小園健太、戦力外通告後のファーム日本選手権で1回3者凡退 DeNA21年ドラフト1位の現在と今季の歩み

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
DeNAから9月29日に戦力外通告を受けた小園健太投手(23)が10月3日、ファーム日本選手権の巨人戦に9回5番手で登板した。1回14球で2奪三振、3者凡退と好投している。2021年ドラフト1位で入団したが、1軍は5年間で2試合、1勝1敗だった。現役続行を目指し、他球団のオファーを待つ。
↓ 詳細が気になる方は、このまま下へ ↓
2点ビハインドの9回、14球で3人を打ち取る
静岡のしずてつスタジアム草薙で行われたファーム日本選手権の準決勝。ファーム中地区で優勝したDeNAは、ワイルドカードで出場した巨人と対戦し、1-3で迎えた9回のマウンドに小園を送り出した。
先頭のティマを遊ゴロに仕留めると、続く三塚は直球で空振り三振。最後の岡田もフォークで空振りさせ、3人で終えた。14球を投げ、無安打2奪三振で無失点だ。日刊スポーツによると、この好投が裏の攻撃への流れをつくっている。
DeNAは9回裏も追いつけず1-3で敗れ、4日の決勝への進出を逃した。DeNAの一員として投げる最後のマウンドだった。
小園はFull-Countの取材にこう振り返っている。「持ち味は出せたと思います。ストライク先行で、チームに勢いをつけられる投球を心掛けたので、それはできてよかったと思います」。続けて「とにかく自分のことよりはチームのために腕振って投げるだけだと思って投げました」とも語った。
戦力外から4日、チームへの同行を自ら申し出た
小園は9月29日、横須賀市内の2軍施設で、来季の構想から外れたことを告げられた。育成契約での再契約もない。取材に応じた小園は「5年間すごく期待をしてもらった分を、結果で返せなかったのはすごく申し訳なく思う」と語ったと、日刊スポーツが伝えている。
それでも、ファーム日本選手権の遠征には自分から加わった。Full-Countによると、通告を受けた日にチームメートと食事へ行き、その席で「入来さんがすごく連れて行きたがっていた」と聞いたという。小園は同行を直訴した理由を、こう説明している。「せっかく優勝したし、投げる以外でも声をつないだりとかみんなのために自分でもできることがあるんじゃないかなと思って」。
起用した村田修一2軍監督は、報知新聞の取材に「気持ちが前面に出ていていいピッチングだった。(他球団から)いい話があればいいと思う。向上心を持って頑張ってほしい」と語った。
阪神と競合した1位指名、背番号18を託されたドラフト1位
小園は市和歌山高から、2021年のドラフト1位でDeNAに入団した。阪神との競合の末、当時の三浦大輔監督がくじを引き当てる。三浦監督が長年つけた背番号18を継ぎ、1年目の春季キャンプから1軍に帯同するなど、期待は大きかった。
だが、1軍のマウンドは遠かった。初登板は3年目の2024年4月10日の中日戦。初先発で3回途中5失点を喫し、敗戦投手になった。翌2025年7月3日の中日戦では5回3失点にまとめ、プロ初勝利を挙げる。1軍で投げたのは、この2試合だけだ。
| 年 | 1軍 | 2軍 |
|---|---|---|
| 2024年 | 1試合(4月10日の中日戦で初登板、敗戦) | 18試合、3勝3敗、防御率4.46 |
| 2025年 | 1試合(7月3日の中日戦で5回3失点、初勝利) | 15試合、6勝4敗、防御率2.25 |
| 2026年 | 登板なし | 25試合(3先発)、3勝0敗4セーブ、防御率3.83 |
1軍通算は2試合で1勝1敗、防御率9.39。5年目の今季は、ファームで救援を中心に25試合へ登板したものの、1軍での登板機会はなかった。
同じ2021年には、小園と並んで「高校BIG3」と呼ばれた投手が2人いる。阪神が外れ1位で指名した高知高の森木大智と、ソフトバンクが単独1位で指名したノースアジア大明桜高の風間球打だ。2人はすでに昨オフ、入団球団から戦力外通告を受けた。風間は現役を引退し、森木はパドレスとマイナー契約を結んでいる。3人を合わせても、NPBの1軍で投げたのは4試合にとどまる。
現役続行へ、次の球団からのオファーを待つ
小園は戦力外通告の日に、現役続行への意欲を口にしていた。「もちろん野球をやっていく気持ちもあります」。ただ、「今はまだ気持ちの整理ができていない状態なので、いろいろ考えたいなというのが本音です」とも明かしている。
ファンへの思いも語った。「もしどこかで野球することがあれば、また自分のことを応援していただけるような選手に、もう一回イチから頑張りたいなと思っています」。
今後はトレーニングを続けながら、他球団からの連絡を待つ。野球解説者の高木豊さんは自身のYouTubeチャンネルで「23歳、小園の素質、高校の時のああいう姿を見ていると、どこか取ってほしいな」と話した。高校野球ドットコムは、この日の球速は140キロ台前半だったものの、変化球の精度は高く、気持ちの入った投球だったと評している。
DeNAのユニホームで投げる試合は、10月3日で終わった。次のマウンドがどこになるのかは、他球団のオファー次第になる。
関連記事:大貫晋一、DeNAから戦力外通告 通算46勝の32歳を含む支配下5人、前日29日の10人と合わせ2日間で15人に
[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]









































































コメントはこちら