べたつきは?クレンジング力は?無印良品「ホホバオイル」のリアルな使用感と注意点
【本音レビュー】脂性肌が実際に1年以上使ってみた感想
ここからは、20代前半・脂性肌の私が実際に1年以上使ってみて感じたことを、忖度なしでレビューしていきます。
購入のきっかけ:肌に優しいオーガニックなクレンジングを求めて
私がこのオイルを手に取ったのは、2024年の夏。
オーガニックコスメに興味を持ち始め、「オーガニックでより肌に刺激の少ないクレンジング」を探していたのがきっかけです。口コミ評価も非常に高く、「これなら間違いないだろう」と、まずは持ち運びやすい50mlサイズからスタートしました。

第一印象:こっくり重めのテクスチャーとの出会い

少量ずつ出しやすい構造になっていて、出しすぎ防止にも◎
パッケージは無印良品らしい、どこに置いても馴染むシンプルさ。これは期待通りでした。しかし、実際に手に取ってみて少し驚いたのがそのテクスチャーです。
「さらっとした使用感」という前評判とは裏腹に、私には「こっくりしていて、少し重め」に感じられました。例えるなら、サラサラの化粧水と、とろみのある美容液の中間…いや、もっとオイル寄り。

さらっとしているというよりは、しっかりめのオイル感です。
クレンジング力は?正直、洗い流しに時間が…
メインの目的だったクレンジングとして使ってみた感想です。
オイルをメイクに馴染ませると、汚れが浮き上がってくるのは確か。しかし、普通のクレンジングオイルのように乳化(水と混ざって白くなること)するわけではないので、洗い流しに少し時間がかかりました。
特に、皮脂の多いTゾーンは、念入りにすすがないとオイルの膜が残っているような感覚がありました。
「脂の汚れは脂で落とす」という考え方で、ホホバオイルをクレンジングとして使う方法は広く知られています。 ただ、脂性肌の私にとっては、その後のさっぱり感が得にくく、毎日のクレンジングとして使うのは少しハードルが高いと感じました。
保湿力と「べたつき問題」のリアル
クレンジング以外の用途、例えばお風呂上がりの保湿や、毛穴が気になるときのスペシャルケアとして使ってみると、その保湿力の高さは実感できました。肌がしっとり、もっちりします。
ただし、ここでも「量」が問題に。
少しでも多くつけすぎると、途端に顔全体がべたついてしまいます。特に脂性肌の私の場合、そのべたつきがテカリに見えてしまい、快適とは言えませんでした。
試行錯誤の末、保湿で使うなら「米粒1〜2滴を手のひらでよく伸ばし、顔を包み込むようにハンドプレスする」という方法がベストだと気づきました。
メリット・デメリットを正直にまとめてみた
1年間の使用経験をもとに、私が感じたメリットとデメリットを整理します。
良かった点:万能性と携帯性はピカイチ!
- 全身に使える万能性:顔だけでなく、乾燥が気になる肘やかかと、髪の毛先の保湿、ネイルケアまで、文字通り「これ一本」で済むのは本当に便利です。クレンジング、蒸しタオルを使って毛穴の洗浄など色々な用途で使えるとこ路が気に入っています。
- 持ち運びに便利なサイズ感:50mlのボトルはポーチにすっぽり収まるので、旅行やジムに持って行くのに最適でした。
- 成分のシンプルさ:余計なものが入っていない安心感は、肌が敏感になっている時でも心強い味方です。
気になった点:脂性肌には「量」の加減が難しい
- 重めのテクスチャーとべたつき:乾燥肌の方には心地よいかもしれませんが、脂性肌には重く感じられ、べたつきやすいです。
- 量の調節がシビア:快適に使える量が非常に少なく、少しでも間違うとテカテカになってしまうのが難点でした。
- クレンジング後のぬるつき:洗い流しに時間がかかり、さっぱり感を求める人には向かないかもしれません。
世間の評判は?SNSや口コミサイトでのリアルな声
私の感想はあくまで一個人のもの。では、世間ではどのように評価されているのでしょうか?
X(旧Twitter)や大手口コミサイト@cosmeを見ると、やはり絶賛の声が多数派です。
「お風呂上がりに濡れた肌に塗ると、少量でしっかり潤う!」「頭皮マッサージに使ったら髪がサラサラになった」「毛穴の黒ずみが気にならなくなった」
など、保湿力や毛穴ケアへの効果を評価する声が多く見られます。
一方で、少数ながら私と似たような意見も。「可もなく不可もなく、リピートはないかも」「思ったよりべたつく」といった声もあり、肌質によって評価が分かれることがわかります。
特に脂性肌の間では、「皮脂のバランスを整えてくれる」という意見と、「かえってテカリがひどくなった」という意見の両方があり、まさに賛否両論といったところです。
上手に付き合うためのアドバイス
1年以上使ってみて、無印良品のホホバオイルは、確かにポテンシャルの高い「万能オイル」だと感じます。しかし、その恩恵を最大限に受けるには、少し工夫が必要そうです。
もしあなたがこれからこのオイルを試すなら、以下の使い方から始めてみることをお勧めします。
- 毎日のクレンジングではなく「週1〜2回の毛穴スペシャルケア」として。蒸しタオルで毛穴を開いた後に、オイルで優しくマッサージする方法です。
- 保湿に使うなら「スキンケアの最後のフタ」として。化粧水や乳液で肌を整えた後、本当にごく少量(1滴で十分!)を手のひらで温めてから、乾燥が気になる部分にだけ優しく押さえるように使います。
- 顔ではなく「ボディやヘアケア」から試してみる。顔での使用感に不安があるなら、まずは体や髪でその保湿力を実感してみるのが良いでしょう。
低刺激の保湿アイテムを探している人、全身に使えるオイルが欲しい人には間違いなくおすすめできる一本です。
ただ、「万能」という言葉を鵜呑みにせず、ぜひご自身の肌と相談しながら、あなたにとっての「ちょうどいい使い方」を見つけてみてくださいね。
[文/構成 by MEDIA DOGS編集部]
※本記事の内容は個人の感想であり、効果を保証するものではありません。
※本記事の情報は記事公開当時のものです。ご覧いただくタイミングによっては内容が変更されている場合がありますので、最新情報をご確認ください。
コメントはこちら