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原英莉花、ビュイックLPGA上海3日目は76で14位タイに後退 竹田麗央は首位と5打差の4位タイで最終日へ

原英莉花、ビュイックLPGA上海3日目は76で14位タイに後退 竹田麗央は首位と5打差の4位タイで最終日へ

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米女子ツアー「ビュイックLPGA上海」の第3ラウンドが10月17日、中国・上海のシェシャンGC(6735ヤード、パー72)で行われた。首位と3打差の4位タイから出た原英莉花(27)は1バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの76と崩れ、通算1オーバーの14位タイに後退。同じく4位タイから出た竹田麗央(23)は71で回って通算4アンダーの4位タイを守り、首位と5打差で10月18日の最終ラウンドに臨む。首位は通算9アンダーのチェ・ヘジン(韓国)だった。

強風のムービングデー、原は4つ落とし竹田は順位を守る

第2ラウンドを終えて通算3アンダーで並んでいた原と竹田は、同じ4位タイのカルロタ・シガンダ(スペイン)と3人の組で1番からスタートした。この日は朝から強い風が吹き、上位陣の多くがスコアを伸ばせずに苦しんだ。

竹田は1番でつまずく。フェアウェイ中央からの2打目がグリーン右奥にこぼれ、ウェッジで1.5メートルに寄せたパーパットを外してボギー発進となった。同じホールで原も2打目をグリーン右奥に外したが、パターで1メートルに寄せてパーでしのいでいる。

その後の2人は明暗が分かれた。竹田は4バーディー、1ボギー、1ダブルボギーと出入りの多いラウンドながら、1つスコアを伸ばして71。通算4アンダー、212ストロークで、シガンダと並ぶ4位タイの位置を保った。

原はバーディーが1つにとどまった。3つのボギーに加えてダブルボギーもたたき、この日だけで4つスコアを落とした。通算1オーバーの217ストロークで、ナンナ・コースツ・マドセン(デンマーク)と並ぶ14位タイ。首位との差は10打まで開いた。

3日目を終えた日本勢の成績は次のとおり(LPGA公式リーダーボード、10月17日時点)。

順位選手通算3日目各ラウンド
4位タイ竹田麗央4アンダー7168-73-71
9位タイ吉田優利イーブンパー6775-74-67
14位タイ原英莉花1オーバー7669-72-76
40位タイ勝みなみ7オーバー7570-78-75
46位タイ西郷真央8オーバー7375-76-73
棄権山下美夢有――第1ラウンド前に棄権

2日目までは2人並んで首位と3打差の4位タイ

原は10月15日の第1ラウンドで、インスタートから4バーディー、1ボギーの69をマークし、7位タイと好位置で滑り出していた。10月16日の第2ラウンドは5バーディー、5ボギーの72。出入りの激しい内容をパープレーにまとめ、通算3アンダーの4位タイに順位を上げた。

池越えの2打目となる難関の9番では、向かい風の中で残り190ヤードから5番ウッドで4メートルにつけ、バーディーを奪った。第2ラウンド後、中継局U-NEXTのインタビューでは「風の強弱、方向も一定じゃなかったぶん、すごく難しかったんですけど、本当に一生懸命プレーしました」と語っている。ティーショットをフェアウェイに置けなかった点を課題に挙げ、「しっかり回復して、あしたもいいプレーができるように頑張ります」と話していた。

竹田は第1ラウンドに68で3位タイ発進。第2ラウンドは3バーディー、4ボギーの73と1つ落としたものの、原と同じ通算3アンダーの4位タイで週末に入った。

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ルーキーの原と米ツアー3勝目を狙う竹田

横浜市出身の原は、2020年と2023年の日本女子オープンを制するなど国内ツアーで実績を重ねてから、米国に挑んだ。2025年は米下部のエプソンツアーを主戦場にし、8月17日の「ワイルドホースレディスゴルフクラシック」で64をマークして初優勝。年間ポイントランキングを5位で終え、上位15人に与えられる2026年の米ツアー出場資格を手にした。

