高見亨介選手の強さと注目理由を無敗戦績から解説 世界統一戦でKO率80%の実力証明なるか
統一戦の相手サンティアゴ選手と関係者の視点
今回の統一戦は、高見にとって過去最強の相手との対戦となる。対戦相手の情報や、関係者の見方も勝敗を占う上で重要な要素だ。
狡猾な王者レネ・サンティアゴ
WBO王者レネ・サンティアゴは、18戦14勝(9KO)4敗の戦績を持つ33歳のベテラン。フットワークを駆使したかと思えば、激しい打ち合いも仕掛けるなど、攻撃の幅が広い難敵である。2025年3月には、高見の同門の先輩である岩田翔吉を判定で下し、王座を獲得した。この結果を受け、高見は「同じ日本人として、ジムの後輩として、もう一回、(ベルトを)帝拳ジムに取り戻したい」と、リベンジへの強い思いを口にしている。
「4回KO宣言」と周囲の反応
この一戦の実現には、サンティアゴがSNSで高見に対戦を要求し続けたという異例の経緯がある。高見は会見で「(最初は)めちゃくちゃ無視していたので、これは本当にごめんなさい」と冗談めかしつつも、闘志を燃やしている。
高見は公開練習で「願望を込めて4ラウンドKO」を宣言。この強気な発言に対し、帝拳ジムの浜田剛史代表は「本人が4ラウンドまでのKOを宣言しているので、そこまでは何も言わずに見る」と全幅の信頼を寄せている。一方で、サンティアゴ陣営は「高見は12ラウンドをフルで闘った経験がない」と指摘。経験の差が勝敗を分けるとの見方を示した。
統一戦の先に見据える未来
高見にとって、この統一戦はゴールではない。厳しい減量を強いられるライトフライ級での試合は今回が最後になる可能性も示唆しており、彼の視線はすでにその先へと向いている。それは、4団体統一よりも「階級の壁を越えてその階級の世界王者になること」へのこだわり、すなわち複数階級制覇である。
初防衛戦がいきなりの王座統一戦という厳しい試練。しかし、高見は「モチベーションは今までで一番高い」と語る。果たして、無敗の新星は有言実行でKO勝利を飾り、2本のベルトを手にすることができるのか。それとも、百戦錬磨のベテラン王者が若き才能の前に立ちはだかるのか。12月17日、両国国技館で行われる一戦は、U-NEXTで独占ライブ配信される予定だ。ボクシングファンならずとも見逃せない戦いが、間もなく始まる。
[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]
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