秋雨がぱらつく肌寒い週末となったが、池袋の街は異様な熱気に包まれていた。

10月24日から26日にかけて開催された日本最大級のコスプレイベント「池袋ハロウィンコスプレフェス2025」（通称：池ハロ）が、過去最多となる16万人超の来場者を記録。盛況のうちに幕を閉じたのだ。

この記録的な盛り上がりの中心にいたのが、スペシャルゲストとして初参加したKis-My-Ft2の宮田俊哉だ。

彼の登場は、単なるゲスト出演にとどまらなかった。ファンを巻き込み、自らも深く楽しむその姿勢は、イベントの熱量を最高潮に押し上げる起爆剤となったのである。

ファンと創り上げた「本気」のコスプレ

ハイライトは25日、中池袋公園のメインステージだった。ファンの大歓声に迎えられて登場した宮田は、長髪に胸元が大きく開いた妖艶な和装姿。

これは、彼が表紙を飾ったコスプレ情報誌『COSPLAY MODE』で披露したオリジナルキャラクターの衣装だ。

明日池袋ハロウィンに出演するんだけど雨降るの！？絶対寒いよね！？

俺これだからすげー薄着なんだけどww

頑張ります！
頑張ろうぜ！！笑#池ハロ2025 pic.twitter.com/u2GGgW0xNX

— 宮田俊哉 (@t_miyata_kmf2) October 24, 2025

驚くべきは、このキャラクターがファンとの対話から生まれたという点だ。宮田は自身のXで「どんなコスプレをしてほしい？」とファンに問いかけ、寄せられた要望を「全部混ぜちゃおう！」という発想で一つのキャラクターに昇華させたと明かしている。

それは、アイドルがファンに応えるという一方通行の関係ではなく、共に一つの作品を創り上げるという、新しい形のエンターテインメントの姿だった。

本人が語った熱狂の舞台裏

イベント後、宮田は自身のXアカウントで喜びを爆発させた。

ステージも楽しかった〜！！

コスプレを楽しんでるみんなと写真撮れて幸せだった〜☺️#池ハロ2025 pic.twitter.com/LjQ44wjm4h

— 宮田俊哉 (@t_miyata_kmf2) October 25, 2025

さらに、彼はイベント参加者から「顔小さいですね！」「スタイルいいですね！」と何度も言われたことに触れ、「Kis-My-Ft2って、とんでもねースタイルだらけなのよ！マジで！笑」と投稿。グループへの愛情をユーモアたっぷりに語り、ファンを喜ばせた。

人前での本格的なコスプレは初めてと語りながらも、ランウェイやパレードでは堂々とした姿を披露し、観客を魅了した。

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