ドルトムント、ニコ・コヴァチ監督と2029年まで契約延長 平均勝ち点2.15はクラブ史上最高

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ドイツ・ブンデスリーガのボルシア・ドルトムントは13日、ニコ・コヴァチ監督(54)との契約を2029年6月30日まで延長したと発表した。2027年6月までだった契約を2年延ばし、弟のロベルト・コヴァチ、フィリップ・タパロヴィッチの両アシスタントコーチも同じく2029年まで残る。リーグ戦53試合で稼いだ勝ち点は114、1試合平均2.15はクラブの歴代監督で最も高い。
契約は2029年6月まで、アシスタント2人もそろって延長
ドルトムントは13日、クラブ公式サイトでコヴァチとの契約を予定より早く延長し、新たな期限を2029年6月30日にしたと明らかにした。
延長はコヴァチ1人ではない。就任時から支えてきた弟のロベルト・コヴァチ(52)と、フィリップ・タパロヴィッチ(49)の両アシスタントコーチも、同じ2029年6月30日まで契約を結び直した。首脳陣をそっくり残す判断だ。
延長そのものは、9月末から合意が近いとドイツで報じられていた。報道によると、新契約への署名を残すだけの段階まで話が進んでいたという。13日の発表で、それが正式なものになった。
11位から4位、そして2位へ 1年8カ月の歩み
コヴァチの就任が発表されたのは2025年1月末。ヌリ・シャヒン前監督の解任を受けての途中就任で、2月から指揮を執り始めた当時、チームはブンデスリーガ11位に沈んでいた。
立て直しは早かった。シーズン終盤に白星を重ね、最終節で4位に滑り込み、欧州チャンピオンズリーグ(CL)の出場権を手にする。2025年8月には、2026年6月までだった契約を2027年6月まで延ばしていた。
初めてシーズンを通して指揮した2025-26シーズンは、優勝したバイエルン・ミュンヘンに次ぐ2位でフィニッシュ。勝ち点73はクラブ史上5番目に多い数字だった。
勢いは今季も続く。ブンデスリーガは開幕から4連勝を飾り、第5節のヴェルダー・ブレーメン戦は終盤に追いつかれて2-2の引き分け。5試合を終えて4勝1分けと負けがない。CLでも白星スタートを切った。
リーグ戦53試合で勝ち点114、歴代監督の中で最高の数字
クラブが延長の根拠として示したのが、ブンデスリーガでの成績だ。コヴァチが指揮したリーグ戦は53試合で、獲得した勝ち点は114。1試合あたりに直すと2.15となる。
ドルトムントは公式サイトで、これより高い平均勝ち点を残した監督はクラブの歴史にいないと説明した。ユルゲン・クロップやトーマス・トゥヘルといったタイトルをもたらした監督たちも、リーグ戦の平均勝ち点ではコヴァチに届かない計算になる。
53試合のうち勝利は35で、勝率は約66%。3試合に2試合は勝ってきた計算だ。
コヴァチ「現状に満足せず、毎日よくなるために働く」
延長が決まり、コヴァチはクラブ公式サイトで「私たちはともに明確な発展の道筋を描き、将来に向けた大切な土台を築いてきた」とコメントした。そのうえで「大事なのは、これまでの成果に甘んじることなく、日々よくなるために取り組むことだ」と続けている。
さらに、チームには大きな可能性があり、ともにもっと多くのことを成し遂げられると確信しているとも語った。
クラブ幹部もそろって評価を口にした。スポーツ担当マネージングディレクターのラース・リッケンは、延長をドルトムントの「継続性と安定」をはっきり示すものだと表現。カーステン・クラマーCEOは、コヴァチがクラブに強い愛着を持っていると明かし、話し合いはすぐにまとまったと説明した。2026年3月に就任したスポーツディレクターのオーレ・ブックは、自身がクラブに来た初日からコヴァチと信頼関係を築いてきたと語り、コヴァチの仕事ぶりを「とてつもなく緻密」と評している。
フランクフルト、バイエルンを経てたどり着いたドルトムント
ベルリン生まれのクロアチア人指揮官は、監督として多くのクラブを渡り歩いてきた。クロアチア代表を率いて2014年のワールドカップに出場し、アイントラハト・フランクフルトでは2018年にドイツ・カップ(DFBポカール)を制した。
翌2018-19シーズンはバイエルンでブンデスリーガとドイツ・カップの2冠を達成。その後はモナコ、ヴォルフスブルクを指揮し、ドルトムントにやってきた。
2029年夏まで指揮を執れば、在任は4年半近くになる。この先はCLのボデ/グリムトとのアウェー戦や、ブンデスリーガのウニオン・ベルリン戦が控える。クラブの記録を塗り替えた指揮官のもと、ドルトムントは2011-12シーズン以来となるリーグ優勝を目指す。
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[文/構成 by スポーツライター ミカ]













































































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