ルーキーイヤーの2026年は、上海大会の前までに米ツアー21試合に出場し、トップ10入りは4回。7月のスコットランド女子オープンでは米ツアー初の最終日最終組を経験し、自己最高の8位タイに入った。新人賞のレースでもトップを走る。ただ、国内メジャーのソニー日本女子プロ選手権を含む直近5試合では予選落ちが4回あった。第1ラウンドを一桁順位で終えたのは、7月のスコットランド女子オープン以来、約3カ月ぶりだった。

一方の竹田は熊本県出身。2024年11月、日米共催のTOTOジャパンクラシックをプレーオフで制して米ツアー初優勝を挙げ、出場資格をつかんだ。米ツアーに本格参戦した2025年には、中国・海南島のブルーベイLPGAで後続に6打差をつけて優勝し、通算2勝目を挙げている。2026年はまだ勝利がなく、上海で今季初優勝と米ツアー通算3勝目を狙う。

関連記事:竹田麗央、11日の巨人-DeNA CS第2戦で始球式 「いつも試合速報を見て応援しています」米ツアー2勝の大の巨人ファン

首位チェ・ヘジンのリードは1打、5打差を追う竹田

首位のチェ・ヘジンは、64、74、69の通算9アンダー、207ストローク。2022年に米ツアーへ本格参戦し、まだ優勝がない。第1ラウンド終了時点で3打あったリードは、第2ラウンド後に2打、第3ラウンド後には1打へと縮まった。

1打差の2位は68をマークしたエイミー・ヤン(韓国)で通算8アンダー。2024年の全米女子プロ選手権を制したメジャー覇者だ。さらに1打差の3位には、ボギーなしの67で回った2024年大会の覇者イン・ルオニン(中国)が続く。2025年大会を勝みなみとの5ホールに及ぶプレーオフの末に制したジーノ・ティティクル(タイ)は74と落とし、通算イーブンパーの9位タイで連覇は遠のいた。

日本勢で最も勢いがあったのは吉田優利だ。40位タイから出た吉田は、上がり3連続を含む6バーディー、1ボギーで、この日のベストスコアタイとなる67をマーク。通算イーブンパーの9位タイまで浮上した。ラウンド後は「(5オーバーだった)借金を全部返せたので、明日は赤字(アンダーパー)に持っていきたいです」と、最終ラウンドでのアンダーパーに意欲を見せた。

最終ラウンドは10月18日、U-NEXTが日本勢を追う専用チャンネルで配信

大会は予選カットがない4日間72ホールで争われる。今年から会場をシェシャンGCに移し、賞金総額は320万ドルに増えた。大会側は、アジアの女子プロゴルフで最高額だとしている。

最終ラウンドの模様は、2026年から日本国内でLPGAツアーを独占ライブ配信しているU-NEXTが伝える。視聴にはLPGAツアーなど海外ツアーを扱う「ワールドゴルフパック」(月額2,600円、税込)の登録が要る。U-NEXTの番組ページによると、10月18日は日本時間9時40分に配信を始め、9時45分に開演する予定。9時45分からは吉田、原、竹田らのプレーを追う「日本勢徹底マークLIVE」、12時からは国際映像のチャンネルが用意されている。天候や進行状況で開始時刻は変わる場合がある。

米女子ツアーの秋のアジアシリーズは上海が4連戦の初戦。この後はBMW女子選手権(10月22〜25日)、メイバンク選手権(10月29日〜11月1日)、日米共催のTOTOジャパンクラシック(11月5日開幕)と続く。原にとってルーキーシーズンは上海を含めて残り6試合。竹田は5打差から今季初優勝を、原は14位タイから少しでも上の順位を目指し、最終ラウンドのティーグラウンドに立つ。

[文/構成 by スポーツライター 疾風(HAYATE)]

寄稿者

疾風(HAYATE)
スポーツニュースサイトでの執筆を経て、ゴルフ、競馬、大相撲、フィギュアスケート、陸上など、競技の枠を越えてスポーツ記事を書いてきたWEBライター。経験は6年。大会結果や記録、番付、レース展開など、数字と公式記録を土台に「何がすごかったのか」を整理する記事を得意としている。ルールや採点方式が分かりにくい競技でも、初めて観る人がその一戦を楽しめるよう、背景や見どころまでかみくだいて伝えることを心がけている。主な執筆分野は、ゴルフ、競馬、大相撲、フィギュアスケート、陸上、バスケットボール。

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