高市新総理誕生! 日本が選んだのは「安定」か「勝負」か? 維新との連立政権の課題

憲政史上初の女性総理、歴史が動いた一日
2025年10月21日、自民党の高市早苗総裁が第104代内閣総理大臣に指名された。日本の憲政史上、初めての女性総理大臣の誕生である。26年間続いた自民・公明両党の連立政権に終止符が打たれ、日本維新の会との新たな連立の枠組みで政権がスタートする。まさに歴史が動いた一日だった。
「ブレない」信念とネットの熱狂
高市氏は1993年の初当選以来、保守的な信条を貫く「ブレない」政治家として知られる。総裁選への挑戦は3度目。今回は決選投票で小泉進次郎氏を破り、事前の専門家の予想を覆す形で勝利した。 その背景には、自身のXアカウントやYouTubeチャンネルを駆使した発信と、ネットを中心とした熱狂的な支持層の存在があったことは間違いない。
SNSが映す期待とメディアへの不信
首相就任に対し、ネット上では「日本再起への期待」といった歓迎の声が相次いだ。タレントのフィフィはXで、一部メディアの「高市下ろし」ともとれる風潮に「世間の多くが、高市総理の誕生を求めています」と苦言を呈し、大きな反響を呼んだ。
一方で、総裁就任後の取材現場で、一部報道陣から「支持率下げてやる」との音声がネット中継で拾われる騒動も発生。この一件はSNSで瞬く間に拡散され、既存メディアに対する根強い不信感を浮き彫りにした。
維新との連立、その行方
新政権の安定を左右するのは、日本維新の会との「自維連立」だ。維新は当面、閣僚を派遣しない「閣外協力」の形をとる。 両党は憲法改正や安全保障政策で方向性を共有するが、維新が改革の柱としてきた「企業・団体献金の扱い」など、政策の隔たりも残る。公明党との連立解消の引き金ともなった「政治とカネ」の問題にどう向き合うか、新政権は難しいかじ取りを迫られる。「強い経済」の実現を掲げる高市総理。ネットの期待を追い風に、維新と共に「日本再起」の難題に挑む船出となる。
[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]
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