警察犬・ジゲン号の名前の由来と1度目の解決した事件とは?2度目のお手柄で「今の気持ちは?」→マイクカプッ 再び話題に

警察犬ジゲン号、2度目の人命救助で表彰 ご褒美はジャーキー1kg
熊本県警の直轄警察犬「ジゲン号」が、行方不明者の人命救助に貢献したとして2026年2月4日、山鹿署から感謝状を贈られた。ジャーマンシェパードのオスで5歳のジゲン号にとって、これは2度目の表彰となった。
今回の表彰対象となったのは、2025年12月の出来事だった。山鹿市鹿央町で80代の女性が自宅からいなくなったと通報があり、夜間の捜索では発見に至らなかった。
翌朝8時半からジゲン号が捜索に参加。雨の予報が迫る中、捜索開始から約3時間後、足場が悪く見通しの利かない山間部で、優れた嗅覚を頼りに女性を発見した。
女性は寒さで衰弱していたものの、命に別状はなかった。天候が悪化する前の発見は、ジゲン号の功績が大きいと警察は評価している。ジゲン号には感謝状とともに、副賞として好物のビーフジャーキー1kgが贈られた。
名前の由来は「ルパン三世」 デビュー直後にもお手柄
ジゲン号の名前は、国民的人気アニメ「ルパン三世」の登場人物が由来だ。子犬の頃に育てた人が名付けたと報じられている。その名の通り、鋭い能力を発揮する存在となった。
初めての手柄は、警察犬としてデビューして間もない2024年11月のこと。
熊本県南関町の山中で行方不明になった50代男性の捜索に出動。捜索開始からわずか20分ほどで男性のカバンを見つけ出し、そこから数十メートル離れた場所で倒れていた男性を発見、救助につなげた。
この初めての表彰後、報道陣からマイクを向けられたジゲン号は、そのマイクを「カプッ」とくわえる愛らしい姿を見せた。
SNSでは「かわいい」「カポって音が綺麗に入ってる」といった投稿が相次ぎ、その活躍とともに注目を集めるきっかけとなったのだ。
指導士との絆「訓練の成果が人命救助に」
ジゲン号の活躍の背景には、指導士である井野満宏巡査長との日々の訓練と強い絆がある。
井野巡査長は2度目の表彰に際し、「普段、一生懸命に訓練を頑張ってくれている。その成果が人命救助という形で繋がって、本当に嬉しく思っています」と取材に語った。
警察犬の能力は、人間の数千倍ともいわれる嗅覚にある。行方不明者の衣類や枕などの匂いを覚え、同じ匂いを追跡する。認知症の高齢者などは数キロ先にまで移動することもあり、広範囲での捜索活動は警察犬の能力が大きな鍵を握るのだ。
ジゲン号のような直轄警察犬は、指導士である警察官と24時間体制で出動に備える。その仕事は、行方不明者の捜索から犯罪捜査まで多岐にわたる。
遊びのような訓練を通じて集中力を高め、ご褒美をもらうことでモチベーションを維持する。井野巡査長は「今後もジゲン号と一緒に貢献していきたい」と、相棒への信頼を口にした。

引用:RKK NEWS DIG
なぜ警察犬には「号」が付くのか?
ところで、警察犬や競走馬などの名前に「号」が付くのはなぜだろうか。これは、特定の動物を個体として正式に識別するための接尾辞だ。
特に、血統登録がされる犬や馬、牛などの動物に対して、その正式名称として用いられる慣習がある。ペットとして家庭で呼ばれる愛称とは別に、公的な記録や書類上で個体を特定するためのもの。いわば、人間における戸籍名のような役割を果たす。
警察犬の場合、その多くが血統書付きの純血種であり、日本警察犬協会などに登録される。そのため、個体名に「号」を付けて管理されるのが一般的だ。これは、その犬が公的な任務に就く特別な存在であることを示す記号でもある。
次なる活躍へ 期待される「スゴ鼻」
熊本県警にはジゲン号のほかにも、多くの警察犬が所属し、日夜県民の安全のために活動している。2024年、2025年と立て続けに人命を救ったジゲン号。その「スゴ鼻」と称される能力は、指導士との訓練の賜物だ。
行方不明者の捜索は時間との戦いであり、警察犬の初動での活躍が救助の成否を分けることも少なくない。愛嬌のある一面を見せながらも、現場では頼れるプロフェッショナル。ジゲン号と指導士のコンビの次なる活躍が期待される。
🐾 ジゲン号の主なプロフィール
正式名称: フレイル フォム マッハイヌング
犬種: ジャーマンシェパード(5歳・オス)
所属: 熊本県警察本部 鑑識課(直轄警察犬)
愛称: ジゲン号
誕生日: 2021年1月1日
特技: 足跡追及
[文/構成 by さとう つづり]
















































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