高橋恒輝、大成高等学校から東京ヴェルディ加入内定 川崎市出身・188cmのGK、三鷹七小キッカーズからの経歴

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東京ヴェルディは10月9日、大成高等学校(東京都三鷹市)のGK高橋恒輝(17)が2027年1月から加入すると発表した。神奈川県川崎市出身で、身長188cm。小学生時代の三鷹七小キッカーズから高校まで、東京都三鷹市のチームで育った守護神がJ1クラブへの切符をつかんだ。JFA・Jリーグ特別指定選手にも承認され、高校に在籍したままJリーグの公式戦に出られる。
東京ヴェルディが10月9日に発表、2027年1月に正式加入
クラブの発表によると、高橋の加入は2027年1月から。あわせて「2026/27シーズン JFA・Jリーグ特別指定選手」として申請し、日本サッカー協会から10月7日付で承認を受けた。日本サッカー協会も10月9日、受け入れ先を東京ヴェルディとして高橋の認定を発表している。
特別指定選手は、高校や大学などに籍を置く選手が所属チームの登録のまま、Jリーグなどの試合に出場できる制度だ。高校の部活動を続けながら、プロの練習や試合に加わる道が開ける。Jリーグ公式サイトの東京ヴェルディの選手一覧には、10月10日時点で背番号61のGKとして名前が並ぶ。
公式プロフィールは2009年2月28日生まれ、188cm・78kg。
高橋はクラブを通じて「幼い頃からの夢であったプロサッカー選手としてのキャリアを、歴史と伝統のあるこのクラブでスタートできることを大変うれしく思います」とコメントした。支えてくれた家族や指導者、チームメイトへの感謝を口にし、「東京ヴェルディの一員としての責任と覚悟を持ち、一日でも早くチームの勝利に貢献できる選手になれるよう、全力で取り組んでいきます」と続けている。
三鷹七小キッカーズから大成高等学校まで、高橋恒輝の経歴
クラブが公表した経歴は、三鷹七小キッカーズ、三鷹FA(現・三鷹CF Jrユース)、大成高等学校の順。小学生から高校生まで、三鷹市のチームで力をつけてきた。
| 時期 | 所属・出来事 |
|---|---|
| 小学生 | 三鷹七小キッカーズ |
| 中学生 | 三鷹FA(現・三鷹CF Jrユース) |
| 高校 | 大成高等学校(東京都三鷹市) |
| 2025年3月 | 東京都高体連選抜U16に入る |
| 2025年10月 | 国スポ少年男子の部で東京都代表として優勝(決勝に先発) |
| 2025年12月 | U-16日本代表のエジプト遠征に初招集 |
| 2026年4〜5月 | U-17日本代表としてAFC U17アジアカップのメンバー入り(背番号23)、日本は優勝 |
| 2026年10月7日 | JFA・Jリーグ特別指定選手に承認(受け入れ先は東京ヴェルディ) |
| 2026年10月9日 | 東京ヴェルディが2027年1月加入内定を発表 |
意外にも、中学時代は控えだった。サッカー専門サイト「ゲキサカ」の取材に、高橋は三鷹CF Jrユース時代について「自分よりも良いGKがいたので。試合数で言ったらサブでしたね」と明かしている。
転機は中学3年の夏に訪れる。大成高等学校の練習に参加した際、豊島裕介監督の目に留まり、そのまま進学した。高校では第7地区(三鷹市や八王子市、府中市など)のトレセンに選ばれ、1年生だった2025年3月に東京都高体連選抜U16へ。そこからU-16東京都選抜に進み、年代別の日本代表まで一気に駆け上がった。
2026年4月の取材時点では、三鷹CF Jrユース時代のコーチとジムで上半身の体づくりを続けていた。高橋は同じ取材で、大成のスタッフや三鷹CF Jrユース、地区トレセン、東京都選抜の指導者を挙げ、「ほんとスタッフに恵まれてここまで来れたと思うんで、ほんとそこは感謝の気持ちでやっていきたいと思います」と語った。
大成高等学校サッカー部と国スポ日本一
大成高等学校は東京都三鷹市上連雀にある私立高校だ。サッカー部は2024年5月、第67回関東高等学校サッカー大会で明秀日立高(茨城)を決勝で4-2と逆転で下し、初出場初優勝を飾っている。2026年の関東高校サッカー記念大会東京都予選でも、3月に東海大高輪台高を延長2-1、早稲田実高を1-0で破って勝ち進んだ。4月5日の決勝は駒澤大高と2-2で、PK戦の末に敗れたものの、東京都2位で5月の関東大会の出場権を手にした。
2026年のチームで、守備の中心にいるのが高橋だ。武器は声と高さ。試合中は途切れることなく味方に指示を送り、豊島監督は同サイトの取材に「(高橋から)3秒から4秒に1回必ず修正入る」とそのコーチングを評している。
声は幼い頃からの持ち味だという。ハイボールの処理にも自信を深め、2026年3月の東海大高輪台高戦ではセットプレーやクロスをほぼ封じた。目指すGK像を問われると「コイツがいれば安心するな、っていうGKになりたい」と答えている。
全国の舞台で名前が知られたのは2025年秋。滋賀県で開かれた「わたSHIGA輝く国スポ2025」サッカー競技少年男子の部で、高橋は東京都代表のゴールを守った。10月7日の決勝は野洲川歴史公園サッカー場(ビッグレイク)Cで静岡県と対戦し、高橋は先発出場。前半16分には相手の決定機を止め、東京都が2-1で勝つ。12年ぶり7回目の優勝だった。
決勝の先発11人のうち、高橋を除く10人はFC東京U-18(7人)、東京ヴェルディユース(2人)、横浜F・マリノスユース(1人)と、全員がJクラブの育成組織の選手だった。その最後尾に立ったのが、三鷹の私立高校に通う2年生GKだった。
U-17日本代表でアジア制覇の一員に
2025年12月にU-16日本代表のエジプト遠征へ初めて呼ばれ、2026年はU-17日本代表に入った。サウジアラビアで行われたAFC U17アジアカップでは背番号23を背負ってメンバー入り。日本は現地時間5月22日の決勝で中国を3-2で破り、2大会ぶり5度目のアジア王者となる。
大会前の高橋は、自分を3番手と位置づけていた。同サイトの取材に、背番号を見て「自分が3番手なんで、ほんとそこは練習で表現するしかない」と話し、出られない試合でもベンチから声を出してチームを支える考えを口にしていた。
代表活動で約1か月チームを離れる高橋を、豊島監督は「お互い勝負ね」と送り出したという。1か月の間にチームも成長しなければならない、という思いを込めた言葉だった。
19位の東京ヴェルディ、2027年1月から合流へ
東京ヴェルディは10月8日に相馬直樹監督の就任を発表したばかりだ。クラブの公式順位表では、10月10日時点で8試合を終えて0勝4分4敗の勝ち点4、19位にいる。
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立て直しを急ぐトップチームに、特別指定選手として17歳のGKが加わる。正式な加入は2027年1月だが、それまでの期間も大成高等学校に籍を置いたままJリーグの試合に出られる立場だ。
川崎市出身で、三鷹七小キッカーズから歩みを始めた少年は、中学時代の控えから国スポ日本一、アジア王者の一員へと階段を上ってきた。母校のグラウンドで積み重ねた声と高さを、今度は味の素スタジアムのゴール前で示す番が来る。
[文/構成 by スポーツライター ミカ]









































































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