遊楽舎、なにがあった?2月末に姫路花田店閉店を店長が報告。「クラファンは個別返金します」閉店理由と、発表に至った全経緯を時系列で解説

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
YouTuberヒカル氏との協業で知られるカードショップ「遊楽舎 姫路花田店」が2026年2月末での閉店を発表した。2024年度に1059万円の赤字を計上し、短期間で2回のクラウドファンディングを実施した直後の決断だった。同業者の動画での批判が引き金になったとみられ、店長はSNSで精神的な苦境を吐露。集まった支援金は個別で返金する意向を示している。
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遊楽舎が2026年2月末で閉店を発表
店長がXで正式発表
兵庫県姫路市のカードショップ「遊楽舎 姫路花田店」が、2026年2月末日をもって閉店することが2月14日に明らかになった。同店の店長が公式X(旧Twitter)アカウントを通じて発表した。
店長は「閉店のお知らせ。遊楽舎は2026年2月末日をもって閉店いたします。長らくのご愛顧、誠にありがとうございます」と投稿。今後の対応として、予約商品の配送や買取業務の終了について説明した。
閉店のお知らせ。
— 遊楽舎 店長 (@tentyo_yusya) February 14, 2026
遊楽舎は2026年2月末日をもって閉店いたします。
長らくのご愛顧、誠にありがとうございます。
すでに代金をいただいた予約商品に関しては、配送等を考えております。
また買取に関しては終了とさせていただきます。
この突然の発表は、ファンや業界関係者に大きな驚きをもって受け止められた。
遊楽舎は、人気YouTuberのヒカル氏の動画に頻繁に登場したことで全国的な知名度を得た。過去にはヒカル氏と共同で秋葉原に店舗を出店するなど、深い関係を築いていた。2026年2月14日16:00現在、今回の閉店に関してヒカル氏からの公式なコメントは確認されていない。
閉店までの全経緯を時系列で解説
2020年:ヒカルと秋葉原共同出店
ヒカル氏が資金を投じ、「日本で一番のカードショップをつくりたい」という目標を掲げて「遊楽舎ヒカル店」が東京・秋葉原に開店した。ソフマップの店舗内に場所を構え、オープン初日には390万円以上の売上を記録したと報じられるなど、大きな注目を集める船出となった。
2022年:コロナで秋葉原店閉店
しかし、開店直後から新型コロナウイルス感染症の拡大が経営に影響を与えた。店長は自身のYouTubeチャンネルで、イベント開催の制約や、自身が姫路本店と東京の店舗を往来することの困難さを閉店理由として説明。協議の結果、2022年5月末に秋葉原店は閉店となった。
2024年:赤字1,059万円記録
姫路花田店の経営も厳しい状況が続いていた。2024年度の決算では1059万円の赤字を計上。この経営不振の背景には、トレーディングカードバブルの崩壊や、ヒカル氏の動画出演によって得られた一時的な人気に依存していた経営構造があったと分析されている。
2025年11月~2026年1月:2回のクラウドファンディング実施
経営難を打開するため、短期間で2回のクラウドファンディングが行われた。第1回(2025年11月開始)は店舗の階段改装費用として173人から119万1,000円を集めた。続く第2回(2026年1月)では「誰でも景品が獲得できるガチャガチャを設置したい」と呼びかけ、179万円の支援を受けた。2回の支援総額は合計298万1,000円に上り、ファンからの期待が寄せられていた。
2026年2月10日:トモハッピー「沈む船」発言
閉店発表の直前、事態が大きく動く。実業家で同業者のトモハッピーこと齋藤友晴氏が、別のYouTubeチャンネルに出演した際、遊楽舎の経営状況について言及。「誰が沈む船、買うねん!」「バカか! いまからやめろ!」などと厳しい言葉で評価した。この動画はSNSで拡散される。
2026年2月14日:正式閉店発表
トモハッピー氏の発言から数日後の2月14日、店長は閉店を正式に発表した。閉店発表の数時間前、店長はXに「昨夜はかなり精神が参ってたのを自覚してます」などと、精神的に追い詰められている心境を投稿。
ナカイドやユーチュラ、トモハッピーとフラット工房の動画やコメントみて、
— 遊楽舎 店長 (@tentyo_yusya) February 13, 2026
表と裏での発言の使い分け、止まらない誹謗中傷、昨夜はかなり精神が参ってたのを自覚してます。
LINEのやり取りを見直して、本当に,都合の良いこと言ってるな。…
最終的に「何もしないにしろ、少し考えます」と綴った末の決断が、閉店だった。
遊楽舎の閉店理由は大きな赤字 店長は「もう経営が厳しい・・・」
立地不利・トレカバブル崩壊・来客減少が要因か
遊楽舎の経営不振には複数の要因が絡む。来店客の多くは、カードショップとしての魅力よりも「ヒカルの動画の聖地」という側面に惹かれていた。
そのため、ブームが落ち着くと客足が徐々に減少した。加えて、トレーディングカード市場全体のバブル崩壊も経営を圧迫する要因となった。
トモハッピー”沈む船”発言で議論
トモハッピー氏は動画内で、遊楽舎が計画していたカプセルトイ導入について「立地悪いからうまくいってないのに、立地依存ビジネスするの、バカか!」と批判した。一方で、同氏は「V字回復したらいいなと思ってしゃべっている」とも語り、発破をかける意図があったと説明していた。しかし、その表現方法は議論を呼ぶ結果となる。
この発言に対し、SNS上では「愛は感じない」といった批判的な意見が上がった。閉店発表後、トモハッピー氏は自身のXで「本意では無い展開となってしまった」「精神的負担を与えてしまった遊楽舎店長。この度は誠に申し訳ございませんでした」と謝罪し、議論を呼んだ動画を非公開にした旨を報告した。
本意では無い展開となってしまったため、flat-君と相談して一連の発端である動画を非表示にしてもらいました。
— トモハッピー😆🪼 (@TomoharuSaito) February 14, 2026
直接的、間接的に精神的負担を与えてしまった遊楽舎店長。
この度は誠に申し訳ございませんでした。
皆様に対しても、お騒がせして申し訳ございませんでした。
店長「クラファンは個別返金します」
支援者への対応
閉店発表を受け、直前に実施されたクラウドファンディングの支援者からは戸惑いの声が上がった。X上では「前回と今回で結構入れたんですけど…」といった投稿が見られた。これに対し、店長は返金に応じる姿勢を見せている。
店長はXで、支援者からの問い合わせに対し「口座をお教えいただければ、返金しますね」と個別に返信するなど対応に追われている。また、「クラウドファンディングについては、返金の相談をしております」とも投稿しており、プラットフォーム側とも協議を進めている状況だ。
遊楽舎は2月末で店舗としての歴史に幕を下ろす。予約済み商品の配送など、閉店に向けた残務処理が進められる。店長の今後の活動については、現時点で明らかにされていない。
ネット上では「Youtube登録者が数十万人いるショップですら閉店するほど厳しいとは…」「店長が悩みに悩んだ末の決断なんでしょうが、衝撃です」など、閉店を惜しむ声や業界の厳しさを指摘する意見が相次いだ。短期間で2回のクラウドファンディングを実施した直後の閉店という展開は、多くの人々に複雑な思いを残す結果となっている。
[文/構成 by さとう つづり]






























































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