aespaニンニン、原爆きのこ雲型ランプ炎上後、紅白出場停止の署名活動始まる。すでに2万超
過去の類似事例と今後の見通し
BTS「原爆Tシャツ」問題との比較
K-POPアーティストをめぐる同様の議論は、今回が初めてではない。最も知られているのは、2018年に起きたBTS(防弾少年団)の「原爆Tシャツ」問題だ。メンバーが、原爆投下のきのこ雲と、韓国国民が万歳する様子がプリントされたTシャツを着用していたことが発覚。これにより、テレビ朝日の音楽番組「ミュージックステーション」への出演が直前に見送られる事態となった。
当時、BTSの所属事務所は「意図的ではなかった」と釈明し、日本のファンへ謝罪コメントを発表したが、国際的なニュースにまで発展した。今回のaespaの件は、明確な写真がプリントされたTシャツではなく、市販のインテリアランプである点、そして問題となっている舞台が民放番組ではなく公共放送であるNHKである点に違いがある。
紅白出場は取り消されるのか?
最大の焦点は、NHKがaespaの出場を取り消すか否かだ。過去の紅白歌合戦の歴史を振り返ると、一度発表された出場者が、不祥事などを理由に出場を辞退・取り消しになった例は存在する。しかし、それは極めて稀なケースである。
NHKは出場歌手の選考基準として「今年の活躍」「世論の支持」「番組の企画・演出」の3点を挙げている。公共放送として出演者のイメージがクリーンであることも重視されるため、世論の反発がさらに拡大した場合、何らかの判断を迫られる可能性は否定できない。特に、被爆者団体などから公式な抗議があった場合、事態が動くことも考えられる。
しかし、現時点では、3年前の投稿であること、また本人に明確な悪意があったと断定できないことなどから、NHKが直ちに出場取り消しという強硬な手段に出る可能性は低いとの見方が大勢だ。
aespaは2024年に日本デビュー前にもかかわらず東京ドーム公演を成功させ、2025年にもドームツアーを控えるなど、日本で高い人気を誇る。今回の騒動が、今後の日本での活動や、K-POPと日本の文化・歴史認識をめぐる議論にどのような影響を与えるか。大晦日の放送まで、関係者の対応と世論の動向から目が離せない状況が続く。
[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]



































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