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『青の花 器の森』主題歌は秦基博の書き下ろし新曲「フラグメンツ」 松井玲奈主演のNHK夜ドラ

『青の花 器の森』主題歌は秦基博の書き下ろし新曲「フラグメンツ」 松井玲奈主演のNHK夜ドラ

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シンガーソングライターの秦基博(45)が、松井玲奈(35)主演のNHK夜ドラ「青の花 器の森」の主題歌を担当する。曲は台本を読み込んで書き下ろした新曲「フラグメンツ」で、NHKが9月29日に発表した。ドラマは10月26日スタート、月曜から木曜の22時45分から放送。長崎県波佐見町の焼き物の工房を舞台にした大人のラブストーリーだ。

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秦基博の新曲「フラグメンツ」が夜ドラの主題歌に

「青の花 器の森」は、小玉ユキの同名漫画を実写化した作品で、NHK総合の夜ドラ枠で放送される。放送は10月26日から毎週月曜〜木曜の22時45分〜23時の15分間。全32回を8週にわたって届け、NHK ONEで同時配信と見逃し配信も予定している。

主題歌に決まった「フラグメンツ」は、秦がこのドラマのために書き下ろした新曲。英語で「かけら」「断片」を意味する言葉がタイトルに付いた。秦は発表にあわせて寄せたコメントで、傷ついて臆病になったり、こじらせたりした人たちを描いた歌だと説明し、「そんな少しいびつな“欠片たち”の恋の始まりを描いたラブソングです」と明かした。締めくくりは「ドラマとともに、ぜひお楽しみください」の一言だった。

制作陣の依頼は「背中をそっと押すような」曲

楽曲づくりの出発点は、制作陣からのリクエストだった。波佐見という町が人を引き寄せる力が伝わること、そして「登場人物たちの背中をそっと押すような」曲であること。秦はこの2つの注文を受け、台本を読み込んだうえで曲を仕上げた。

出来上がった「フラグメンツ」は、波佐見に流れる穏やかな時間を感じさせながら、主人公の青子と龍生の関係を温かく見守るような歌詞とメロディーに仕上がったという。

劇伴は福廣秀一朗が担当する。透明感のあるフェルトピアノの音色にケルト音楽の要素、環境音のサンプリングを取り入れ、雄大さと繊細さをあわせ持つ波佐見の町を音で描く。

9月29日にはキービジュアルも公開された。波佐見焼の特徴である透き通るような「白磁」と、絵付けに使う「呉須の青」を思わせるデザインで、背中合わせに立つ青子と龍生の姿が2人の関係を表す。全体に施された花模様とタイトルロゴは、地元の職人の協力を得て実際に陶板へ絵付けし、窯で焼き上げたものを使っている。

波佐見焼の工房が舞台、原作は小玉ユキの全10巻

物語の舞台は、陶磁器の産地として知られる長崎県波佐見町。町で作られる器の多くは暮らしの中にある日用品で、町の人々が工程ごとに分業して作り上げている。

波佐見で生まれ育ち、窯元「光容窯」で絵付け職人として働く馬場青子(松井玲奈)は、穏やかに仕事を楽しむ毎日を送っていた。そこへフィンランドから孤高の陶芸家・真鍋龍生(一ノ瀬颯)がやって来る。「自分の器には絵付けは必要ない」と言い放つ龍生に、青子は自分だけでなく町も仲間も否定されたように感じてしまう。それでも、龍生が作り出す器の形の美しさに次第に心を奪われていく。

原作は「坂道のアポロン」「月影ベイベ」で知られる小玉ユキが、小学館の「月刊flowers」で連載した漫画だ。コミックスはフラワーコミックスαから全10巻が出ており、2022年8月発売の10巻で完結している。第1巻『青の花 器の森(1)』は2018年9月に発売され、小学館の公式サイトでは定価550円(税込)と案内されている。

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小玉はドラマ化の発表時、NHKのドラマが好きで見る機会が多いと話し、実写化を「夢のよう」と喜んだ。完成を待つ心境については、「私がろくろで引いた器に絵付けをしてもらい、窯に入れるような感覚です」と焼き物づくりにたとえている。

