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日本ハム、CSファーストSで西武に0勝1敗から2連勝し3年連続ファイナル進出 野村佑希が2試合連続の先制打、伊藤大海5回1失点

日本ハム、CSファーストSで西武に0勝1敗から2連勝し3年連続ファイナル進出 野村佑希が2試合連続の先制打、伊藤大海5回1失点

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日本ハムはきのう12日、パ・リーグのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第3戦で西武に4-1で勝ち、3年連続のファイナルステージ進出を決めた。初戦を落としてから2連勝。野村佑希(26)が2試合続けて先制打を放ち、伊藤大海(29)は2度のアクシデントに見舞われながら5回1失点で投げ切った。

2回に野村の左前打で先制、4回は万波のソロ

ベルーナドームで行われた第3戦は、勝った方がファイナルステージへ進む一戦だった。観衆は2万7571人。

先に試合を動かしたのは日本ハムだった。2回、郡司裕也とレイエスの連打で1死一、二塁とすると、野村が西武先発・武内夏暉のチェンジアップをバットの先で拾い、左前へ運ぶ。11日の第2戦でも5回に決勝の適時二塁打を放っており、2試合連続の先制打となった。

野村は「チャンスだったので打つしかないと思っていました。勝ちます」と短く話している。

4回には万波中正がこのシリーズ初本塁打となるソロを放ち、2-0。5回は山縣秀の二塁打などで好機をつくり、奈良間大己の右犠飛で3点目を加えた。7回も野村の二塁打と犠打で1死三塁とし、相手投手の暴投で4点目。中5日で先発した武内は5回82球、6安打3失点で負け投手になっている。

腰の痛みと打球直撃、それでも伊藤大海は5回を投げ切った

この日の伊藤は、初回を三者凡退で終えると、2回は3者連続三振。4回までは西武の走者に二塁を踏ませなかった。

ところが、アクシデントが2度続く。3回、先頭の外崎修汰の投ゴロを自らタッチしてアウトにしたあと、ロジンに触れた際に腰を痛めた。本人は「ロジン触るときにちょっと腰がピキッていった」と説明しており、ベンチ裏で治療を受けてマウンドに戻っている。

5回には、ネビンと長谷川信哉の連打で無死一、二塁とされたあと、平沢大河の打球が左足の内側を直撃する。再び治療を受けて続投したものの、四球で満塁とされ、源田壮亮の右犠飛で1点を返された。それでも後続を抑え、5回68球、3安打1四球5奪三振1失点で勝ち投手となった。

降板は考えなかったという。伊藤は「あの展開で“あそこ”でマウンドを渡すというのは、ちょっと…考えられなかった。しっかり行けたのは良かったです」と振り返った。左足については「まあ、痛いですけど」と話し、「もう少し長いイニングを投げたかったという心残りはありますが」とも口にしている。

新庄剛志監督は打球直撃の場面について「そりゃ痛いよ!凄い打球速度でしたもん」。3回に痛めた腰については、5回の打球が足に当たったことで「腰が治ったと思う」と笑いを誘った。

6回以降は4投手のリレー、孫易磊が2回4奪三振

6回からは継投に入った。島本浩也、玉井大翔とつなぎ、4番手の孫易磊が7回と8回の2イニングを4奪三振無失点。9回は柳川大晟が打者3人で締め、第2戦に続くセーブを挙げた。

西武打線はこの日5安打1得点にとどまった。

振り返れば、シリーズは苦しい出だしだった。10日の第1戦は2-2で延長に入り、10回にカナリオのサヨナラ本塁打を浴びて2-3で敗戦。後がなくなった11日の第2戦は、先発の達孝太が6回無失点と好投し、野村の一打で挙げた1点を守り切った。そして第3戦で逆転突破。敗れた西武は、2019年以来となるファイナルステージ進出を逃している。

関連記事:日本ハム、西武に1-0で1勝1敗 達孝太が6回無失点、野村佑希の決勝打でCS第3戦へ、12日は伊藤大海と武内夏暉が先発

ファイナルは14日から、ソフトバンクが2勝のアドバンテージ

ファイナルステージはあす14日(水)、みずほPayPayドーム福岡で始まる。相手はリーグ3連覇を果たしたソフトバンク。日本ハムにとっては3年続けて同じ顔合わせとなる。

今年は新しい規定が当てはまる。NPBは今季から、1位球団とファーストステージ勝者のレギュラーシーズンのゲーム差が10以上の場合、またはファーストステージ勝者の勝率が5割未満の場合に、ファイナルステージを7試合制とし、1位球団に2勝のアドバンテージを与えることにした。91勝49敗3分けのソフトバンクと、78勝62敗3分けの日本ハムとの差は13ゲーム。ソフトバンクは2勝を含めて先に5勝すれば勝ち抜けるため、日本ハムは最大7試合で5勝が必要になる。

今季の対戦成績は日本ハムの5勝18敗2分けと、大きく負け越している。それでも新庄監督は「逆あるからね。こればっかりは。シーズン中はカモだったけど」と笑った。

過去2年は、いずれもソフトバンクに阻まれた。2024年は3連敗で終わり、2025年は2連敗から3連勝でタイに持ち込みながら、最終戦で敗れている。0勝1敗から勝ち上がった勢いを、3度目の挑戦にどうつなげるか。2試合続けて先制打を放った野村のバットと、痛みを抱えながら投げた伊藤の状態が、その鍵を握る。

関連記事:CSファイナル対戦カードはソフトバンク-日本ハム、阪神-DeNA セ・パとも前年と同じカードは史上初、14日開幕の日程

[文/構成 by スポーツライター 高瀬翔吾]

寄稿者

高瀬翔吾
Webメディアでスポーツ、エンタメ、時事ニュースなど、累計数千本の記事制作に携わってきたスポーツ系ライター。野球分野では、プロ野球の試合結果や選手の記録をはじめ、MLB、高校野球、ドラフト、移籍、契約更改などの記事を継続的に担当。数字や公式記録を基に情報を整理する記事を得意としており、結果を伝えるだけでなく、その記録が持つ意味や、選手・球団を取り巻く背景までわかりやすく解説することを心がけている。主な執筆分野は、プロ野球、MLB、高校野球、侍ジャパン、ドラフト、移籍情報。

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