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佐藤健主演『グラスハート』—TENBLANKは1年以上の猛練習から生まれた“リアルバンド”だった

Netflixシリーズ「グラスハート」キーアート(C)Natasha All Rights Reserved.

2025年7月31日に配信が開始されるやいなや、日本のNetflixランキングで連日上位を走り、世界的なヒットの兆しを見せているシリーズ『グラスハート』。この物語の心臓部とも言えるのが、劇中に登場する4人組ロックバンド「TENBLANK(テンブランク)」だ。しかし、彼らを単なる「劇中バンド」と呼ぶことは、もはや適切ではない。主演の佐藤健が共同エグゼクティブプロデューサーとして企画そのものを牽引し、キャスト全員が1年以上にわたる楽器の猛練習を経て撮影に臨んだという事実は、このプロジェクトが単なる演技の枠を超えた挑戦であることを物語っている。

『anan』2454号スペシャルエディションの表紙を飾る(下から)佐藤健、志尊淳、町田啓太。劇中バンド「TENBLANK」として、そのリアルな存在感を示した。

画像引用元:ORICON NEWS (C)マガジンハウス

個性と才能が交差するメンバーたち

TENBLANKは、それぞれ異なる背景を持つ4人の若者によって構成される。彼らの化学反応こそが、物語と音楽の核だ。

  • 藤谷直季(Vo./Gt. / 演:佐藤健):「天才の音は凡人を不幸にする」とまで言われる孤高の天才ミュージシャン。バンドの楽曲制作を担う絶対的な中心人物である。
  • 西条朱音(Dr. / 演:宮﨑優):理不尽な理由でバンドをクビになった大学生。藤谷にその才能を見出され、TENBLANKのドラマーとして新たな道を歩み始める。
  • 高岡尚(Gt. / 演:町田啓太):藤谷と固い絆で結ばれた、努力家のカリスマギタリスト。バンドの精神的支柱でもある。
  • 坂本一至(Pf. / 演:志尊淳):音楽への異常な知識と愛情を持つ、孤独なピアニスト。彼の加入がバンドの音楽性をさらに豊かにする。

この4人を演じるにあたり、キャスト陣は楽器経験がほぼゼロの状態からスタートしたという。1年以上に及ぶ練習の末に彼らが手にしたのは、役を超えた本物のバンドとしてのグルーヴ感だった。

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