クレイジージャーニー来年3月で終了へ なぜ?理由は視聴率の低迷か。「攻めた番組がまた一つ消える」と惜しむ声
「唯一の楽しみだった」SNSに溢れる惜別の声
番組終了の報道を受け、ソーシャルメディア上ではファンからの惜しむ声が溢れている。
「大好きな番組で欠かさず見てたので、言葉も出ない。ショックすぎる。」
「ドラマ以外で唯一毎週楽しみにしてた番組やのに‥ 特番でもいいし、深夜帯でもいいからやってほしいなぁ」
「この番組は特番に戻っても続けて欲しい番組。 知らないことをジャーニーたちがたくさん教えてくれた。」
これらのコメントからは、視聴率という指標だけでは測れない、番組への深い愛着が伝わってくる。MCの設楽がかつて番組を「ある種、現代の教育番組」と評したように、未知の世界への扉を開いてくれる貴重な存在として、多くの視聴者に支持されていたことがわかる。
「月曜夜は長年の弱点」 TBSの次の一手は?後番組にはMrs. GREEN APPLE冠番組など浮上
今回の「クレイジージャーニー」の終了は、単独の番組打ち切りに留まらない、TBSの編成戦略における大きな転換点と見ることができる。同局関係者が「月曜日の夜は長年の弱点」と語るように、この時間帯の視聴率競争で苦戦が続いていた。
TBSは来春の改編で、午後10時の「クレイジージャーニー」だけでなく、午後9時枠の「タミ様のお告げ」も同時に終了させる方針だという。連続する2つの番組を同時に改編することで、月曜夜の視聴者層を抜本的に見直し、新たな流れを作り出そうという強い意志がうかがえる。
注目される後番組については、具体的な発表はまだないものの、関係者の間ではいくつかのプランが最終調整中と報じられている。その有力候補として名前が挙がっているのが、人気ロックバンド「Mrs. GREEN APPLE」の冠番組「テレビ×ミセス」と、様々な分野のプロフェッショナルたちの投票によるランキングを発表する「プロフェッショナルランキング」の2番組を並べる案である。
Mrs. GREEN APPLEは2025年にメジャーデビュー10周年を迎え、ドキュメンタリー映画の公開や大規模なライブを予定するなど、大きな注目を集めている。特番として放送実績のある彼らの冠番組をレギュラー化することで、若者層を中心とした新たな視聴者の獲得を狙う戦略とみられる。TBSはこれらの報道に対し、「番組の編成・制作過程については従来お答えしておりません」とコメントするに留めている。
「まだ見ぬ世界」を届け続けた功績と課題。テレビの“クレイジーさ”はどこへ向かうのか
「まだ見ぬ世界を伝える意味では大きな役割を担っていた」と評価される一方で、二度目の終了を迎えることになった『クレイジージャーニー』。コンプライアンスが厳格化し、制作費の制約も増す現代のテレビ業界において、同番組のような「攻めた」企画を継続することの難しさを改めて浮き彫りにした。番組が残した功績と、ファンからの熱い支持は、今後のテレビ番組制作にどのような影響を与えていくだろうか。
[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]














































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