高橋ヒロムの退団理由は「スーパーポジティブ」新しい夢で新日本プロレス卒業

またしても、マット界に衝撃が走った。
2026年2月3日、新日本プロレスがジュニアの顔・高橋ヒロム選手の退団を発表した。
最後のリングは、2月11日の大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)大会。団体は公式サイトで「弊社との話し合いの結果、新日本プロレスを退団することとなりました」と説明した。
関係者の話を総合すると、高橋選手は1月末に満了する契約を更新しない意向を伝えていたという。2010年8月のデビューから約16年。あまりにも突然の「卒業」だった。
最後の舞台となる大阪大会では、すでに発表されていたタッグマッチが「壮行試合」として行われる。
スター選手の離脱続く新日本
2024年のオカダ・カズチカ選手、2025年の内藤哲也選手と、看板レスラーが次々と団体を去った。
そして2026年、1月4日にはエース・棚橋弘至選手が引退し、同月末にはEVIL選手も退団。団体の屋台骨を支えてきたスターたちの離脱は、時代の大きな転換点を告げている。
高橋選手はIWGPジュニアヘビー級王座を5度戴冠し、ジュニアの祭典「BEST OF THE SUPER Jr.」では歴代最多となる4度の優勝を成し遂げた。
その実績と唯一無二のキャラクターでファンを魅了し続けた「ジュニアの象徴」の退団は、マット界に大きな衝撃を与える。
本人が語る退団の真相 「後悔しないために動いた」
高橋選手は退団発表後、取材に応じ、その胸の内を明かした。
団体への不満が理由ではないと前置きし、「自分は向上心を持った上で辞めるんです。スーパーポジティブ退団です」と、あくまで前向きな決断だと語った。
「ジュニアヘビー級としてIWGPヘビー級のベルトを巻く」「地上波ゴールデンタイムで試合をする」
長年公言してきた夢は、今も変わらないという。その上で、「もう一つ夢が増えたんです」と、新たな目標が生まれたことが今回の決め手になったと示唆した。その具体的な中身は、まだ明かされていない。
「いま動かないで10年後、20年後に後悔するくらいだったら、いま動いた方が後悔なく人生を終われるかなと思った」
決断に至る心境を、彼はそう説明する。かつてオカダ選手や中邑真輔選手(現WWE)が新天地を求めた年齢と同じ「36歳」という自身の年齢も、一つの節目になったようだ。
突然の発表に衝撃と激励の声 「ヒロムちゃん、行ってらっしゃい!」
突然の発表に、ファンからは驚きと動揺が広がった。
X(旧Twitter)では「マジかー」「噓だよね?」といった投稿のほか、「新しい道で頑張ってほしい」「ヒロムちゃん、行ってらっしゃい!」など、彼の未来を応援する温かい言葉が並んだ。
この決断には、同僚レスラーも反応した。
かつてジュニアヘビー級でしのぎを削ったタイチ選手は、自身のSNSで「そっかぁ…また1人大切な選手が去っていくか」と寂しさをにじませつつも、「新日本ジュニアの歴史を変えた存在になった男 これからの飛躍も楽しみにしてるよ!」と愛のある言葉で背中を押した。
次の舞台は世界か 注目される「TIME BOMB」の今後
16年間所属した団体を離れる高橋選手の次の動向に、多くの関心が集まる。
複数の報道では、海外マットが次の選択肢として有力視されており、世界最大のプロレス団体WWEや、勢いを増すAEWなどが移籍先候補として挙がる。
もちろん、2025年に退団した内藤選手のように、特定の団体に所属しないフリーランスとして活動する道もあるだろう。
高橋選手本人は具体的な進路を明らかにしていないが、その自由奔放なファイトスタイルと国境を越えて伝わるキャラクターは、世界のどのリングでもファンを熱狂させるはずだ。
日本のプロレス界が誇る「TIME BOMB」は、次にどこで、いつ爆発するのか。そのカウントダウンが、もう始まっている。
[文/構成 by 久遠]
















































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