成宮唯(INAC神戸)、なでしこジャパンに追加招集 FW田中美南がけがで離脱、欧州遠征に10日合流予定

時間がない人向けの30秒で理解ゾーン
日本サッカー協会(JFA)はきのう9日、欧州遠征中のなでしこジャパンからFW田中美南(ユタ・ロイヤルズ)がけがで離脱し、MF成宮唯(INAC神戸レオネッサ)を追加招集したと発表した。成宮はきょう10日にチームへ合流する予定だ。アジア大会では背番号10を背負い、主将として金メダルに貢献したばかり。日本は13日(日本時間14日未明)、ブレーメンでドイツ女子代表と戦う。
田中美南が離脱、成宮唯が欧州へ
JFAは9日、欧州遠征に臨んでいるなでしこジャパンのメンバー変更を発表した。FW田中美南がけがのため離脱し、その代わりにMF成宮唯を追加招集する。成宮の合流は10日の予定となった。けがの程度や詳しい部位は明らかにされていない。
なでしこジャパンは現地9日夜、フランス・サン=トゥアンのスタッド・バウアーでハイチ女子代表と対戦し、5-1で勝った。日本時間ではきょう10日午前3時の開始。清家貴子、浜野まいか、長谷川唯、千葉玲海菜、土方麻椰の5人がゴールを決め、遠征初戦を白星で飾っている。
成宮が加わるのは、遠征の締めくくりとなる2戦目からだ。相手は世界ランキング3位の強豪ドイツ。舞台はブレーメンのヴェーザーシュタディオンで、現地13日午後5時45分、日本時間では14日午前0時45分にキックオフを迎える。
金メダルの「10番」、31歳の主将
成宮唯は1995年2月22日生まれの31歳。JFAアカデミー福島で育ち、ベガルタ仙台レディース、スペランツァFC大阪高槻、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースを経て、2021-22シーズンからINAC神戸でプレーする。運動量の多さが持ち味のMFだ。
この秋は、成宮にとって忘れられない時間になった。第20回アジア競技大会(愛知・名古屋)の女子サッカー(会場は静岡県)で、なでしこジャパンの背番号10を着け、主将として全試合に先発出場。主将は大会前、チーム関係者全員の投票で選ばれた。チーム最年長として臨んだ大会前、成宮は「責任を感じるが、自分らしさをなくさずやりたい」と語っていた。
日本は準々決勝でフィリピンを4-0、準決勝で韓国を2-0で破り、10月2日の決勝ではエコパスタジアムで北朝鮮と対戦した。2-2で決着がつかずに迎えたPK戦を5-3で制し、3大会連続となる金メダル。大会最多となる4度目の優勝だった。
それから、わずか1週間。今度はA代表の欧州遠征から声がかかった。
WEリーグMVP、国際Aマッチは20試合6得点
成宮はクラブでも結果を残している。2025-26シーズンはINAC神戸のWEリーグ優勝に貢献し、リーグの最優秀選手(MVP)に選ばれた。
代表では国際Aマッチ通算20試合に出場し、6得点を挙げている。2025年7月の東アジアE-1選手権では、約3年ぶりになでしこジャパンへ復帰した。
アジア大会のメンバーは国内組が中心だったのに対し、欧州遠征の招集メンバー23人のうち22人は海外クラブの所属選手で、国内クラブからの選出はDF高橋はな(三菱重工浦和レッズレディース)だけだった。WEリーグで戦う成宮は、高橋に続く国内組として欧州の舞台に立つ。
狩野監督のもとで2027年W杯へ
欧州遠征のメンバーは9月22日に発表された。率いるのは狩野倫久監督で、アジア大会でもチームを指揮した。狩野監督は会見で、2027年にブラジルで開かれるFIFA女子ワールドカップにつなげたいという考えを示している。
アジア大会でチームの中心にいた成宮を、同じ指揮官がA代表へ呼んだ。ドイツ戦は、成宮にとって世界の強豪を相手に存在をアピールする機会になる。
ドイツのブレーメンには、FW島田芽依が所属するヴェルダー・ブレーメンの本拠地がある。ドイツ戦はNHK総合テレビで生中継され、ABEMAでも無料で生配信される予定だ。合流から3日後の一戦。金メダルの10番が、ドイツを相手にどんなプレーを見せるのか。
[文/構成 by スポーツライター ミカ]









































































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