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日下匡力の経歴がすごい…佐藤駿のコーチで現役時代の成績は?銅メダルに導いたブレード研磨のスペシャリストに迫る

日下匡力の経歴がすごい…佐藤駿のコーチで現役時代の成績は?銅メダルに導いたブレード研磨のスペシャリストに迫る

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フィギュアスケートコーチの日下匡力(くさか・ただお)氏は、指導者とブレード研磨の専門家という二つの顔を持つ。羽生結弦らトップ選手の研磨も手掛ける「パティネカスタム」代表としての顔も。現在開催中のミラノ・コルティナ五輪では指導する佐藤駿選手が銅メダルを獲得。五輪初出場で団体銀メダルに続く2つ目のメダル獲得という快挙を成し遂げた。

選手時代は全日本選手権に出場した経験があり、選手を足元から支える指導者として注目されている。

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ミラノ五輪でも輝く「二つの顔」

2026年2月14日、世界が注目するミラノ・コルティナ五輪。そのリンクサイドで、教え子に熱い視線を送る人物がいる。フィギュアスケートコーチの日下匡力氏だ。

日下氏は技術コーチとして佐藤駿らを指導する一方、スケート靴のブレード(刃)を研磨する専門家でもある。今大会でも、選手の足元を最高の状態に仕上げて大舞台へ送り出す。演技後の「キス&クライ」で見せる感情豊かな姿はファンの間でも有名で、教え子の健闘に満面の笑みを見せた。

指導者と技術者。二つの専門性で選手を支えるユニークな指導者として、日下氏の存在はフィギュアスケート界で広く知られている。

全日本出場経験を持つ実力者から指導者の道へ

日下氏のスケート人生は、選手としての経験から始まる。1975年生まれ、神奈川県藤沢市出身。現役時代は国内トップレベルの大会である全日本選手権に複数回出場した実力者だった。

日本大学を卒業後、競技生活から引退。一度は金融業界への就職も考えたが、恩師である浅野敬子コーチの「インストラクターにならないか」という一言が転機だった。浅野コーチの温かい指導スタイルに感銘を受け、指導者の道を歩むことを決意する。

指導者としてのキャリアを始めた埼玉県の川越スケートセンターで、日下氏はもう一つの重要なスキルを身につける。ブレードの研磨だ。当時、リンク周辺に研磨を頼める店がなく、選手たちは不便を強いられていた。「自分がやるしかない」。そう考えた日下氏は、独学で研磨技術の習得に乗り出す。

靴を分解することから始め、知識と技術を蓄積。指導を終えた深夜、依頼された70足もの靴をたった一人で磨き上げたこともあったという。この地道な努力が、のちに多くのトップスケーターから絶大な信頼を寄せられる技術の礎を築く。

0.01ミリに魂を込める職人の指先

日下氏は現在、ブレード研磨の専門工房「パティネカスタム(Patine Custom)」の代表を務める。その顧客リストには、そうそうたる名前が並ぶ。

羽生結弦をはじめ、鍵山優真、三浦佳生といった日本を代表するトップスケーターたちが、その繊細な技術を頼りにしてきた。選手の感覚を正確に理解し、0.01ミリ単位の調整で最高のパフォーマンスを引き出す。その腕前は、まさに「職人」の域に達する。

「エッジのこの部分をもう少しだけ」「氷に食いつく感じが欲しい」。選手からの抽象的なリクエストを、日下氏は具体的な数値と感覚に落とし込む。長年の経験で培われた指先の感覚だけが、その微妙な違いを生み出すことができる。コーチとして選手の動きを熟知し、研磨師としてその足元を支える。この両輪が、日下氏を唯一無二の存在たらしめている。

「選手への愛が伝わる」SNSでの反響

日下氏の情熱的な指導スタイルや、それを支える確かな技術力は、SNSでもたびたび話題になる。特に、教え子の得点に一喜一憂する姿はファンの心を掴んで離さない。

Xでは、「日下コーチの喜び方が最高!選手への愛が伝わる」「自分のことのように喜んでくれるコーチがいるって、選手は心強いだろうな」といった好意的な投稿が相次ぐ。研磨師としての一面が紹介されると、「選手の活躍の裏にこんな職人技があったとは」「コーチであり研磨師とか、スーパーマンすぎる」など、その多才さに驚きと称賛のコメントが寄せられた。

教え子の成功を全身で喜ぶ情熱的な姿と、冷静に選手の足元を見つめる技術者としての姿。その二面性が、多くの人々を惹きつける。

師弟で目指す世界の頂点、そして銅メダル。

現在、日下氏は埼玉県上尾市の「埼玉アイスアリーナ」を拠点に、佐藤駿をはじめとする若手選手の育成に力を注ぐ。指導者としての原点には、恩師・浅野敬子コーチから受け継いだ「一人一人と向き合う温かさ」があった。

浅野コーチにかけられた「匡力にできないことはない」という言葉を胸に、研磨という新たな分野を切り拓いた日下氏。

2026年2月13日、ミラノ・コルティナ冬季オリンピック男子シングルで、コーチとして指導している佐藤駿選手はがフリースケーティングで186.20点をマークし、合計274.90点で銅メダルを獲得。五輪初出場で団体銀メダルに続く2つ目のメダル獲得という快挙を成し遂げた。

[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]

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