「ポリコレ疲れから解放」実写ラプンツェル、原作尊重キャストで決定に安堵の声「アニメ版の世界観そのまま」「これが見たかった」

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ディズニーが実写版『塔の上のラプンツェル』の主演キャストを発表。ラプンツェル役にティーガン・クロフト、フリン・ライダー役にマイロ・マンハイムが決定した。近年の実写化作品で続いた原作イメージとの乖離を巡る論争とは対照的に、今回はアニメ版の雰囲気を尊重したと見られる配役に、ファンからは安堵と歓迎の声が広がっている。
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ウォルト・ディズニー・ピクチャーズは2026年1月7日(現地時間)、人気アニメーション映画『塔の上のラプンツェル』(2010年)の実写版で、主人公ラプンツェル役をオーストラリア出身の女優ティーガン・クロフト、相手役のフリン・ライダー役を俳優のマイロ・マンハイムが務めることを正式に発表した。
近年、ディズニーの実写化作品を巡っては、配役や物語の改変が「ポリティカル・コレクトネス(ポリコレ)への過剰配慮ではないか」との批判が相次いでいた。しかし、今回はアニメ版のイメージを尊重したと受け止められており、ファンからは安堵と期待の声が上がっている。
紆余曲折の製作過程と「ポリコレ疲れ」の背景
『塔の上のラプンツェル』の実写化計画が最初に報じられたのは2024年12月のことである。監督にはミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』で知られるマイケル・グレイシー、脚本には『ソー:ラブ&サンダー』のジェニファー・ケイティン・ロビンソンが起用され、製作が進むと見られていた。
製作中断と再開の裏にあった「白雪姫」の不振
しかし、プロジェクトは順風満帆ではなかった。2025年4月、実写版『白雪姫』の興行的不振と、それに伴う観客からの厳しい批判を受け、本作の製作は無期限で保留されたと報じられた。実写版『白雪姫』では、主人公にラテン系の女優レイチェル・ゼグラーが起用されたことや、物語の根幹に関わる改変が「原作への敬意を欠く」として大きな論争を巻き起こし、一部では「ポリコレ疲れ」という言葉で観客の反発が語られた。
この流れを変えたのが、2025年に公開された実写版『リロ・アンド・スティッチ』の大ヒットであった。同作は2025年のハリウッド映画として初めて世界興行収入10億ドルを突破。この成功がスタジオに自信を取り戻させ、2025年10月には『塔の上のラプンツェル』の製作再開が決定した。
「原作尊重」への回帰か
『リトル・マーメイド』(2023年)や『白雪姫』(2025年)では、主人公の人種変更などを巡り、SNS上で「#NotMyAriel」といったハッシュタグが登場するなど、ファンの間で賛否が激しく対立した。こうした反発は、単なる人種差別の問題ではなく、「長年親しんできたキャラクターのイメージを守りたい」という原作ファンとしての愛情から来るものだという意見も根強く存在する。
ディズニー自身もこの状況を静観していたわけではない。2024年後半から、CEOのボブ・アイガーが「カルチャー戦争から距離を置く」方針を示唆し、企業のDEI(多様性・公平性・包括性)関連プログラムを縮小する動きも見られた。今回の『塔の上のラプンツェル』のキャスティングは、こうしたディズニーの戦略転換を象徴する事例と見る向きもある。
新ラプンツェルとフリン、期待の若手俳優たち
今回主役に抜擢された二人は、ディズニー作品とも縁が深い若手俳優である。ディズニーは今回のキャスティングについて「非常に慎重かつ思慮深い選択」であり、プロセスを急がなかったと強調している。
ラプンツェル役:ティーガン・クロフト
ラプンツェル役のティーガン・クロフト(21)は、DCドラマシリーズ『タイタンズ』のレイブン役で知られるオーストラリア出身の女優。2023年にはNetflix映画『トゥルー・スピリット』で主演を務めるなど、着実にキャリアを重ねている。彼女の起用は、サラ・キャサリン・フック、フレイヤ・スカイ、オリヴィア=マイ・バレットといった他の候補者とのスクリーンテストを経て決定された。
【ラプンツェル役・ティーガンクロフトについて】
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フリン・ライダー役:マイロ・マンハイム
フリン・ライダー役のマイロ・マンハイム(24)は、ディズニー・チャンネルのミュージカル映画『ゾンビーズ』シリーズの主演で知られ、ディズニーファンにはおなじみの顔だ。エミー賞受賞女優のカムリン・マンハイムを母に持ち、人気番組『ダンシング・ウィズ・ザ・スターズ』で準優勝するなど、歌とダンスの実力も証明済みである。
【フリン・ライダー役・マイロマンハイムについて】
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その他のキャストと製作陣
物語の鍵を握る悪役マザー・ゴーテル役は、まだ発表されていない。一時はスカーレット・ヨハンソンが交渉中と報じられたが、スケジュールの都合で離脱したとされている。ファンの間では、アニメ版で声優を務めたドナ・マーフィの起用を望む声も多い。また、アニメ版のオリジナル声優であるマンディ・ムーアとザッカリー・リーヴァイが、ラプンツェルの両親である国王と女王役でカメオ出演するのではないかという期待も寄せられている。
「これが見たかった」SNSに溢れる安堵と歓迎の声
キャスティング発表後、X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSでは、ファンからの肯定的な反応が相次いだ。特に、二人のビジュアルがアニメ版のキャラクターに忠実であることが高く評価されている。
あるXユーザーは「このキャスティングは最高だ!ティーガンにはラプンツェルの神秘的な輝きがあり、マイロはフリンのキメ顔を完璧にこなすだろう」と投稿。また、別のファンは「ヘイターは文句を言うだろうが、彼らはフリンとラプンツェルにそっくりだ。ここ数年で最も正確なキャスティングだ」とコメントし、原作尊重の姿勢を歓迎した。
こうした反応の背景には、前述の『リトル・マーメイド』や『白雪姫』を巡る論争があることは明らかだ。「どうして私の大好きな世界観を壊してまでポリコレをごり押しするの?」といったファンの不満が蓄積していた中で、今回のキャスティングは「これが見たかった」「アニメ版の世界観そのまま」といった安堵感をもたらした形である。
一方で、一部ではマンハイムの政治的見解を問題視する声や、依然として実写化そのものに懐疑的な意見も見られるが、全体としてはポジティブな船出となった。
今後の展望とディズニーの挑戦
『塔の上のラプンツェル』は、2010年の公開当時、全世界で5億9,000万ドル以上の興行収入を記録したヒット作である。グリム童話の原作を大胆にアレンジし、ラプンツェルを自らの意思で塔を出る主体的なヒロインとして描いた点は、その後のディズニープリンセス像に大きな影響を与えた。この「原作の精神を尊重しつつ、現代的にアップデートする」という成功体験が、今回の実写化でも再現されるかが焦点となる。
製作は2026年6月にイギリスで開始される見込みで、公開日は未定だが、2027年後半から2028年初頭が予想されている。マザー・ゴーテル役のキャスティングや、アカデミー賞にもノミネートされた楽曲「輝く未来(I See the Light)」などがどのように実写で表現されるのか、今後の続報が待たれる。
ディズニーにとって、本作は単なるリメイク作品以上の意味を持つかもしれない。多様性の尊重という社会的要請と、原作ファンの愛情という二つの大きな期待の間で、どのようなバランスを見出すのか。実写版『塔の上のラプンツェル』の成否は、今後のディズニーの実写化戦略そのものを占う試金石となりそうだ。
[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]
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