脚本は「波うららかに、めおと日和」の泉澤陽子、演出は「再会~Silent Truth~」の深川栄洋が手がける。撮影は6月末から約2か月にわたって波佐見町で行われ、その後フィンランドでもロケを実施した。

松井玲奈と一ノ瀬颯、光容窯を囲む顔ぶれ

主演の松井は、2008年にSKE48の1期生として活動を始め、2014年からの1年あまりは乃木坂46も兼任した。2015年8月にSKE48を卒業すると俳優の道へ進み、NHKでは連続テレビ小説「まんぷく」「エール」「おむすび」、大河ドラマ「どうする家康」に出演している。「エール」では主人公の妻・音(二階堂ふみ)の姉、関内吟を演じた。2019年には小説集『カモフラージュ』を出し、2021年に『累々』を発表するなど、作家としても活動する。

役づくりのため、松井は実際に陶芸を始めたという。6月の主演発表では「土を触る中で、器が手に馴染む感覚を肌で感じ」たと話し、作った器にどんな色や絵をのせようかと考えたとき、青子もこんな気持ちで日々を過ごしているのかと思い浮かべたとコメントした。

龍生役の一ノ瀬は、9月12日に長崎で開かれたNHK長崎放送局主催のトークイベントに登場し、ろくろの手元を撮るシーンについて「内心すごく焦っていた」と打ち明けた。限られた練習時間で長崎に入り、現場で数時間教わってすぐに本番を迎えたという。

脇を固めるのは光容窯の仲間たちだ。社長の朝長容子を西田尚美、青子の学生時代からの親友で同僚の絵付け職人・古閑しのぶを藤間爽子、ベテラン絵付け職人の栗原留美を安藤玉恵、若手職人の宇野文哉を前田拳太郎が演じる。三浦貴大は青子の元恋人で「熊平」と呼ばれる自由人・熊田亮平、財前直見は波佐見焼の生地屋で働く青子の母・馬場みどりに扮する。ほかに利重剛、莉子、山口森広、上川周作、のせりん、波佐見町出身の岩永洋昭も出演する。

デビュー20周年の秦基博、11月にはトリビュート盤も

秦は1980年10月11日生まれ、宮崎県日南市出身で、横浜で育った。横浜での弾き語りライブから音楽活動を始め、2006年11月8日にシングル「シンクロ」でデビュー。2014年公開の映画「STAND BY ME ドラえもん」の主題歌「ひまわりの約束」がヒットし、「鱗(うろこ)」なども代表曲に数えられる。

映像作品の主題歌は近年も続く。2025年3月公開の映画「35年目のラブレター」には「ずっと作りかけのラブソング」を書き下ろし、2026年1月期のTBS系火曜ドラマ「未来のムスコ」では「ポケットに魔法を入れて」で初めてTBS連続ドラマの主題歌を担当した。「フラグメンツ」はそれに続く書き下ろしとなる。NHKのドラマでは、2020年11月に始まった連続テレビ小説「おちょやん」の主題歌「泣き笑いのエピソード」も秦が手がけている。

2026年はデビュー20周年の節目にあたる。8月にはスペシャルボックス「HATA MOTOHIRO 20th Anniversary Box」を発売し、11月には大阪城ホールとぴあアリーナMMで記念公演「HATA MOTOHIRO 20th Anniversary LIVE」を開く。11月4日には、Superfly、緑黄色社会、クリープハイプらが秦の曲をカバーするトリビュートアルバム「秦 基博を歌う -Hata Motohiro Tribute-」も出る。

「フラグメンツ」の配信やCDの発売時期は、9月30日時点でまだ発表されていない。まずは10月26日の初回で、ドラマとともに新曲が流れる。

[文/構成 by エンタメライター 真柴 ことね]

寄稿者

真柴 ことね
芸能ニュースや音楽、テレビ番組の話題を中心に書いているWebライター。ライター歴は11年。朝は情報番組をはしごするのが日課で、気になった話題はその日のうちに調べ始める。心がけているのは「公式発表を最初に読む」こと。所属事務所やレーベルの発表、番組の公式サイトまで確かめてから書く。ドラマは録画して週末にまとめて観る派。

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