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大谷翔平、移籍後最長18試合ノーアーチで今季終了 8月18日の30号を最後に本塁打なくPSへ

大谷翔平、移籍後最長18試合ノーアーチで今季終了 8月18日の30号を最後に本塁打なくPSへ

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン

ドジャースの大谷翔平(32)が現地9月27日(日本時間28日)、レギュラーシーズン最終戦のジャイアンツ戦に「1番・DH」で出場し、3打数1安打で途中交代した。本塁打は出ず、現地8月18日(日本時間19日)の30号を最後に18試合86打席ノーアーチのまま今季を終えた。チームは延長10回の末に5-1で勝ち、3年ぶりのシーズン100勝に到達した。ドジャースは現地10月3日(日本時間4日)からの地区シリーズに臨む。

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最終戦は3打数1安打、予定どおり3打席で交代

敵地サンフランシスコのオラクルパークで行われた最終戦。大谷は初回先頭の第1打席で初球を打ち、一ゴロに倒れた。

3回1死一塁の第2打席は、カウント1-1からシンカーを逆方向へ転がし、三塁側ががら空きになったシフトの間を抜く左前打。前日に続く2試合連続安打となった。5回先頭の第3打席では、真ん中付近のスイーパーを106.0マイル(約170.6キロ)ではじき返したものの、打球は二塁手の正面に飛んで二ゴロに終わる。

7回の打席で代打を送られ、ベンチに退いた。ロバーツ監督は試合前、「翔平は3打席くらいになると思う」と話しており、ポストシーズンを前にした予定どおりの交代だった。敵地のスタンドからは、交代にブーイングも起きた。

試合は2回にジャイアンツが中前適時打で先制し、ドジャースは4回にアンディ・パヘスの右犠飛で追いついた。1-1のままタイブレーク制の延長戦に入ると、10回にコールの左越え適時二塁打で勝ち越し、パヘスの23号3ランも飛び出してこの回一挙4点。5回には佐々木朗希が登板し、1回を無安打無失点に抑えている。

ドジャースは100勝62敗でレギュラーシーズンを終えた。100勝到達は2023年以来3年ぶりで、ロバーツ監督にとっては通算6度目。殿堂入り監督のボビー・コックス、ジョー・マッカーシーに並ぶ史上3人目の記録となった。

83打席から86打席へ、40日続いたトンネル

最後の本塁打は現地8月18日(日本時間19日)、敵地クアーズ・フィールドでのロッキーズ戦で放った30号だった。前日17日の試合と合わせて2試合で3本塁打を量産し、6年連続の30本塁打に到達した直後だ。

そこから一発が止まる。最終戦を迎える前の時点で17試合83打席連続ノーアーチとなっており、すでにドジャース移籍後のワーストを更新していた。この日の3打席でも本塁打は出ず、記録は18試合86打席、日数にして40日まで伸びた。デイリースポーツによると、18試合は自己ワーストタイ、86打席は自己ワーストの更新となる。

背景には体の不調があった。6月には左膝、7月には右上腕二頭筋に違和感を抱え、状態は一進一退。現地9月11日には右上腕二頭筋の炎症で負傷者リスト(IL)に入り、ILに入るのはドジャース移籍後初めてだった。

戦列に戻ったのは現地9月23日(日本時間24日)の本拠地パドレス戦。翌24日(同25日)のパドレス戦では、9回2死から守護神メイソン・ミラーの102.6マイル(約165キロ)を左中間へ運ぶ適時二塁打を放ち、復帰後初の打点とマルチ安打をマークしている。

だが、その後はバットが湿った。復帰後5試合の成績は21打数5安打1打点、8三振。前日26日(同27日)のジャイアンツ戦でも5打数1安打2三振で、ロバーツ監督は「長いブランクの後に結果を出すのは簡単ではない」と擁護しつつ、「ボール球に手を出す場面が目立った。焦りが出ていたのかもしれない」と分析していた。

8勝&30本塁打、数字で見る9年目

メジャー9年目の最終成績は、打者として打率2割7分5厘、30本塁打、81打点、11盗塁。投手としては14試合に登板し、8勝2敗、防御率1.79、95奪三振だった。

部門2026年レギュラーシーズン成績
打率.275
本塁打30
打点81
盗塁11
登板14試合
勝敗8勝2敗
防御率1.79
奪三振95

30本塁打は6年連続の大台だ。一方で、40本塁打に届かなかったのは4年ぶりとなる。投手としては現地7月3日のパドレス戦が今季最後の登板となったが、85回2/3を投げて防御率1点台を保った。

最終戦をNHK BSで解説した伊東勤氏は、この日の打席について「長打を意識した打球を上げたいなってそういう感じの打席に見えましたね。感覚としては芯に近いところで捉えることができたと思いますね。スイングの力強さが今までとは違ったように見えましたね」と評した。

ロバーツ監督は体の状態について、健康面の問題ではなく痛がる様子もないと説明している。最終戦でも、5回の二ゴロは打球速度が170キロを超えていた。

5日間の休養を経て地区シリーズへ

ドジャースはナ・リーグ西地区で5年連続の地区優勝を決め、14年連続のポストシーズン進出を果たした。ナ・リーグ第2シードが確定しており、ワイルドカードシリーズには出場しない。初戦は現地10月3日(日本時間4日)に始まる地区シリーズだ。

相手は、ナ・リーグ東地区を制したブレーブスと、最終戦でワイルドカード最後の枠を確保したフィリーズによるワイルドカードシリーズ(現地29日=日本時間30日開幕)の勝者に決まった。レギュラーシーズン終了から地区シリーズ初戦まで、チームには5日間の休みがある。

一発が止まったまま短期決戦に入るのか、それとも休養期間が状態を整える時間になるのか。1番打者の打撃が、ワールドシリーズ3連覇を目指すチームの行方を左右する。

関連記事:大谷翔平、復帰後初のタイムリーとマルチ安打 9回2死から165キロを捉える左中間適時二塁打

[文/構成 by スポーツライター 高瀬翔吾]

寄稿者

高瀬翔吾
Webメディアでスポーツ、エンタメ、時事ニュースなど、累計数千本の記事制作に携わってきたスポーツ系ライター。野球分野では、プロ野球の試合結果や選手の記録をはじめ、MLB、高校野球、ドラフト、移籍、契約更改などの記事を継続的に担当。数字や公式記録を基に情報を整理する記事を得意としており、結果を伝えるだけでなく、その記録が持つ意味や、選手・球団を取り巻く背景までわかりやすく解説することを心がけている。主な執筆分野は、プロ野球、MLB、高校野球、侍ジャパン、ドラフト、移籍情報。

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