那須川天心、TBSラジオの冠番組に生出演 井上拓真に0-3判定負け後初、前週は欠席

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ボクシングの那須川天心(28)=帝拳=が6日夜、パーソナリティーを務めるTBSラジオ「那須川天心のかんきもラジオ」に生出演した。9月27日に井上拓真に0-3の判定で敗れてから、ラジオで肉声を届けたのは初めて。前週29日の放送は欠席し、メッセージだけを寄せていた。番組では批判やギャラの噂に自虐を交えて答えた一方、スポニチによると拓真戦についての発言はなかった。
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敗戦から9日、冒頭から生出演
番組は毎週火曜の夜10時から生放送で届けられている。6日の放送で、天心は番組の冒頭から生出演した。
曲紹介のあと、最近は活字ばかりを目にしていたので、生の声を届けたかったと近況を話した。試合後の天心の言葉は、会見での発言やXの投稿として文字で伝わるものが続いていた。
アシスタントはTBSの浦野芽良アナウンサー。2人の掛け合いでは、天心が「炎上?炎上とか言わないで。僕はエンジョイしてます」などと自虐のボケを連発し、浦野アナから「それはあなたです」とたしなめられる場面もあった。デイリースポーツは、敗戦後初の肉声が自虐のボケを連発する内容だったと伝えている。
試合そのものには触れなかった。スポーツニッポンは、試合に関する発言はなかったと報じた。
前週は欠席、届いたのはメッセージだけ
1週前の9月29日、番組は天心不在で始まった。
試合から2日後の生放送で、冒頭に浦野アナが不在を伝え、天心から託されたメッセージを読み上げた。
「今回の試合は自分自身に負けなかったです。自信を持って試合することができました。みんなの大声援が俺の背中を押してくれました」
メッセージは「俺は大丈夫です。人生まだまだこれからです」と続き、「俺は那須川天心ですから」という一文も添えられていた。放送中はリスナーからの励ましが次々と紹介され、「那須川天心 28」のラジオネームで本人らしきメールも読まれた。デイリースポーツによると、その中で天心は「ダウンを取ったあのパンチはみんなの思いが乗ったパンチです」とファンへの感謝を伝えている。
昨年は違った。2025年11月24日に拓真へ初めて敗れた際、天心は翌日の生放送に出演し、冒頭の振り返りで「悔しい」を8度も口にしていた。今回は1週あけての復帰になる。
9月27日の再戦、7回にダウンを奪うも判定負け
2人の再戦は9月27日、トヨタアリーナ東京でのWBC世界バンタム級タイトルマッチだった。王者の拓真(30)=大橋=に、天心が約10カ月ぶりに挑んだ。
天心は7回に左ストレートでダウンを奪い、見せ場をつくる。だが試合全体では王者の巧みな守りに主導権を握られ、判定は0-3。スコアは116-111が2人、114-113が1人だった。雪辱はならず、プロでの戦績は10戦8勝2敗となった。
試合直後の会見で、天心は「めっちゃ悔しい」と目に涙を浮かべた。その後、10月1日には自身のXで、誹謗中傷について「やってる事いじめだし」とつづり、応援してくれる人へ「いつも本当にありがとう」と感謝を伝えている。7回のダウンの場面を含む一戦は、試合を独占配信したPrime Videoで見返すことができる。
「批判は大好物」、ギャラの噂にも答える
6日の放送のテーマは「こんな那須川天心は嫌だ」。リスナーから届いたメッセージを読みながら、天心は自分にまつわる噂へ一つずつ答えていった。
ボクシングに転向したのはお金のためだ、という声にははっきり反論した。
「キックの最後の試合なんて何億円かもらいました。今も何億円かもらえているが、キックの時もそれくらいもらえていた。だから、お金で動く人じゃない」
キック時代の最後の試合は、2022年6月の武尊戦。自腹で開く「天心祭」を例に挙げ、稼ぐことが目的なら祭りはやらないとも話した。
話題は炎上とSNSへ移る。
「批判は大好物。良くも悪くも人の感情を動かしている。批判されることは美しい」。天心はそう言い切り、SNSを社会だと思いすぎている人が多いと持論を述べた。批判のコメントは自分でも読むといい、「ニヤニヤしながら見ちゃう」と笑ってみせた。ただ、仲間が言われているのを見ると腹が立つという。
線は引いている。誹謗中傷と意見はまったく違うもので、意見や批判を言うのは構わないとしたうえで、心の中では「誰だ?お前」と思っていると明かした。
このほか、生え際の薄さをいじる声には、昔の事故で髪が生えてこなくなったと説明している。
次戦は未定、IBFでは3位に
番組の中で、天心が次の戦いについて語ることはなかった。
試合後の取材で、今後のボクシングとの向き合い方を問われた天心は「分からない。今は口にしたくないです」と答えていた。進退を含め、具体的な方向性はまだ示していない。
ランキングでは、IBFが発表した最新の世界ランキングで、天心はバンタム級3位に入った。敗れたあとも、世界の舞台に戻る道は残っている。
天心はキックボクサー時代に、自伝『覚醒』(クラーケン)を出している。強さの理由を自らの言葉で語った1冊だ。
敗戦には触れず、笑いを交えて話し続けた6日の放送。拓真戦について自分の言葉で語るのが、次の放送になるのか、それとも別の場になるのか。毎週火曜の夜、天心の声は電波に乗る。
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[文/構成 by スポーツライター 久遠(KUON)]









































































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