高見亨介選手の強さと注目理由を無敗戦績から解説 世界統一戦でKO率80%の実力証明なるか

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プロボクサー高見亨介選手は、2022年のデビューから10戦全勝(8KO)無敗を誇る23歳のWBA世界ライトフライ級王者である。KO率80%という高い決定力を持ち、2025年12月17日にWBO王者レネ・サンティアゴ選手との王座統一戦に臨む。アマチュア時代から数々のタイトルを獲得し、プロ転向後もベテラン勢を次々と撃破。その強気なファイトスタイルとKOへのこだわりが、多くのファンを惹きつけている。
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無敗の新星・高見亨介選手、王座統一へ。12月17日に大一番
2025年12月17日、東京・両国国技館のリングで、WBA世界ライトフライ級王者、高見亨介(23歳、帝拳ジム所属)が、WBO同級王者レネ・サンティアゴ(33歳、プエルトリコ)との王座統一戦に臨む。プロデビューからわずか3年半、無敗のまま世界の頂点に立った若き王者が、キャリア最大の試練を迎える。この一戦は、単なるタイトルマッチではない。帝拳ジムの先輩が敗れた相手への雪辱、そして自身のボクシングが世界トップレベルで通用することの証明がかかっている。
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デビューからわずか3年、驚異のKO率で頂点へ
高見亨介のキャリアは、まさに破竹の勢いという言葉がふさわしい。アマチュアで43勝4敗という輝かしい実績を引っさげ、2022年7月にプロデビュー。そこから彼の快進撃が始まった。
プロデビューからの快進撃
デビュー戦を初回1分12秒のKO勝利で飾ると、その後もKOの山を築いていく。プロ10戦で判定決着はわずか2試合。80%という驚異的なKO率は、彼の攻撃的なボクシングスタイルを何よりも雄弁に物語っている。その戦いぶりは、ファンに強烈なインパクトを与え続けてきた。
ベテラン勢との激闘で得た経験
高見の真価が問われたのは、経験豊富な実力者たちとの対戦であった。2023年12月、元OPBF東洋太平洋王者リト・ダンテとの一戦では、プロ初の8ラウンド判定勝ちを経験。この試合でフルラウンドを戦い抜くスタミナと、老獪な相手をどう崩すかという課題を得たことは、彼にとって大きな財産となった。
さらに、2024年3月には当時43歳の大ベテラン、堀川謙一を6回TKOで下す。堀川がその前の試合で元世界王者と互角の戦いを演じていただけに、この勝利は高見の評価を決定的なものにした。ボクシングファンや関係者の間では、22歳の若者がベテランを力でねじ伏せたことに驚きの声が上がった。
日本、そして世界へ
着実にステップアップを続けた高見は、2025年、ついにタイトル戦線に躍り出る。4月には川満俊輝を6回TKOで破り、日本ライトフライ級王座を獲得。試合後、リング上から「会長、世界挑戦させてください!」とアピールした言葉は、彼の野心の大きさを象徴していた。
その声はすぐに届く。わずか3カ月後の7月30日、WBA世界ライトフライ級王者エリック・ロサに挑戦。サウスポーの技巧派王者を相手に序盤は苦戦するも、徐々に圧力を強め、10回TKO勝利。プロ10戦目にして、見事世界王者のベルトを腰に巻いたのである。
なぜ高見は強いのか?「倒すボクシング」へのこだわりと冷静な分析力
高見の強さの根源はどこにあるのだろうか。それは、単なる才能や身体能力だけでは説明がつかない。
80%を誇るKO率の源泉
高見は一貫して「倒して勝つこと」に強いこだわりを見せる。その原点は、幼少期に見たマニー・パッキャオの試合にあるという。特にリッキー・ハットンを失神させた一撃は、彼の脳裏に鮮明に焼き付いている。「格闘技のひとつの魅力」としてKO決着を挙げ、観客を魅了する試合を常に意識しているのだ。
ボクシングを始めたきっかけの一つに、パッキャオやフロイド・メイウェザーが稼ぐファイトマネーへの憧れがあったと語るなど、夢を現実にするためのハングリー精神も彼の強さを支えている。
強気な発言と裏腹の冷静さ
「4ラウンドKO」といった強気な発言が目立つ一方で、高見は自身の課題を冷静に分析し、改善に取り組むクレバーさも併せ持つ。リト・ダンテ戦後には「倒しきれなかった」ことを課題に挙げ、スタミナ強化や無駄のないコンパクトなパンチを打つ練習に励んだ。試合中に相手の表情を読み、戦術を組み立てるが、ポーカーフェイスの相手に惑わされた経験から、全体的なスキルアップの必要性を感じていると語る。
恵まれた練習環境
名門・帝拳ジムに所属し、世界トップクラスの選手とスパーリングを重ねられる環境も、彼の急成長を後押ししている。「贅沢な環境でやらせてもらっている」と語る高見は、日々の練習から世界レベルを体感し、「世界に行ける自信は常にあります」と断言する。














































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