原大智、ドイツ1部ザンクトパウリ移籍決定 191cm日本代表FWの経歴とJ1京都からの新たな挑戦

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J1京都サンガF.C.のFW原大智(26)が、ドイツ1部ブンデスリーガのFCザンクトパウリへ完全移籍することが31日に正式発表された。191cmの長身を誇る日本代表FWで、欧州でのプレーは再挑戦となる。現在降格圏に沈むチームの得点力不足を解消する切り札として、大きな期待が寄せられる。
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J1京都の原大智、ドイツ1部へ ザンクトパウリが完全移籍で獲得
サッカーJ1の京都サンガF.C.は1月31日、フォワードの原大智選手(26)がドイツ1部リーグのFCザンクトパウリへ完全移籍することでクラブ間が合意したと発表した。ザンクトパウリ側も同日、原の獲得を公式に発表。今後、原選手は現地でのメディカルチェックを経て、正式に契約を締結する予定だ。
移籍の動きは、京都が1月28日に「海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のため」に原選手がチームを離脱すると発表したことで表面化。複数の関係者によると交渉は最終段階にあり、移籍先がドイツ・ハンブルクを本拠地とするザンクトパウリであることが濃厚と報じられていた。そして今回、両クラブから正式な発表という形になった。
欧州再挑戦、その背景にある「夢」
1999年5月5日生まれ、東京都出身の原は、FC東京のアカデミーで育ち、2018年にトップチームへ昇格。J3リーグで得点王(2019年)に輝くなど頭角を現した。2021年からは海外へ挑戦の場を移し、クロアチアのNKイストラ1961、スペインのデポルティーボ・アラベス、ベルギーのシント=トロイデンVVと、欧州3カ国でプレー経験を積んだ。
2023年7月に京都サンガF.C.へ完全移籍で加入し、Jリーグに復帰。2025シーズンはJ1リーグ戦34試合に出場して5得点8アシストを記録した。公式戦全体では37試合で5得点11アシストの成績を残し、クラブ史上最高順位となる3位躍進の原動力となった。また、2025年7月にはEAFF E-1サッカー選手権で日本代表デビューを果たし、国際Aマッチ2試合に出場している。
今回の移籍に際し、原は京都の公式サイトを通じて「自分のヨーロッパで活躍するという夢を選ばせてもらいました」とコメント。再び欧州のトップリーグで戦うという強い意志が、今回の決断の背景にあることを明かした。
191cmの大型FWに託される期待 新天地での役割とは
原の最大の武器は、191cm、84kgという恵まれた体格を生かしたポストプレーと空中戦の強さだ。しかし、彼の魅力はそれだけではない。足元の技術も高く、周囲の選手を生かすプレーにも長けている。京都では前線の主軸として、攻守にわたるハードワークでチームを牽引した。
| 氏名 | 原 大智(はら たいち) |
|---|---|
| 生年月日 | 1999年5月5日(26歳) |
| 出身地 | 東京都 |
| 身長/体重 | 191cm/84kg |
| ポジション | FW |
| 代表歴 | 日本代表(国際Aマッチ2試合出場) |
一方、移籍先のザンクトパウリは、ブンデスリーガ第19節終了時点で3勝5分11敗の17位と、2部降格圏に低迷している。特に深刻なのが得点力不足で、チーム総得点「17」はリーグワーストタイ。残留に向けた起爆剤として、新たなストライカーの獲得が急務だった。
ザンクトパウリのアレクサンダー・ブレッシン監督は原について、「ゴールを脅かす存在であり、チームメイトを生かす視野の広さの両方を証明してきた。サッカーIQが高く、体格を生かして攻守のセットプレーでも重要な存在になれる」と高く評価。スポーツディレクターのアンドレアス・ボルネマン氏も「これまでチームにいなかったタイプの選手。我々のプレーにさらなる柔軟性がもたらされる」と、その加入効果に大きな期待を寄せている。
「全力で戦ってくる」ファンへの感謝と決意
約2年半在籍した京都を離れるにあたり、原はクラブを通じてファン・サポーターへ感謝のメッセージを送った。その言葉からは、クラブへの深い愛着がうかがえる。
「まずは2年半、本当にありがとうございました!サンガでは、辛いことも楽しいこともどちらも経験し、本当に闘うたびに僕の大好きなチームになりました。サンガならではの雰囲気があり、本当に居心地の良い、そして素晴らしい集団にいられたと感じています。そんなチームを離れることは寂しさももちろんありますが、自分のヨーロッパで活躍するという夢を選ばせてもらいました。この選択をしたからにはサンガの選手で良かったと思えるようなプレーをして、また良い報告ができるよう全力で戦ってきます!」(京都サンガF.C.公式サイト 2026年1月31日)
この移籍発表を受け、X(旧Twitter)ではファンからの様々な声が上がった。京都の公式アカウントによる発表投稿には、「空中戦の強さに、卓越したテクニック、攻守のハードワークで常にチームに貢献してくれました」といったクラブからの感謝の言葉が添えられ、ファンからは別れを惜しむ声とともに、新天地での活躍を願うエールが多数寄せられている。
日本人トリオ結成へ ブンデスリーガ残留への挑戦
ザンクトパウリには、すでに日本代表MFの藤田譲瑠チマと、今冬に同じくJリーグから移籍したDF安藤智哉が所属している。原の加入により、同クラブで3人の日本人選手が共闘することになる。藤田は中盤の主軸として、安藤もデビュー戦で高い評価を得ており、日本人選手の活躍がチーム内で確かな信頼を築いていることが、今回の移籍を後押しした側面もあるだろう。
原は新天地のクラブ公式サイトで「ザンクトパウリでの新たな挑戦を楽しみにしています。自分の強みを活かしてチームに貢献できると確信しています」と意気込みを語った。厳しい残留争いの渦中にあるチームで、日本人トリオがどのような化学反応を起こすのか。191cmの大型ストライカーが、再びヨーロッパの舞台でその真価を証明するための、新たな挑戦が始まる。
[文/構成 by 橘すろべ]


















































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