伊藤理々杏、乃木坂46を卒業へ 43枚目シングル「君ロス」の活動をもって、今後はお芝居中心に

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乃木坂46の3期生、伊藤理々杏(24)が10月17日、公式ブログでグループからの卒業を発表した。12月2日発売の43rdシングル「君ロス」が最後の参加作となり、卒業時期は2026年内の予定。卒業後も芸能活動を続け、お芝居を中心に挑戦していくとつづっている。
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43rdシングル「君ロス」が最後の参加作に
発表は10月17日18時に更新された「好きだったこの場所」と題したブログだった。伊藤は「43枚目シングルの活動をもって、乃木坂46を卒業します。」と書き、ファンへ直接報告した。
4分後の18時4分には、乃木坂46公式サイトも「伊藤理々杏 卒業のお知らせ」を掲載している。43rdシングル「君ロス」が最後に参加するシングルになると説明し、卒業時期は「2026年内を予定」とした。具体的な卒業日は決まり次第知らせるという。
卒業コンサートやセレモニーの有無、日程は、10月18日時点で発表されていない。本人もブログで「詳しい日程などは、後日、決まり次第お知らせしますので、お待ちください。」と呼びかけた。
「君ロス」は12月2日に発売される。Blu-ray付きの初回仕様限定盤はTYPE-AからTYPE-Dまでの4種類で各2,000円、CDのみの通常盤は1,200円(いずれも税込み)。選抜メンバーは、10月18日深夜放送のテレビ東京系「乃木坂工事中」で発表される予定だ。伊藤が選抜とアンダーのどちらで最後のシングルに参加するかは、この放送で明らかになる。
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「信号は青になっていた」ブログにつづった決断
ブログは長文だった。卒業という言葉を「いつか口にする時が来ると覚悟はしていた」と明かしつつ、「卒業する側が寂しいと言うなんて、ずるいと思われるかもしれませんが、寂しいものは寂しいのです。笑」と率直な思いを書いている。
決断までの気持ちは、横断歩道にたとえた。グループを「世界でいちばん居心地のいい、素敵な、最高の場所」と表し、ずっと「信号を赤のままにして、横断歩道を渡らずにいました」という。先輩や同期、後輩が次々と卒業していく姿を見るうち、自分が渡る姿も想像できるようになり、恐怖は期待へと変わっていった。「外から乃木坂46という大好きなグループを見てみたい」という気持ちも芽生えたという。
「ふと気づくと、信号は青になっていました。」
この一文が、決断のときを表している。
ファンへの言葉も多かった。理想のアイドル像を追うあまり悩んだ時期があり、ネガティブな感情を表に出さずにきたと打ち明けたうえで、「私をアイドルにしてくれたのは、紛れもなくファンの皆さんです。」と感謝を伝えた。同期の3期生については、メンバーとも家族とも違う特別な存在だと書いた。そして卒業後の新しい世界へ向かう決意を、「私は横断歩道を渡ります。」と記している。
沖縄から飛び込んだ10年、舞台で磨いた演技
伊藤は2002年10月8日生まれ、沖縄県出身。2016年9月4日に乃木坂46の3期生オーディションに合格した。ブログによると、加入が決まってからは毎週末ひとりで沖縄から東京へ通ってレッスンを受け、地元の中学校には別れを告げられないまま転校したという。文化祭も部活動も経験しなかった学生時代を振り返り、「青春らしい青春はあまり味わえなかったかもしれない」としながら、「後悔したことは一度もありません」と言い切った。
9月5日のブログでは、加入前の秘話も明かしていた。当時から乃木坂46のファンだった伊藤は、鳥居坂46(のちの欅坂46)のオーディションを受けるか迷った末に諦め、後悔したという。その後に発表された3期生オーディションに、もう後悔したくないと応募した。
初めてファンの前に立ったお見立て会の記憶も、卒業ブログに書き残している。名前順でいちばん最初に登場したため緊張し、受け入れてもらえるか不安だったが、目の前には「あたたかくて優しい乃木坂色」のサイリウムが広がっていたという。
グループでの歩みは長い。2017年には3期生楽曲「僕の衝動」でセンターを務め、2018年発売の22ndシングル「帰り道は遠回りしたくなる」で初めて選抜入りした。2023年発売の32ndシングルでは、アンダー楽曲「さざ波は戻らない」で林瑠奈とダブルセンターに立っている。
卒業後の軸に据える演技は、舞台で経験を重ねてきた分野だ。2018年の乃木坂46版ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」ではセーラーマーキュリー(水野亜美)を演じ、2025年3月から4月のミュージカル「東京リベンジャーズ」#2 Bloody Halloweenでは橘日向役を担当した。同年10月から11月には吉田修一原作の舞台「パレード」で大垣内琴美役、2026年3月には舞台「1リットルの涙」で主演の亜也役を務めている。
朗読劇にも続けて出ている。「私の頭の中の消しゴム」には2024年の15th Letter、2025年のFinal Letterと2年続けて出演し、2024年には「名前を呼んで、もう一度」にも参加した。同年12月にはPARCO劇場でTRPG作品「カタシロ〜Relive vol.1〜」の患者役を演じ、2025年12月には全編アドリブで進む即興演劇、マーダーミステリーシアター「偽りの晩餐」の舞台にも立った。台本のない舞台まで含め、ジャンルの違う作品に出続けてきた。
卒業後は「お芝居を中心に」、11月には朗読劇も
ブログでは今後について、「卒業後は芸能活動を続け、お芝居を中心にいろいろなことに挑戦していきたいと思っています。」と書いた。いろいろな経験をする中で「やっぱりお芝居が好きだなと感じる瞬間が何度もありました」とも明かしている。お芝居をしたこともなく興味もなかった自分に、その機会をくれたのはグループだったと感謝をつづり、新しい世界は「きっととても厳しい」と覚悟も示した。
在籍中の舞台出演も控える。11月には朗読劇「名前を呼んで、もう一度」の2026年版に出演し、東京公演は11月12日から14日、大阪公演は11月19日から22日に上演される。伊藤の出演日は後日発表となっている。同作への出演は2024年版に続いて2度目だ。
伊藤の卒業で、2016年に加入した3期生のうち、グループに残るのは岩本蓮加ひとりになる。9月には岩本とともに加入10周年を迎えたばかりだった。
「最後のその時まで、みんなとたくさん笑顔でいられますように!」。ブログの終盤にそう記した伊藤は、残りの期間を「乃木坂46でいられる時間を大切に噛み締めながら」過ごすと約束した。卒業日の発表は、これから届く。
[文/構成 by エンタメライター 真柴 ことね]












































































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