公式サイト

さらに今年は、「Super Lucky New Year Surprise!」と題した特別企画も用意された。なんと当選者のうち1,000個限定で、グレーのラインストーンが輝く特別仕様のステンレスタンブラーが封入されるという。この「超当たり」の存在が、元々高い競争率をさらに押し上げることは間違いないだろう。

なぜこれほど人気なのか？当選確率「10倍超え」の現実

スタバ福袋の人気は、単なるお得感だけでは説明がつかない。限定デザインのグッズが持つコレクション性、そして何より「抽選でしか手に入らない」という希少性が、所有欲を強く刺激する。福袋の中身の総額は販売価格を上回ることが多く、コストパフォーマンスの高さも魅力の一つだ。

では、実際の当選確率はどれほどのものなのか。公式な発表はないものの、複数のメディアや個人のブログでは、過去のSNSでの当落報告などを分析し、当選確率を「5～10%」、倍率にして「10～20倍」と推測する声が多い。これは、10人が応募しても1人当たるかどうかという狭き門だ。

まるで人気アーティストのライブチケットのような争奪戦。この「手に入りにくさ」こそが、スタバ福袋を特別な存在に押し上げている最大の要因と言えるだろう。

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