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広池浩成、西武がドラフト指名候補リストから外したと判明 MLB挑戦意向の最速156キロ右腕、父・広池浩司は西武球団本部長

広池浩成、西武がドラフト指名候補リストから外したと判明 MLB挑戦意向の最速156キロ右腕、父・広池浩司は西武球団本部長

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慶大の最速156キロ右腕・広池浩成(4年)について、西武が22日のドラフト会議の指名候補リストから外したことが14日に分かったと報じられた。広池は日本のプロ野球(NPB)を経ずに米大リーグ(MLB)へ挑戦する意向を固めたとされる。父の広池浩司は西武の球団本部長で、大学卒業の時点で父の球団に入る道は閉じた形とみられる。球団の公式発表ではなく、報道ベースの情報となる。

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西武が候補リストから外したと報じられた14日

西武が広池をドラフトの指名候補リストから外したことが分かったと報じられたのは14日だった。ドラフト会議は8日後の22日に迫る。

もともと広池はNPB入りを志望しており、西武の担当スカウトも東京六大学リーグなどで投球を見てきたという。プロ志望届も提出しており、全日本大学野球連盟が9月7日時点で更新した提出者一覧には、慶大の投手として名前が載っている。だが、本人の中でMLBへの思いが強まり、リストから外れたとされる。

同じ14日の朝には、広池がNPBを経由せずMLBに挑戦する意向を固めたと報じられていた。ドラフトで指名されなければ、米球界行きへの動きを加速させるとみられている。

球団本部長の息子が、その球団の候補リストから外れる。親子の縁で注目を集めた進路の話は、ひとまず「大卒で西武入り」という選択肢が消えるところで区切りを迎えた。ただ、リスト外はあくまで西武の対応として伝えられたもので、球団や本人が公式に発表した事実ではない。他球団が指名する可能性は残る。

慶応高から慶大へ、最速156キロの右腕

広池は広島市の出身。慶応中等部、慶応高を経て慶大に進み、経済学部に在籍する。180センチ、85キロの右投げ左打ちで、最速156キロの直球を軸に球威で押していく投球が持ち味だ。

リーグ戦のデビューは1年春だった。今春は6試合に登板して1勝0敗、防御率2.37でチームのリーグ優勝に貢献し、全日本大学野球選手権では準優勝を経験した。副将を務める今秋は3試合すべてに先発し、15回2/3を投げて23奪三振、防御率1.15。13日時点の東京六大学リーグ通算は26試合、71回1/3で4勝2敗、防御率2.78となった。

投球の数字へのこだわりも強い。ホークアイやトラックマンといった計測機器のデータを使って自分の投球を分析しているとされ、目標に挙げるのはメジャー歴代最多の通算奪三振記録を持つノーラン・ライアンだという。

2年生だった2024年11月30日にはインスタグラムのアカウントを開設し、投球やトレーニングの動画をほぼ毎日投稿してきた。開設から1カ月足らずでフォロワーは6400人を超え、同年12月11日にはトレーニング施設で156キロを計測した動画も公開している。ほかの学生に影響を与えたい、という思いからの発信だった。

父・広池浩司は元広島の左腕で西武の球団本部長

父の広池浩司(53)は元広島の左腕投手で、広島では248試合に登板した。西武では球団副本部長兼編成統括を経て、2025年1月から球団本部長を務める。編成部門の責任者という立場だ。

その息子がドラフト候補に挙がったことで、西武が指名に動くのかは早くから注目されていた。西武は今季パ・リーグ2位に入ったものの、クライマックスシリーズ(CS)はファーストステージで敗退。西口文也監督は、即戦力の投手を球団に要望したことを報道陣に明かしたと伝えられている。投手の補強を急ぐチーム事情がありながら、最速156キロ右腕が候補から外れたと伝えられた。

MLB球団も関心、慶大から2年連続の米挑戦へ

広池には、レンジャーズ、ヤンキース、ブルージェイズなど複数のMLB球団が関心を寄せていると報じられている。あるMLB球団のスカウトは「あのストレートの強さは魅力」と直球を評価したと伝えられた。複数のNPB球団からも高い評価を受けていたが、気持ちはMLBに傾いたという。

慶大からは前年にも同じ道を選んだ選手がいる。外野手の常松広太郎は2025年のドラフトで指名されず、米金融大手ゴールドマン・サックスへの就職が決まっていたが、内定を辞退してカブスとマイナー契約を結び、2026年1月に会見を開いた。広池が米国へ渡れば、慶大から2年続けて大卒直後のMLB挑戦者が出る。

NPBのドラフトで指名されなくても、MLB球団とマイナー契約を結ぶ日本のアマチュア選手は珍しくなくなった。本格的な交渉は、大学の公式戦の日程がすべて終わってから進む見通しとされる。

22日のドラフト会議と今後の焦点

まずは22日のドラフト会議だ。プロ志望届を出している以上、制度のうえではどの球団も広池を指名できる。西武以外の11球団がどう動くかが、最初の分かれ目となる。

指名がなければ、MLB挑戦への準備が具体的に進む。本人や球団からのコメントはまだ出ていない。東京六大学の秋季リーグはまだ続いており、マウンドで見せる直球が、日米どちらのスカウトにどう映るのか。進路の行方は、秋のリーグ戦の残りとドラフト当日の結果にかかっている。

関連記事:織田翔希(横浜高)、メジャー挑戦が決定的と報道 15日の進路会見を前に、10月上旬の渡米ではサンディエゴでポストシーズンを観戦

[文/構成 by スポーツライター 高瀬翔吾]

寄稿者

高瀬翔吾
Webメディアでスポーツ、エンタメ、時事ニュースなど、累計数千本の記事制作に携わってきたスポーツ系ライター。野球分野では、プロ野球の試合結果や選手の記録をはじめ、MLB、高校野球、ドラフト、移籍、契約更改などの記事を継続的に担当。数字や公式記録を基に情報を整理する記事を得意としており、結果を伝えるだけでなく、その記録が持つ意味や、選手・球団を取り巻く背景までわかりやすく解説することを心がけている。主な執筆分野は、プロ野球、MLB、高校野球、侍ジャパン、ドラフト、移籍情報。

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