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ルバキナ、全豪テニス初優勝で雪辱 2023年準優勝から3年、悲願達成の軌跡

ルバキナ、全豪テニス初優勝で雪辱 2023年準優勝から3年、悲願達成の軌跡

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テニスの全豪オープン女子シングルス決勝が2026年1月31日に行われ、エレナ・ルバキナが世界ランキング1位のアリーナ・サバレンカをフルセットの末に破り、大会初優勝を飾った。2023年の同大会決勝で敗れた相手への雪辱。第3セット0-3の劣勢から逆転する劇的な展開で、自身2度目のグランドスラムタイトルを獲得した。

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ルバキナ、全豪OP初制覇 3年前の雪辱果たしGS2勝目

2026年1月31日、オーストラリア・メルボルンで開催されたテニスの全豪オープン女子シングルス決勝。第5シードのエレナ・ルバキナ(26、カザフスタン)が、世界ランキング1位で大会3連覇を狙ったアリーナ・サバレンカを6-4, 4-6, 6-4で下し、悲願の初優勝を成し遂げた。2022年のウィンブルドン選手権以来、自身2度目のグランドスラム(四大大会)制覇となる。

この一戦は、3年前に同じ舞台で繰り広げられた決勝の再戦だった。2023年はサバレンカが勝利しており、ルバキナにとってはまさに雪辱を果たすための大一番。試合は最終セットまでもつれる激闘となり、ルバキナは0-3とリードを許す崖っぷちの状況から驚異的な粘りを見せ、逆転勝利を収めた。

3年越しのリベンジマッチ、女王サバレンカとの因縁

両者の対決は、近年の女子テニス界を象徴するカードの一つだ。特にサバレンカは全豪オープンで圧倒的な強さを誇り、2023年、2024年と連覇を達成。今大会も決勝まで1セットも落とさない完璧な試合運びで、3年連続のタイトル獲得が有力視されていた。

一方のルバキナは、2022年のウィンブルドン優勝後、グランドスラムでは準々決勝の壁を越えられない時期が続いた。しかし、2025年シーズン終盤に復調の兆しを見せる。シーズン最終戦のWTAファイナルズで優勝を飾ると、その勢いのままメルボルンに乗り込んできた。トップ10選手に対する連勝記録を伸ばすなど、心身ともに充実した状態で大一番に臨んだのだ。

崖っぷちからの逆転劇、勝敗を分けた冷静と情熱

試合は序盤からルバキナのペースで進む。第1セット、最初のゲームでいきなりサバレンカのサービスをブレークすると、強力なサーブとフラット系の強打で主導権を握り、6-4で先取した。しかし、世界女王サバレンカも黙ってはいない。第2セットではギアを上げ、終盤にルバキナのサービスゲームを破って6-4でセットを奪い返した。

勝負の最終セット、流れは完全にサバレンカにあった。立て続けにポイントを奪い、一気に3-0とリード。誰もがサバレンカの勝利を確信しかけたその時、ルバキナの反撃が始まる。驚異的な集中力で5ゲームを連取し、5-3と逆転に成功。最後は自身のサービスゲームをきっちりとキープし、優勝を決めるエースで激闘に終止符を打った。試合全体の獲得ポイントは両者ともに92ポイントという、まさに紙一重の戦いだった。

試合後、敗れたサバレンカは会見で「彼女は信じられないプレーをした。今日の彼女はより良い選手だった」と勝者を称賛。自身のプレーについては「いくつかの悪い決断があった」と悔しさをにじませた。対するルバキナは、試合後のインタビューで「チームと成し遂げた仕事をとても誇りに思う。ここで最高のテニスができた」と静かに喜びを語り、世界ランキング1位への意欲を問われると「ええ、私には大きな目標がある」と力強く答えた。

「氷の女王」の静かなる戴冠、世界から称賛の声

優勝の瞬間、ルバキナは派手なガッツポーズやコートに倒れ込むようなことはせず、小さく拳を握り、チームに向かって頷いただけだった。その冷静沈着な姿は「氷の女王」とも称され、彼女のキャラクターを象徴する場面として多くのファンの心に刻まれた。SNSでは「グランドスラム優勝への反応より、ポイントを取った時の方がリアクションが大きい」とその落ち着きぶりに驚く声が上がった。

この勝利には、テニス界のレジェンドからも称賛が寄せられた。女子テニス協会(WTA)の創設者であるビリー・ジーン・キング氏は自身のXで「エレナ・ルバキナによる傑出した努力、2026年全豪オープン女子シングルスチャンピオン!おめでとう!」と祝福。現役選手のキャロライン・ガルシアも「エレナ・ルバキナの印象的なレベル!勝利に値する!!」と投稿した。

ファンからも多くの祝福が寄せられている。あるユーザーはXに「ONE SLAM WONDER NO MORE!!! ELENA RYBAKINA WINS THE AUSTRALIAN OPEN TITLE AFTER DEFEATING THE WORLD #1!!! CONGRATS MY GLORIOUS QUEEN!!!(もはや一発屋ではない!エレナ・ルバキナが世界1位を破り全豪オープンタイトルを獲得!おめでとう、栄光の女王!)」と投稿し、彼女の完全復活を喜んだ。

新女王の座を狙うルバキナ、女子テニス界は新時代へ

この優勝により、ルバキナは週明けに発表される世界ランキングで自己最高の3位に浮上する見込みだ。1位のサバレンカ、2位のイガ・シフィオンテク(今大会でルバキナが撃破)と共に、女子テニス界の「ビッグ3」として新たな時代を牽引していく存在になることを強く印象付けた。

また、この勝利は彼女にとってトップ10選手に対する10連勝という記録的なもの。これはWTAの歴史上でもジュスティーヌ・エナン、セリーナ・ウィリアムズ、ビーナス・ウィリアムズ、アメリ・モレスモ、イガ・シフィオンテクに次ぐ6人目の快挙であり、現在の彼女がいかに高いレベルにあるかを物語る数字だ。

2022年のウィンブルドン制覇から約3年半。再びグランドスラムの頂点に立ったルバキナ。試合後の会見で「浮き沈みは誰にでもある。もう二度と決勝には行けない、トロフィーは取れないと誰もが思ったかもしれないが、全ては努力次第」と語った彼女の視線は、すでに次のタイトル、そして世界の頂点へと向けられている。

[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]

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