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中日、福敬登・三浦瑞樹ら6人に戦力外通告 津田啓史は2年連続の戦力外通告

中日、福敬登・三浦瑞樹ら6人に戦力外通告 津田啓史は2年連続の戦力外通告

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中日は29日、福敬登投手、三浦瑞樹投手、尾田剛樹外野手の支配下3人と、育成の土生翔太投手、川上理偉内野手、津田啓史内野手の計6人に来季の契約を結ばないと通告した。2023年ドラフト2位の津田と同5位の土生は、昨年秋に続く2年連続の戦力外通告となる。福と三浦、津田、土生はいずれも現役続行を望んでいる。

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支配下3人、育成3人に通告 2020年のタイトルホルダーも

中日は29日、6選手に来季の選手契約を結ばないことを通知したと発表した。内訳は次のとおりだ。

区分選手ポジション
支配下福敬登(34)投手
支配下三浦瑞樹(27)投手
支配下尾田剛樹(26)外野手
育成土生翔太(25)投手
育成川上理偉(25)内野手
育成津田啓史(23)内野手

もっとも名前が知られているのは福だろう。2015年ドラフト4位でJR九州から入団し、2020年には祖父江大輔、ヤクルトの清水昇と並んでセ・リーグ最優秀中継ぎ投手に輝いた左腕だ。2022年に国指定の難病である胸椎黄色靱帯骨化症を発症し、手術とリハビリを経て1軍のマウンドに戻っている。

ただ、プロ11年目の今季は1軍登板が3試合にとどまった。20日の時点で来季構想から外れていることが明らかになっており、この日に正式な通告を受けた。

プロ野球の第1次戦力外通告期間は28日に始まり、2日目の29日だけで4球団の計28人が通告を受けている。

津田啓史、1年前の10月にも戦力外

育成への切り替えから1年。津田は再びこの日を迎えた。

横浜高から社会人の三菱重工Eastを経て、2023年のドラフト2位で中日に入った内野手だ。プロ2年目の2025年に1軍デビューを果たしたものの、出場は5試合で3打数無安打。同年10月27日、球団は津田と土生、山浅龍之介捕手の3人に来季の契約を結ばないと伝え、あわせて育成選手としての再契約を打診した。

津田は11月に育成選手として再契約し、支配下復帰をめざして3年目の今季に臨んだ。ファームで77試合に出場して打率2割5分1厘を記録したが、支配下登録には届かなかった。

それでも本人の気持ちは切れていない。中日スポーツの取材には次のように話している。

「3年間、取り組んできたことに後悔はない。今年一年は確かな手応えがあったので、そこだけは悔しいですけど、まだやる気はある」

同じく昨秋に育成再契約を選んだ土生も、2年連続の通告となった。横浜高から桜美林大、独立リーグの茨城アストロプラネッツを経て2023年のドラフト5位で入団し、プロ1年目の2024年には1軍で7試合に投げている。その後は球速が落ち、戻らないまま3年目のシーズンを終えた。

「一区切りという感じです」通告後の6人の言葉

では、通告を受けた6人は何を語ったのか。

福は中日スポーツの取材に「今日はこれで終わりだな、一区切りという感じです」と明かした。続けて口にしたのは「最高でした」という一言で、「いろんなことを経験させてもらえました。いい仲間に恵まれたな、いい指導者に恵まれたなっていうのは、本当につくづく感じます」とチームへの感謝を重ねている。

三浦は「自分でも覚悟はしてました」と受け止めた。盛岡大付高、東北福祉大を経てソフトバンクに育成で入り、2024年オフに構想外となって中日へ移った左腕だ。2025年に支配下契約を勝ち取ってプロ初勝利を挙げたが、2年目の今季は7月に1軍へ上がったあと4試合の登板に終わった。「本当に中日さんには感謝しています。自分を拾ってもらって、チャンスをたくさんもらいました」とも語った。

尾田は俊足を買われ、代走や守備固めで起用されてきた外野手になる。2023年育成ドラフト3位で入団し、翌2024年の開幕前に支配下へ。昨季はファームで首位打者を獲得し、今季は5月29日のオリックス戦でプロ初安打を記録した。しかし守備と走塁で精彩を欠き、8月上旬に登録を抹消されたまま1軍へ戻れなかった。「取りかえそうと今までやってきたんですが、取りかえす場がなくなってしまった。悔しい気持ちです」と言葉を絞り出した。

育成の3人も口を開いた。土生は「自分のやりたいことができていなかった1年。仕方ないのかなと思います」と語り、球速について「球速を戻そうとずっとやってきたんですけど、戻らなかったです」と悔しさをにじませる。大分B-リングスから2023年育成ドラフト4位で入った川上は、昨季のファーム日本一を経験。「目標にしたことを達成できなかったけど、いい3年間だったと思います」と3年間を締めくくった。

他球団か社会人か、それぞれの次の一歩

6人の今後は分かれる。

福は国内外を問わず、野球を続ける道を探す。中日スポーツの取材には「ドラゴンズの看板に泥を塗りたくないんで。全然使えへんよって言われたら、ドラゴンズのイメージを下げてしまう」と話し、「なんかもう一個、大きなものを背負った感覚で行きたいです」と続けた。

三浦は「国外は考えていないですけど、野球は続けたいと思います」と明言し、他球団や社会人野球での現役続行を模索する。土生も「まだ決まってないですけど、続けたいとは思っています」と前を向いた。

津田は「まだ1軍で活躍する目標を達成できてない。とりあえず(連絡を)待ちたいなと思います」と語り、他球団からの連絡を待つ。川上は今後について未定としている。

チームも転換点にある。同じ29日、井上一樹監督が成績不振の責任を取り、今季限りで辞任すると表明した。就任2年目の今季は残り2試合で最下位に沈み、6年連続のBクラスが決まっている。

第1次戦力外通告期間は10月9日まで続き、各球団の編成の動きはこれから本格化する。ファーム首位打者、最優秀中継ぎ、ドラフト2位。肩書きの違う6人が、それぞれの次の舞台を探し始める。

[文/構成 by スポーツライター TAKU]

寄稿者

TAKU
ボールを使う競技なら何でも観ます、TAKUです。学生時代はずっとバスケ部、いまは週末にフットサル。スポーツを中心に書くWebライターになって5年です。Bリーグ、バレーボール、ラグビー、テニスを中心に、野球やサッカーも書きます。試合の流れが変わった瞬間を、スコアと一緒に伝えるのが得意です。

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