2025年9月、タレントの所ジョージ氏(70)の活動拠点「世田谷ベース」に、一台のカスタムバイクが静かに届けられた。その様子をカスタムビルダー「46works」がInstagramで公開すると、瞬く間に大きな話題に。
納車された自身の新たな”相棒”を前に、所氏は「いいね~なんだよ~、楽しくなってくるな~」と満面の笑みを浮かべる。その表情は、まさに純粋な喜びに満ちた少年のようであった。
60万円の「不人気車」が唯一無二の宝物へ
この物語の始まりは、数ヶ月前に遡る。所氏は自身のYouTubeチャンネル「SETAGAYA BASE ユーチャンネル」で、ホンダの名車『CB1300 SUPER FOUR』をオークションにて60万円という破格の値段で手に入れたことを報告していた。
2011年当時の新車価格が約200万円だったことを考えると、驚きの価格である。「人気ないから安いんだよ」「デカいんだよ、馬鹿みたいに」所氏はメディアの取材に対し、あえてこのモデルを選んだ理由を自身の言葉でそう分析してみせた。
しかし、その選択には彼らしい深い理由があった。きっかけは、街で見かけた白バイの姿。「悪者を追っかける時にさ、見つけたって言うと速いじゃん。あれかっこいいなと思って」と、その機能美に惹かれたことを明かしている。
「私は、イレギュラーが好きだから」と語る彼にとって、多くの人が選ばない道にこそ、新しい楽しみが眠っているのだ。
次のページへ:「世田谷ベース」流カスタムの神髄
コメントはこちら